東邦テナックス・炭素繊維 燃料電池用部材を開発

2010年9月14日 14:30

 東邦テナックスはこのほど燃料電池の電極部材として使われる炭素繊維織物製ガス拡散層(GDL)基材を開発した。9月下旬から販売を開始し、15年度で10億円の売り上げを計画する。

 燃料電池の電極にはGDL基材として炭素繊維によるシート状基材が使われているものの、主流のペーパータイプの場合、柔軟性に乏しく高速でのロール・トゥ・ロール加工に適さない、高出力での発電時に一層の排水性が必要--などの課題が指摘されていたという。

 東邦テナックスは樹脂などを使わない織物によるGDL基材を開発。従来のペーパータイプに比べ柔軟性、高い強度をもたせたほか、高速でのロール・トゥ・ロール加工が可能なため、ユーザー側のコスト低減にも貢献できるとしている。

 また、排水性を向上させたほか、織物表面を均一にすることで接触抵抗の低いGDL基材として商品化したため、発電性能の向上も期待できるという。

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