世界初、キャリブレーションセンサー内蔵型4K HDRリファレンスモニターを発売

プレスリリース発表元企業:EIZO株式会社 企画部 マーケティングコミュニケーション課

配信日時: 2020-02-27 15:15:00

ColorEdge PROMINENCE CG3146

世界初、キャリブレーションセンサー内蔵のHDRリファレンスモニター

12G-SDI/3G-SDIに対応

EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、31.1型・DCI 4K(4096×2160)解像度のHDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG3146」を、2020年5月に発売します。価格はオープン価格※1です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/206640/LL_img_206640_1.jpg
ColorEdge PROMINENCE CG3146

1.概要
ColorEdge PROMINENCE CG3146(以下、CG3146)は、ColorEdge PROMINENCE CG3145-BSの後継機種であり、映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に使用するHDR※2対応のリファレンスモニターです。CG3146は、HDRリファレンスモニターでは世界で初めて※3、キャリブレーションセンサーを筐体に内蔵しています。

CG3146では、忠実なHDR画質を追求した表示性能の改善や、映像制作者の使いやすさに配慮した機能の拡充を行いました。具体的には、映像信号では、高速伝送フォーマットであるSDI信号の12G/6G/3G-SDI入出力に対応したことで、SDI出力端子を備えた撮影カメラと直接接続できます。また、SDI/HDMI信号入力時に、コンテンツのカラー情報に連動してモニターのカラー設定を自動で切替えるSync Signal機能も搭載しており、手動でカラー設定を切替える必要がありません。さらに、調整ダイヤルを筐体前面に装備し、スムーズかつ正確に画面の輝度・黒レベル・ガンマ(EOTF)※4などの設定値を調整できます。

従来機種の機能・性能も踏襲し、最大1000cd/m2※5の高輝度、100万:1※5の高コントラスト比を実現するほか、放送向けのHybrid Log Gamma方式と映画向けのPQ方式、両方のHDR方式に対応。HDR映像制作における最終色調整作業を力強くサポートします。

※1 オープン価格の商品は標準価格を定めていません。【参考価格】EIZOダイレクト販売価格 3,278,000円(税込)
※2 HDR…ハイダイナミックレンジと呼ばれる人間の目に近い見え方を再現する表示技術。被写体の明暗の幅を広く捉えるため、従来の表示技術では再現が難しかった明るい部分と暗い部分が混在する映像を、よりリアルに映し出すことができます。HDR映像を表示するためには、明暗の幅を広く捉えるために、高輝度・高コントラスト比などの性能が求められます。
※3 2020年2月時点、当社調べ。
※4 ガンマとは、入出力特性を示す値。EOTFはElectro-Optical Transfer Functionの略。
※5 基準値。保証値ではありません。


2.従来機種CG3145-BSから進化した特長
■世界初※3、キャリブレーションセンサーを内蔵したHDRリファレンスモニター
1000cd/m2の高輝度表示を正確に測定できるEIZO独自のキャリブレーションセンサーをモニター筐体上部に内蔵。無償の専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」を使用することで、手間なく目的に沿った表示に画面を調整できます。また、定期的な再調整を自動で実施するため、経年変化による輝度や色度のずれを補正し、常に正しい表示を保ちます。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/206640/LL_img_206640_2.jpg
世界初、キャリブレーションセンサー内蔵のHDRリファレンスモニター

■12G-SDI/3G-SDIに対応、撮影カメラに直接接続可能
12G-SDIまで対応の入力/出力端子を1系統、3G-SDIまで対応の入力/出力端子を3系統の計4系統のSDI端子を搭載しています。12G-SDI入出力では、同軸ケーブル1本で4K信号を伝送します。SDI出力端子を備えた撮影カメラと直接接続できるため、撮影現場での映像確認やリファレンスに有効です。また、既存の4K機器との接続に、4系統すべてを使ってQuad Link 3G-SDI接続※6も可能です。
※6 Quad Link 3G-SDIの伝送方式は、2SI(2 Sample Interleave)のみ対応
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/206640/LL_img_206640_3.jpg
12G-SDI/3G-SDIに対応

■カラー設定が自動で切替わるSync Signal 機能を搭載
SDI信号のビデオペイロードIDやHDMI信号のメタデータに連動して、モニターのカラー設定(輝度・ガンマ(EOTF)・色域)が自動で切替わるSync Signal機能を搭載。手動でカラー設定を切替える必要がないため、切替え忘れや設定ミスを抑止します。SDR/HDRなど複数のプロジェクトを同時進行する場合も、正しい色表示のもと安心して作業に取組めます。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/206640/LL_img_206640_5.jpg
CG3146の調整ダイヤル

■操作しやすい調整ダイヤルを装備
モニター前面に調整ダイヤルを装備しています。従来のボタン式に比べて、すばやく正確に設定値を微調整できるため、スムーズな操作感を実現します。輝度・黒レベル・ガンマ(EOTF)・システムガンマは、「Quick Check」機能に対応。Quick Check機能では、これらの値を一時的に変更した信号の見え方をプレビューできるため、暗部のディテール追及など、実際の表示と照らし合わせながらの作業に有効です。

■表示安定までわずか3分
補正機能の改善により、電源を入れてからわずか3分で輝度、色度、階調特性が安定します。すぐに安定した表示ができるため、常に高いパフォーマンスを発揮できます。
・当社測定条件による

■エリアマーカー機能を改良し、3種類のマーカーを同時に表示
放送される表示エリアを示すセーフエリアマーカー、任意の比率を設定できるアスペクトマーカー機能を改良しました。表示エリアの外枠やワイプの小枠など、最大3種類のマーカーを同時に表示できます。


3.従来機種CG3145-BSを踏襲する主な性能
■1000cd/m2の高輝度※5、100万:1※5の高コントラストでHDR映像を正確に表示
■Hybrid Log Gamma方式とPQ方式、両方のHDR方式に対応
■デジタルシネマ規格 DCI-P3、BT.2020を忠実に再現する広色域
■3D-LUTを活用した正確な色表示
■さらに豊かな色再現ができる10-bit表示に対応
■カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応
ハードウェア・キャリブレーションを行う専用ソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応。輝度・色温度・ガンマ(EOTF)・色域などの表示調整、任意のカメラLogの設定などを行えます。最新版は、当社Webサイトから無償でダウンロードできます。
■HDMI、DisplayPort端子を1系統ずつ搭載し、ビデオフォーマットにも対応
DisplayPort入力は10-bit/50/60pで4:4:4まで、HDMI入力は12-bit/50/60pで4:2:2までサポート
■ズーム機能や色域外警告機能、輝度警告機能など映像制作専用機能を搭載
■AIを活用したアルゴリズムを採用することで常に安定した表示を実現
■独自のユニフォミティ補正回路により、画面の隅々まで均一に表示
■工場での個別調整で実現する、滑らかで美しい階調表現
■ワンタッチで着脱できるマグネット式遮光フードを付属
■安心の5年間保証に加えて、購入から6か月の無輝点保証を用意


EIZO、EIZOロゴ、ColorEdgeはEIZO株式会社の登録商標です。その他記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
ColorNavigatorはEIZO株式会社の商標です。

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