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アシックス、カスタム生産視野にいれたシューズのロボット生産システムを開発
アシックスが開発したシューズ生産ロボット(アシックス発表資料より)[写真拡大]
アシックスは、将来のAIやIoTを活用したマスカスタマイゼーションの実現を視野に入れた、産業用ロボットによるシューズの自動生産システムを開発した。今回開発したシステムでは、シューズのアッパー(甲被)と靴底の貼り合わせ工程を自動化して接着面のプラズマ加工、搬送、接着剤の塗布をロボットで行う。この自動化で、シューズの生産効率は、従来比2倍以上に向上するという。
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本システムは、安川電機社製の産業用ロボットをベースとして、アシックススポーツ工学研究所で研究開発された。今後は、山陰アシックス工業に順次導入し、ライフスタイルシューズやウオーキングシューズの生産に活用される。
産業用ロボットを用いた生産システムは、省力化に寄与するだけでなく、近年の顧客ニーズの多様化に合わせた多品種少量生産への対応が可能となる。そのため、同社では、今後さらにロボットと人の融合による高付加価値な生産システムの研究開発に力を入れる。今回のシステム開発は、その一環で、山陰アシックス工業を中心として、多品種少量生産工程のさらなる自動化の研究を進めるという。合わせて、一部の海外工場で行っている、少品種大量生産に向けた自動生産システムの開発も推進する。
また、アシックスでは、顧客のニーズに沿った商品の提供のため、生産プロセスの段階的なロボット化推進と合わせて、人にしかできない価値の追求や、輸送にかかる時間の短縮、輸送時のCO2排出抑制にも挑戦して行くという。
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