【株式評論家の視点】ジャックスは今期増額が有力、同業他社に先駆けた出直りへ
2013年3月15日 10:06
<銘柄の見所>
ジャックス<8584>(東1)の戻りが鮮明になりつつある。消費者金融株全般が調整入りとなり、同社も同一歩調を取っていたが、ここへきて今2013年3月期の増額が有力となり、同業他社に比べ一足早い出直り相場に転じるとの見方が強まってきている。
これまでのところ今3月期については営業利益86億円と前期比21%減益が想定されていた。そのため、同業他社に比べ上げ幅が抑えられる状況にあった。しかし、債権良質化の進展で貸倒関連費用が想定以上に減少し、カードの発行費用を中心とした費用の増加が小幅にとどまるため、アナリストからは今期の営業利益は105億円の確保が可能との見方が出てきた。そうした状況を踏まえ、来期以降も増益定着の方向が打ち出されている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ系の信販会社という点が同社にとっての強みである。クレジット事業では住宅関連分野・輸入車マーケットを更に拡大、カード事業では提携カードモデルを主軸とした顧客基盤の確立を図る。そしてベトナムに続き、アジアにおける第二の進出先として、インドネシアでの二輪車販売金融事業を展開するなど、長期的な成長路線への布石も打たれている。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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