国際帝石、アミューズ、第一三共など/本日の注目個別銘柄

2018年3月22日 15:37

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記事提供元:フィスコ


<9479> インプレスH 252 +20大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表、通期最終利益は2億円から3.5億円に上方修正、第4四半期に懸念された年賀状ムックなど大型季節商品の返品が想定内に収まる見込みであること、書籍販売及びメディア事業の広告収入が堅調推移が業績上振れの背景に。また、年間配当金は、従来0.50-1.50円のレンジとしていたが、2.50円配当としている。株価の値頃感などから短期資金の関心集まる展開へ。

<1605> 国際帝石 1330.5 +62.0大幅反発。原油市況の上昇を受けて原油高メリット銘柄として関心が向かっている。前日のNY原油先物は大幅続伸で前日比1.6ドルの上昇に。米EIAが発表した週間在庫統計で、原油在庫は325万バレル程度の増加が予想されていたなか、予想外に262.2万バレルの減少となった。製油所の稼働率も90%台にまで上昇と過度な供給力の上昇懸念も後退、先行きの市況上昇期待など高まる状況となっている。

<5631> 日製鋼所 3450 -25大幅続落。一昨日に業績修正を発表、売上高や営業利益は据え置いているが、最終利益は従来予想の135億円から100億円に下方修正、風力発電機事業の再構築のため57億円の引当を計上したこと、素形材・エネルギー事業の環境が回復せず14億円の減損損失発生を見込むことなどが下方修正の背景。CLSA証券では株価への強気姿勢は維持としているが、投資判断は「バイ」から「アンダーパフォーム」に格下げのもよう。

<5021> コスモエネHD 3680 +130大幅反発。NY原油市況の上昇を背景に、本日は石油株の強い動きが目立っている。同社は一昨日、2018-22年度の5ヵ年計画を公表している。石油精製における分解能力向上や風力発電に対する積極投資を背景に、投資規模は想定よりも大きくなっている。また、中計最終年度のネットDER目標を1.0-1.5倍としており、2倍以下を実現した後は株主還元とバランスシートのデレバレッジを両立する方向性を示している。

<3392> デリカフHD 1445 +49大幅反発。JA全農と青果物流通を中心とした国内農産物の集荷・加工・販売事業や物流機能、商品開発などに関して業務提携を締結すると発表している。「国内産地の開拓と育成および生産者・生産者団体への支援」、「国内産地における GAPの普及活動および導入支援」など6項目で連携のもよう。販路の拡大による業容の拡大期待が先行する展開になっている。

<2809> キユーピー 2883 -92大幅続落。大和証券では、第1四半期業績は野菜市況の高騰が重荷になると想定しているもよう。第1四半期営業利益は前年同期比8%増の60億円を予想、足元の円高シフトなどから植物油価格の先高観は解消してきており、原材料が下落する局面では、値上げの確度は低下と判断しているようだ

<4301> アミューズ 3075 -480大幅続落で下落率トップ。一昨日に収益予想の下方修正を発表している。通期営業利益は従来予想の44億円から28.8億円にまで下方修正。営業収入は増加しているものの、一部イベントにおける動員数未達、制作費の増加、利益率の高い発売タイトルやグッズのリリース延期などが収益を押し下げた。1-3月期の収益水準は想定以上に縮小する状況となっている。

<4568> 第一三共 3733 -97大幅続落。みずほ証券が投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に格下げしていることが売り材料視されている。抗体薬物複合体技術を使った抗がん剤の開発品群は有望だが、PER水準は業界平均を大幅に上回り割高感があるとの評価。良好な結果が得られているDS-8201に関しても、当初の適応症は限られると予想している。なお、目標株価は2640円から3200円に引き上げ。

<8841> テーオーシー 890 +57大幅反発。3月30日付で自己株式3300万株を消却すると発表している。消却前の発行済み株式総数の24.11%に当たる大規模な消却となる。直接的な需給期待や一株当たりの価値向上などにはつながらないものの、将来的な希薄化の可能性が低下することなどを評価する動きが優勢となっているようだ。

<7238> 曙ブレーキ 271 -12大幅反落。未定としていた今期配当金は無配にすると一昨日発表している。経営環境の激変に先んじるための研究開発投資、今後の収益構造改革への取り組み、配当のベースとなる単体の財務状況などを検討した結果としている。第3四半期まで収益は急回復しており、3期ぶりの復配の可能性は高いとも見られていただけに、失望感が先行する状況になっている。《DM》

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