大阪・梅田地下街に西日本最大級のコワーキングスペース開業へ

2019年10月11日 19:04

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地上階の空間設計。(画像:大阪地下街発表資料より)

地上階の空間設計。(画像:大阪地下街発表資料より)[写真拡大]

  • 地下階の空間設計。(画像:大阪地下街発表資料より)

 大阪地下街は10日、新規事業として駅チカ・コワーキングスペースを展開すると発表した。地下鉄東梅田駅徒歩1分、ホワイティうめだ直結の立地に、西日本最大級となる約970平方メートルのコワーキングスペース「ONthe UMEDA(オンザ ウメダ)」を、2019年12月9日に開業する。

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 立地は各線の梅田駅から2~5分、JR東西線北新地駅から4分、JR大阪駅から6分になるメッセージ梅田ビルの、地上階と地下階の2フロア。合計が約970平方メートルで、席数は257席の予定となっている。

 料金体系は、コワーキングスペースとしては珍しい、従量制プランによる10分単位での課金となっている。会議室のレンタルもあり、こちらは15分単位の課金。短時間の休憩・打ち合わせなどのニーズに備え、会員価格の場合は10分100円となっている(月額会費は3,000円、いずれも消費税込)。

 そのほかにも、長時間利用者やドロップインの一時利用などに合わせたプランも用意する。

 地上階は、明るく居心地のいい上質なカフェのような空間をコンセプトに設計されている。テーブル、会議室、TELBOX、それにギャラリーなどを備え、地上階全体を利用した大規模な交流会などでの使用も可能。

 地下階はオーセンティックで落ち着いた空港ラウンジのような空間を目指した。大テーブル、ブース席、個室、仮眠室など、1人で集中して過ごすことが出来る設備を揃えている。また、荷物預かりサービスも実施する。

 公募で選ばれたブランド名称の「Onthe」は、禅の用語である「帰家穏坐(きかおんざ)」に由来する。自分の本来あるべき姿を見つけるための場所、という意味である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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