【株式市場】日経平均は29円高、後場一段と値を消すが好業績株や積極還元株への買いは活発

2024年5月15日 16:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8385円73銭(29円67銭高)、TOPIXは2730.88ポイント(0.07ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は21億4682万株

 5月15日(水)後場の東京株式市場は、引き続き好決算などを好感する相場が続き、前引け後に3月決算と自社株買いを発表した戸田建設<1860>(東証プライム)は一段高で始まり、資本コストを意識した経営方針も発表した富士紡HD<3104>(東証プライム)も一段と上げ、13時に3月決算を発表した三井化学<4183>(東証プライム)、14時半に発表した第一生命HD<8750>(東証プライム)も一段と上げた。13日に発表済みのブリヂストン<5108>(東証プライム)も一段と強含んだ。ただ、落胆感や出尽し感から値を消す銘柄もあり、日経平均は244円高で始まったあと次第に値を消し、14時40分頃に一時小安くなり、TPIXは軟調。日経平均の大引けは小幅高にとどまった。

 後場は、13時に3月決算を発表した和弘食品<2813>(東証スタンダード)が急伸してストップ高となり、日本精密<7771>(東証スタンダード)は前後場ともストップ高で売買されながら急伸相場を保ち14日発表の業績予想の増額修正など好感。コパ・コーポレーション<7689>(東証グロース)は業績回復早いとかで朝方に急動意で始まったまま一進一退を続けたものの大引けにかけて一段と上げストップ高。Birdman<7063>(東証グロース)は第3四半期決算など材料視され後場一段と上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は21億4682万株(前引けは11億4417万株)、売買代金は5兆141億円(同2兆6880億円)。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は482(前引けは545)銘柄、値下がり銘柄数は1140(同1058)銘柄。

 東証33業種別指数は10業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、ゴム製品、電気機器、輸送用機器、銀行、食料品、機械、鉱業、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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