空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”プロジェクト 武漢へ医療支援物資1000kg

プレスリリース発表元企業:ピースウィンズ・ジャパン

配信日時: 2020-02-04 18:07:02

佐賀県下の市町や医療機関との連携も2/5佐賀空港から上海経由で

認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ、本部=広島県神石高原町、代表理事=大西健丞)が運営する「空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)」合同チームは、中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月5日、中国へ新たに約1000kgの医療支援物資を輸送します。





物資は、感染予防のための防護服や医療用のマスク、長靴、グローブのほか、採血セットや止血圧迫綿、滅菌ピペット、絆創膏など現地で特に不足していると言われている医療物資です。これらは、ARROWSメンバーであるアジアパシフィックアライアンス(A-PAD)が佐賀空港倉庫に備蓄していたもののほか、佐賀県の町立太良病院から届けられた感染症対策医療セット(防護服、マスク、ゴーグル、手袋、フットカバーなど6点)580セットも含まれています。

また、大連市と友好都市である佐賀県伊万里市が、大連市からの支援要請を受けているとの情報を得たことから、防護服200セットの提供も決めました。物資は同じく2月5日、大連市と友好都市である北九州市が取りまとめた国内友好都市の物資とともに北九州空港から貨物便で大連空港に空輸されます。

PWJスタッフ1名が、2/5、佐賀空港から春秋航空(中国)を利用して上海までの物資輸送を担います。上海空港到着後は、一般社団法人国際医療福祉機構や現地パートナー団体の公羊会などを通じて、武漢市の病院に届けられる予定です。PWJは、1月28日からこれまでにスタッフ2名を派遣して、上海の病院などに医療支援物資を輸送。現地の物資輸送班メンバーからは「これらの物資は医療従事者の命を救うことになる。日本の皆さんに感謝を伝えたい」との言葉がありました。なお、輸送を担当したスタッフのうち1名は、すでに帰国しています。検疫所に届け出た上で症状もなく入国し、医師による問診にて発熱・上気道症状がないことを確認。感染の疑いは低いとの診断を受け、2週間の自宅待機による健康観察期間に入っています。また、現地での活動は、日本にいるARROWSの医師2名の指導のもと、感染予防および衛生管理を徹底して行っています。
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新型コロナウイルスによる肺炎の流行を食い止めるため、あらゆる力を結集し、一人でも多くの命を救う取り組みが求められています。報道機関の皆様におかれましては、ぜひご関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。


◆ARROWS(アローズ、Airborne Rescue & Relief Operations With Search):

災害が頻発する昨今、大規模災害の被災地などにいち早く駆けつけ、より多くの救助・救命活動を行うため、2019年12月に発足した災害緊急支援プロジェクト。ヘリコプターなどの航空機を活用し、医師などの医療従事者や災害救助犬などの救助チームが被災地に赴く。メンバーは、国内外で豊富な災害支援の実績を持つNPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)を核に、佐賀に事務所を有するNPO法人アジアパシフィックアライアンス・ジャパン、官民連携のプラットフォーム機能をもつ公益社団法人Civic Forceなどのほか、経済・政治・医療など各界のリーダーがアドバイザリーボードメンバーとして参画し、活動を支えています。現場では自治体、病院、NPO、さらに米軍などとも連携を図り、医療・レスキューから物資配布や避難所運営まで必要な支援を最適な形で届けます。子どもたちに向けて災害時の初期対応や自分で命を守る方法なども伝えています。

Peace Winds Japan ホームページ:https://peace-winds.org/

空飛ぶ捜索医療団ARROWS(アローズ)ホームページ:https://arrows.red/


◆本件に関するお問い合わせ:

ピースウィンズ・ジャパン広報  町・高橋

TEL:0847-89-0887 (広島)/03-6738-8021(東京事務所) / FAX:0847-89-2949 / Email: pr@peace-winds.org

町(携帯)080-2903-6889 高橋(携帯)090-3578-9614


佐賀空港ターミナルビル内での取材をご希望の方は佐賀ターミナルビル株式会社までお問合せください。0952-46-0100(8:30~17:30)

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