東京海洋大学理事と物流IT支援企業代表の対談を3月30日に専用サイトで公開。物流の領域でのデジタル化について産学それぞれの立場から意見交換

プレスリリース発表元企業:株式会社オンザリンクス

配信日時: 2020-04-03 12:00:00

東京海洋大学理事と物流IT支援企業代表の対談を3月30日に専用サイトで公開。物流の領域でのデジタル化について産学それぞれの立場から意見交換


国内物流研究の第一人者・東京海洋大学の黒川久幸理事と、物流IT支援企業オンザリンクスの創業者社長・東聖也によるトップ対談です。マスタ化、在庫の一元管理、データ活用の3点をテーマに意見を交換しました。

中堅企業の物流デジタル化を支援している株式会社オンザリンクス(本社:広島県広島市、代表取締役:東 聖也)は3月30日(月)、オンザリンクス創業者で代表取締役社長の東聖也と、東京海洋大学の黒川久幸理事との対談を専用サイトにて公開しました。テーマは、「物流から見るデジタル化の価値とグローバル競争で見た物流デジタル化の重要性」です。物流という領域に絞り、デジタル化について産学それぞれの立場から語っています。

▼ トップ対談(東聖也×黒川久幸)|インターストック公式サイト:https://www.inter-stock.net/talk/ 


■2023年には28万人のドライバー不足も。危機意識を持つことの重要性

物流情報のデジタル化が重要性を増していくなか、世界で戦える物流をいかに構築し、どのように競争優位を築くのかがこれからの企業経営には求められます。そのような観点から、国内の物流研究の第一人者である東京海洋大学の黒川久幸理事と、国内企業の物流デジタル化を支援するオンザリンクス代表取締役社長の東聖也がそれぞれの考えや思いを語りました。

対談では3つの重要な点を指摘しています。
1. 物流デジタル化を進める上でのマスタ化の重要性
2. 物流デジタル化で重要なのは在庫の一元管理
3. 今後の物流の課題はデータの活用方法

1.の「マスタ化」とは未整理のデータの整合性や重複している項目を整理し、まとまった単位でファイル化することです。現在、多くの企業が共配を進めていますが、重量やサイズ情報がないまま進めているため、効率が悪い状態にあることを東が現場ならではの視点から指摘。黒川理事は必要な情報を集め、データを活用できる人材の育成の重要性を指摘しています。

2.の在庫の一元管理は、これまで店舗在庫とネット在庫を別々に管理することが多かった状況について黒川理事が疑問を呈します。一元的に管理することで、どこで在庫を持つかなどを工夫し、経営の効率化を進める考えです。

3.は今後の物流の課題について論じています。黒川理事が、データを集めても、その後の活用方法が適切でなければ意味がない点を指摘。分析結果で現状を把握し、そこから仮説を立てて検証、仮説に基づいて改善を進める方法を示しました。

このように両者は物流という領域に絞って、デジタル化の価値について検討しています。物流クライシスが叫ばれ、ロジスティクス4.0が期待される物流業界において安定的な物流を維持するための有益な情報となるでしょう。

物流業界では、2023年には約28万人のドライバーが不足すると言われています。その場合、安定的に商品を運ぶことが困難になるのは確実です。荷主企業、物流企業、消費者が一体となって、解決策を模索する必要があります。企業の経営者層に向け、その必要性を伝えたいという思い、クライシスを回避したいという思いからこのたび対談を公開しました。


■黒川 久幸(くろかわ・ひさゆき)/国立大学法人東京海洋大学理事 プロフィール

国立大学法人東京海洋大学 理事(産学連携・情報化担当)、副学長、産学・地域連携推進機構長、総合情報基盤センター長

1978年、東京商船大学(現東京海洋大学)が日本で初めて物流を専門に学ぶ学科を設立し、編入学したことで物流に関わるきっかけとなる。現在は労働力不足の問題などで国が行うさまざまな取り組みを支援し、厚生労働省が行うセミナー支援を8つの県で担当。荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドラインの説明も行っている。墨田区や東京東信用金庫と連携し、地産地消プロジェクトを支援中である。


■東 聖也(ひがし・まさや)/株式会社オンザリンクス創業者・代表取締役 プロフィール

24歳の時、株式会社オンザリンクスの前身エスエヌキューを創業。その後、社名を株式会社オンザリンクスに変更し、ロジスティクス領域のIT活用の支援を始める。自社で開発した倉庫管理システム(WMS)「INTER-STOCK(インターストック)」は2020年3月時点で全国800社以上で導入され、稼働率は99.8パーセント。ゼネラルリサーチによる倉庫管理システム部門のアンケート調査で「サポート充実度」「顧客満足度」「物流関係者が選ぶシステム」の3冠を獲得している(2020年)。

現在は出荷手配を自動化するオーダーマネジメントシステム「輸快通快(ゆかいつうかい)」の開発を手がけ、企業の輸配送の効率化に貢献する技術を提供している。また、物流のデジタル化によって生まれる新たな価値について研究中。日本の経済成長と国民生活を持続的に支える「強い物流」の実現に向けた情報を発信しており、情報マガジン「経営者のためのロジスティクスITマガジン」の購読者は1万人を突破している。


【株式会社オンザリンクスについて】
本社:〒731-0154 広島県広島市安佐南区上安2-30-25 第6野地ビル2F
代表者:代表取締役 東 聖也
設立:1999年11月
電話番号:082-878-7880(代表)
URL:https://www.onzalinx.co.jp/ 
事業内容:ロジスティクス領域のIT活用支援ほか


【一般の方向けのお問い合わせ先】
企業名:株式会社オンザリンクス
担当者名:小西(こにし)
TEL:082-878-7880
Email:info@onzalinx.co.jp



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