18日の米国市場ダイジェスト:ダウは78ドル高、主要企業決算を好感で最高値更新

2013年7月19日 07:30


*07:30JST 18日の米国市場ダイジェスト:ダウは78ドル高、主要企業決算を好感で最高値更新

■NY株式:ダウは78ドル高、主要企業決算などを好感で最高値更新

NYダウ       ナスダック
終値 :15548.54  終値 :3611.28
前日比:+78.02   前日比:+1.28
始値 :15465.91  始値 :3610.03
高値 :15589.40  高値 :3624.54
安値 :15465.91  安値 :3607.09

18日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は78.02ドル高の15548.54、ナスダックは1.28ポイント高の3611.28で取引を終了した。週間新規失業保険申請数が予想より少なかったことや、主要企業が相次ぎ好決算を発表したことで終日堅調推移となった。また、17日から二日間に渡って行われているバーナンキFRB議長の議会証言の内容も概ね好感され、ダウ平均やS&P500指数は最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方、半導体・半導体製造装置が下落した。

医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)が予想を上回る決算を発表して上昇。投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)は好決算と同時に、金融危機以来となる自社株買いを発表して堅調推移となった。一方で、オークションのイーベイ(EBAY)は決算で慎重な見通しを示したことで下落。半導体のインテル(INTC)も決算で売上高が予想を下回り、通年の業績見通しを引き下げたことで軟調推移となった。

マーケット終了後にソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)と検索大手のグーグル(GOOG)が発表した決算は、両社とも売上高及び一株利益とも予想を下回り時間外取引で下落して推移している。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:ドル・円は100円45銭、米国債券利回りの上昇でドル買い優勢

ドル・円は100円14銭から100円66銭へ上昇し、100円45銭で引けた。良好な米雇用や製造業指標を受けた米国債券利回りの上昇に伴うドル買いや日経平均先物の上昇に連れた円売りが加速した。

ユーロ・ドルは、1.3066ドルまで下落後、1.3121ドルへ反発し1.3100ドルで引けた。良好な米国経済指標を好感したドル買いが優勢となった。ユーロ・円は、131円10銭から131円88銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.5182ドルから1.5228ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9436フランから0.9478フランへ上昇した。

■NY原油:続伸で108.04ドル、直近高値を更新

NY原油は続伸(NYMEX原油8月限終値:108.04 ↑1.56)。6月19日につけた99.01ドルを突破した7月2日以降、買いの動きが加速していたウエスト・テキサス・インターミディエイトは、11日に107.45ドルまで上昇。短期間で急伸していた中で、大きな調整売りの動きを見せずに18日には午後に108.43ドルまで直近高値を更新。ブレントとのスプレッドを1ドル以下にまで縮小させている。

マクロ経済では、モルガン・スタンレーとソシエテ・ジェネラルが第2四半期GDP予想(それぞれ0.3%と0.4%)を引き下げている。第2四半期の成長予想引き下げは続いており、週初にはゴールドマン・サックスとバークレイズが0.6%から0.5%に、先週末には、JPモルガンも1%にまで引き下げていた。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC)  14.76ドル +0.45ドル(+3.14%)
モルガン・スタンレー(MS) 27.70ドル +1.16ドル(+4.37%)
ゴールドマン・サックス(GS)164.06ドル +2.56ドル(+1.59%)
インテル(INTC)    23.24ドル -0.91ドル(-3.75%)
アップル(AAPL)      431.76ドル +1.45ドル(+0.34%)
グーグル(GOOG)      910.68ドル -7.87ドル(-0.86%)
フェイスブック(FB) 26.18ドル -0.47ドル(-1.76%)
キャタピラー(CAT)     85.72ドル -0.35ドル(-0.41%)
アルコア(AA)        8.21ドル +0.02ドル(+0.24%)
ウォルマート(WMT)     77.34ドル +0.14ドル(+0.18%)《KO》

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