ビューティ花壇は高齢化社会到来で市場規模は30年間拡大へ
2010年11月9日 15:55
■テーマ買いの流れに乗る妙味株
ビューティ花壇 <3041> はもみ合い放れを志向する足取りに転換しそうだ。同社は生花祭壇事業と生花卸売事業の2本柱で事業展開している。冠婚葬祭向けの生花を中心に全国の葬祭関連業者、ブライダル業者、生花店などに販売している。生花祭壇やブライダル装花を制作する生花業者としては業界唯一の上場企業。
高齢化社会の到来により年間の死亡者数が増加する傾向にあり、同社にとっては追い風となっている。このため前6月期は営業利益が2億300万円(前々期6100万円)と大幅増益を達成し、今期も営業利益は2億4000万円へ続伸の見通しにある。
人口構成から見ると葬祭関連市場は社会の高齢化の進展で今後30年間は拡大が見込まれる有望な市場だ。そのために最近は新規参入企業が増えているが、同社はこれまでの実績からどんな葬儀にも対応できる技術力と商品化で差別化を図っていく方針だ。
生花祭壇をはじめとする生花ディスプレイの需要は国内のみならず海外にも存在すると推定され、特に10億人の人口と急速な経済発展を遂げている中国で生花祭壇の市場を積極的に開拓していく方針だ。前期に続き今期も史上最高利益が見込まれ、今後の成長性を加味すれば割安買いの波が押し寄せてくる方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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