世界遺産エリアの喫煙環境を整備し、火災リスクの少ない白川郷へ 白川村とフィリップ モリス、合掌造り集落の自然環境の保全を目指し、包括協定を締結

プレスリリース発表元企業:フィリップ モリス ジャパン合同会社

配信日時: 2020-03-24 15:00:00



岐阜県白川村、(村長:成原 茂、以下白川村)とフィリップ モリス ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、社長:シェリー・ゴー、以下PMJ)は、包括協定を締結し、2020年4月1日(水)より新しい喫煙環境を整備します。紙巻たばこのない環境づくりを目指し、火を使わない加熱式たばこ専用喫煙所を整備することで、世界遺産白川郷は、火災リスクが軽減された、煙のない環境に生まれ変わります。

-包括協定締結の目的
世界遺産白川郷合掌造り集落の保全と受動喫煙対策を行うことで、より安全でクリーンな環境を白川村およびPMJが協働して促進すること

-協定事項(抜粋)
1. 白川郷合掌造り集落にある荻町多目的集会施設、荻町公園など、中央幹線沿に、加熱式たばこ専用喫煙所を整備すること
2. 集落外縁に所在する白川郷バスターミナルおよびせせらぎ公園駐車場に、紙巻たばこも使用可能な喫煙所を整備すること
3. 白川村とPMJが協働し、多言語のピクトグラムサイン看板の設置、パンフレットの配布などを通じて国内外からの来訪客に喫煙環境の変更を周知すること

<包括協定締結の経緯>
近年、世界遺産で数多く火災が発生し、保全の重要性がますます高まっています。白川郷でも2019年11月に火災が発生したことを受け、村民と観光客が火災予防の共通意識を持って白川郷を守っていく必要性が出てきました。
また、2020年4月1日(水)から全面施行される改正健康増進法に伴い、屋外であっても望まない受動喫煙を生じさせることがないよう周囲の状況に配慮することが求められます。
本協定は、白川郷における火災リスクを軽減し、また望まない受動喫煙を減らすことで、白川郷を世界共通の財産として未来へつなげることを目指しています。

<関係者コメント>
■白川村村長 成原茂
この度、白川村は、村民と観光客の火災予防に対する意識を一層高め、ひいては世界遺産白川郷の保全を目的に、2020年4月1日より、世界遺産白川郷合掌造り集落で火を付けて燃やす紙巻たばこのない環境づくりを目指し、「煙のない世界遺産」に生まれ変わります。PMJのご協力のもと、集落に加熱式たばこ喫煙所を3か所整備し、火災リスクを減らし、白川郷を世界共通の文化財として守ってまいります。より安全でクリーンな世界遺産を目指して取組んでまいりますので皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

■PMJ社長 シェリー・ゴー
この度、世界遺産である白川郷が「煙のない世界遺産」に生まれ変わることを大変うれしく思います。白川郷をはじめ世界遺産はこれまで多くの火災リスクにさらされていました。世界遺産に限らず、特に冬から春にかけては火災が増える季節でもあり、火をつけて使う紙巻たばこの不始末が火災の原因になることも多いとされています。一方で、2019年、総務省消防庁より、安全対策が組み込まれた加熱式たばこは紙巻たばこよりも火災リスクが少ないという報告がなされました。(*1)このことからも紙巻たばこの使用場所を限定し、安全対策が組み込まれた加熱式たばこの喫煙環境を整えることは、火災予防に大きな意味を持つと考えています。私たちはこの煙の出ない製品が「煙のない社会」の実現に寄与するものであると信じており、白川郷をきっかけに同じように紙巻たばこの煙のない世界遺産が増え、貴重な文化財が火災から守られていくことを願っています。

(*1)平成31年3月29日「加熱式たばこ等の安全対策検討会方向書」内 IQOS2.4PLUS、Ploom TECH、gloについて調査

■白川郷荻町集落の自然環境を守る会会長 和田正人
白川郷荻町集落の自然環境を守る会は、荻町集落の美しい自然と合掌集落の環境を保護し、住みやすい郷土を保持することで、次世代に継承し、地域振興の促進に努めることを目的に活動をしております。荻町の美しい自然環境を守る上で火をつけて使う紙巻たばこのない環境づくりを目指すことは大変重要であり、今回このような形で「煙のない世界遺産」になることができ、大変うれしく思います。これからの新しい「煙のない世界遺産」、白川郷をどうぞよろしくお願いいたします。

