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米国株見通し:貿易戦争警戒などでポジション圧縮の流れ継続か
*20:51JST 米国株見通し:貿易戦争警戒などでポジション圧縮の流れ継続か
S&P500先物 2637.50(-5.75) (20:35現在)
ナスダック100先物 6651.50(-40.50) (20:35現在)
20:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は軟調に推移している。また、NYダウは80ドル安程度で推移。欧州市場は全般軟調に推移している。原油相場は小幅に下落して推移。この流れを受けて、23日の米株式市場は売り先行でのスタートになりそうだ。
22日の米株式市場は大幅下落。トランプ政権による中国への関税策発表を控え売りが先行。長期金利の下落で金融セクターに売りが広がったことから、NYダウは700ドルを超える下落となった。前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されやすいところではあるが、引き続き米中貿易戦争への警戒やトランプ政権に対する運営リスク等からポジション圧縮の流れが続きそうである。
トランプ米大統領は22日、マクマスター大統領補佐官の後任として元国連大使のジョン・ボルトン氏を起用すると発表。また、トランプ氏は少なくとも500億ドル相当の中国製品への関税賦課を指示した。一方で中国は米国からの鉄鋼や豚肉などの輸入品30億ドル(約3100億円)相当に相互関税を課す計画を発表している。貿易戦争が開戦となるなか、リスク回避の流れに向かわせやすい。
また、マイクロン・テクノロジーの3-5月の売上高見通しが予想を下回っており、時間外で下落幅を広げている。株価は年初から40%余り上昇していたこともあり、利益確定の流れが続く可能性がある。足元でハイテク株への利益確定の流れが強まっているだけに、波及の流れが警戒される。《KK》
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