ウールをもっと身近なものに、"THE CAMPAIGN FOR WOOL"

2011年10月9日 20:00



  「暑いときには涼しく、寒いときには温かく人の体を包んでくれる」とイギリスのファッションデザイナー ヴィヴィアン・ウェストウッドが語るように、とても機能性の高い天然素材、ウール。その優れた機能性や風合いにより、今季のトレンドの中でも注目を集めている素材だ。

  そんなウールの良さをもっと多くの人に知ってもらうため、英国チャールズ皇太子があるキャンペーンを提唱した。その名も"THE CAMPAIGN FOR WOOL"。

  このキャンペーンのイベントの1つであるウールウィークが2010年にロンドンで開催された。イベントでは、多くのテイラーが店を構えることで有名なロンドンのストリート、サヴィル・ロウで羊を放牧し、120社の有名ブランドや小売店ウールのもつ魅力が参加して、アピールした。会場には6000人の消費者が訪れ、多いに盛り上がった。

  その成功を受け、今年から英国外にもこのキャンペーンが広がり、その第1回開催地として日本が選ばれた。2011年10月3日、英国大使館で開催されたキックオフ・イベントには、多くの業界関係者や報道陣が集まり、日本でもこのキャンペーンに対する注目度が高まっている。

  「THE CAMPAIGN FOR WOOL」エグゼクティブディレクター ピーター・アクロイド氏

  オープニングスピーチでは、このキャンペーンのエグゼクティブディレクターであるピーター・アクロイド氏(左写真)が「去年の2月にチャールズ皇太子自身の意向で立ち上がったこの"THE CAMPAIGN FOR WOOL"。今年はダックス(DAKS)バーバリー(BURBERRY)ヴィヴィアン ウェストウッド(Vivienne Wesdwood)といった有名ブランドの協力を受け、更にウール業界の発展に繋がることを願っています。そしてこのキャンペーンを各国に先駆け、日本で開催出来ることに心から感謝しています。」と語った。

  会場には、ダックス、ハケット・ロンドン(HACKETT LONDON)ポール スミス(Paul Smith)、ヴィヴィアン ウェストウッドが手掛けたウール素材の洋服、日本の絨毯メーカー堀田が手掛けた絨毯が会場の中央に展示され、来場者は実際にウールに触れ、良さを実感した。



ウールをもっと身近なものに、"THE CAMPAIGN FOR WOOL"「人と羊のファッションショー」1 ウールをもっと身近なものに、"THE CAMPAIGN FOR WOOL"「人と羊のファッションショー」2

  またイベント当日はさわやかな秋晴れのもと、屋外で世界初の試みとなる「人と羊のファッションショー」が行われた。トップバッターを飾ったのは英国ブランドのダックス。ダックス独自のダックスチェックのコートやカシミヤウールを使ったジャケットが一際目を惹いた。続いてハケット、ヴィヴィアンウェストウッドが登場し、どちらもカジュアルながら英国風の品あるデザインに仕上がっていた。またウール・オン・ウールのアレンジをするなど、主役となるウールを全面にだしたファッションショーとなっていた。

 

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