加熱式たばこ専用喫煙所
4月1日(水)から運用する加熱式たばこ専用喫煙所は、荻町伝統的建造物群保存地区の景観を損なわないよう配慮した構造となっています。また、加熱式たばこ専用喫煙所が掲載されたマップおよびマナーガイドを刷新し、来訪客に対して喫煙環境変更の周知とマナーの向上を図ります。

<荻町多目的集会施設>

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<荻町公園>

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<中央幹線沿>

[画像3: https://prtimes.jp/i/43993/20/resize/d43993-20-460581-2.jpg ]


<加熱式たばこ専用喫煙所マップ>

[画像4: https://prtimes.jp/i/43993/20/resize/d43993-20-898727-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/43993/20/resize/d43993-20-556840-4.jpg ]


世界遺産白川郷合掌造り集落について
岐阜県白川村の荻町地区は、大小114棟の合掌造りが点在し、今なお人々の生活が営まれている集落として知られています。日本の原風景ともいうべき美しい景観をなすこの合掌造り集落は、1976年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、さらに1995年には五箇山(富山県)と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。建物や景観だけではなく、地域に根付く住民同士の相互扶助の営みが高い評価を受けたと言われています。近年では、国内外を問わず多くの観光客が訪れる日本を代表する観光地です。

白川村は持続可能な(SDGs)開発目標達成に向けて取り組んでいます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/43993/20/resize/d43993-20-967958-5.jpg ]


PMJの企業ビジョン「煙のない社会」の実現に向けて
PMJは、フィリップ モリス インターナショナル(以下PMI)の日本における子会社です。日本で販売されるPMI製品のマーケティング・販売促進活動を行っています。PMJは1985年に日本で営業を開始して以来、着実に成長を遂げ、今日、全国に約1,900人の従業員を擁し、日本のたばこ市場で約34.0%のシェアを有する、加熱式たばこ市場を牽引する日本第2位のたばこ会社です(2018年末現在)。企業ビジョンである「煙のない社会」の実現に向けて、PMJ は紙巻たばこよりも「リスク低減の可能性のある製品」を主力に事業活動を加速しています。
PMIは、「煙のない社会」の実現を目指し、今後もたばこ製品を使い続ける成人喫煙者にとって、公衆衛生の観点からの社会全般と様々なステークホルダーにとって意義があり、科学的に立証された代替製品を提供すべく、紙巻たばこ全てを煙の出ない製品へと切替えることを目指し、たばこ業界においてトランスフォーメーション(変革)を推進しています。PMIは、米国以外の地域において、紙巻たばこ、煙の出ない製品と関連する電子機器・アクセサリー類またその他のニコチンを含む製品の製造と販売を行っています。PMIは、FDA(米国食品医薬品局)より米国内における販売の許可を得ているIQOS(プラットフォーム1)のデバイスとたばこスティックに関してライセンス契約を締結しているアルトリア・グループに出荷しています。

PMIは、依存性がありかつリスクフリーではないものの、紙巻たばこを喫煙し続けた場合と比較してより良い選択肢である煙の出ない新しい製品カテゴリーの構築や科学的立証を企業活動の主軸としています。多岐の専門分野にわたる世界有数の製品開発能力や設備、科学的実証能力を有する研究開発センターにより、PMIは、煙の出ない製品が成人喫煙者の好みや厳しい規制条件に合致することすることを目標としています。煙の出ない製品である IQOS 製品群には、加熱式たばこやニコチンを含むeベイパー(電子たばこ)製品があります。2019年12月31日現在、PMIの加熱式たばこ製品は、IQOS ブランドのもと、世界で52の市場における主要都市や全国で展開しており、約970万人の成人喫煙者が喫煙を止め、PMIの煙の出ない製品へ切替えたと推定されています。PMIのウェブサイト(www.pmi.com)およびPMIサイエンス(www.pmiscience.com)をご覧ください。

RRP(Reduced-Risk Products:リスク低減の可能性のある製品)は、紙巻たばこの喫煙を継続した場合と比較して、同製品に切替えた成人喫煙者にとって害のリスクが少なくなるか、少なくなることが見込まれるか、又は少なくなる可能性のある製品を指すものとして私たちが使用している言葉です。私たちのもとには、開発、科学的評価、市販化といった異なる段階にある様々なRRPが存在します。私たちのRRPはたばこ葉を燃やさないので、発生させるエアロゾル(蒸気)に含まれる有害および有害性成分の量が紙巻たばこの煙に含まれる量と比較して、はるかに少なくなっています。



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