エクソンモービル、2012年度第4四半期の業績速報を発表

プレスリリース発表元企業:Exxon Mobil Corporation

配信日時: 2013-02-07 17:34:00

エクソンモービル、2012年度第4四半期の業績速報を発表

(米テキサス州アービング)- (ビジネスワイヤ) -- エクソン モービル コーポレーション(NYSE:XOM):

                      第4四半期 通期 2012 2011 % 2012     2011 % 特別項目を除く利益1

百万米ドル 9,950 9,400 6 44,880 41,060 9 普通株式1株当たり米ドル 希薄化後 2.20 1.97 12 9.70 8.42 15   特別項目

百万米ドル 0 0 0 0   利益

百万米ドル 9,950 9,400 6 44,880 41,060 9 普通株式1株当たり米ドル 希薄化後 2.20 1.97 12 9.70 8.42 15   設備投資および探鉱 費用 – 百万米ドル 12,443 10,019 24 39,799 36,766 8   1「利益への言及」を参照

エクソンモービルのレックス・W・ティラーソン会長は、次のように述べています。

「エネルギーは経済成長と生活水準の向上を支える基盤です。エクソンモービルは堅調な財務業績により、新たなエネルギー供給源への投資を継続でき、それによって雇用を創出し、経済成長をサポートします。」

「2012年度第4四半期の利益は99億ドルを超え、2011年度第4四半期から6%増加しました。2012年度通期の利益は449億ドルで2011年度から9%増加し、1株当たり利益は過去最高の9.70ドルになりました。」

「2012年度の設備投資と探鉱費用は過去最高の398億ドルでした。当社は、世界のエネルギー需要を満たすために石油と天然ガスの新たな供給源を発見・創出する機会を追求する努力を続けています。」

「2012年度に、当社は配当と自社株式購入による流通株式数削減を合わせ、300億ドル以上を株主に分配しました。」

第4四半期のハイライト

利益は99億5000万ドルで、2011年度第4四半期から5億5000万ドル(6%)増加しました。 1株当たり利益(希薄化後)は2.20ドルで、2011年度第4四半期比で12%増加しました。 2012年度第4四半期の資産売却による利益は約6億ドルで、前年度より8億ドル減少しました。 2012年度第4四半期のLIFO棚卸資産利益は3億ドルを超え、2011年度の水準とほぼ同じでした。 設備投資および探鉱費用は124億ドルで、2011年度第4四半期比で24%増加しました。 原油換算生産量は、2011年度第4四半期比で5%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は2%減少しました。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは、資産売却の受取金8億ドルを含めて140億ドルでした。 流通株式数を削減するための自社株式購入は50億ドルでした。 1株当たり配当金は0.57ドルで、前年同期比で21%増加しました。 エクソンモービルは、シンガポールの石油化学コンビナートにおける数十億ドルの拡張プロジェクトの主軸である世界最大規模のエチレンスチームクラッカーで、スタートアップ運転を開始しました。この拡張で新規に220メガワットのコジェネレーション・プラントを導入したことで、新たに年間260万トンの完成品生産容量が追加されます。 2013年1月4日に発表した通り、エクソンモービルは、重力式構造物を用いてカナダのニューファンドランド・ラブラドール州沖のヘブロン油田を開発します。この開発により、以前の推計を超える石油7億バレル以上が回収される予定です。2017年末頃の石油生産開始が予定されているこのプロジェクトの資本コストは、140億ドルと推計されています。このプラットフォームは、1日当たり15万バレルの石油を生産できるよう設計されています。 2012年度第4四半期と2011年度第4四半期の比較

2012年度第4四半期の川上事業の利益は77億6200万ドルで、2011年度第4四半期から10億6700万ドル減少しました。天然ガスの実現価格の改善により一部相殺されたものの、液状製品の実現価格の低下が利益を7000万ドル押し下げました。生産量および製品構成の影響により利益は4億ドル押し下げられました。5億ドルを超える資産売却益の減少を含むその他の項目が、利益を純額6億ドル押し下げました。

原油換算では、生産量は2011年度第4四半期から5.2%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は2.1%減少しました。

液状製品の生産量は合計2203 kbd(キロバレル/日)で、2011年度第4四半期から47 kbd減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、液状製品の生産量は1.4%減少しました。自然減退の一部は、西アフリカでのプロジェクト始動とダウンタイムの減少により相殺されました。

第4四半期の天然ガス生産量は1万2541 mcfd(百万立方フィート/日)となり、2011年度から1136 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は2.8%減少しました。自然減退の一部は、需要の拡大とダウンタイムの減少により相殺されました。

米国の川上事業による利益は16億400万ドルで、2011年度第4四半期から4億2000万ドル増加しました。米国外の川上事業による利益は61億5800万ドルで、前年度から14億8700万ドル減少しました。

川下事業の利益は17億6800万ドルで、2011年度第4四半期から13億4300万ドルの増加となりました。川下事業の利益は、精製事業を中心に利益率が上昇したことで12億ドル押し上げられ、販売量と製品構成の影響によりさらに8000万ドル押し上げられました。その他の項目は利益を約8000万ドル押し上げました。石油製品の売り上げは6108 kbdで、前年度第4四半期から385 kbd減少しました。これは、日本での再編とダイベストメントが主な要因です。

米国の川下事業の利益は6億9700万ドルで、2011年度第4四半期から6億6700万ドルの増加となりました。米国外の川下事業の利益は10億7100万ドルで、前年度と比較して6億7600万ドル増加しました。

ケミカル事業の利益は9億5800万ドルで、2011年度第4四半期から4億1500万ドル増加しました。コモディティーを中心に利益率が上昇したことで、利益は3億3000万ドル押し上げられました。その他の項目は、利益を9000万ドル押し上げました。第4四半期の主要製品の売り上げは5901 kt(千メートルトン)で、主に日本での再編により前年度第4四半期から370 kt減少しました。

2012年度第4四半期のコーポレート費用および財務費用は5億3800万ドルで、主に有利な税項目の影響により2011年度第4四半期比で1億4100万ドル増加しました。

2012年度第4四半期において、エクソン モービル コーポレーションは、自社の普通株式5900万株を総額53億ドルで購入し、自己株式としました。この内50億ドルは流通株式数を削減するためのもので、残りは当社の報酬制度との関連で株式を取得するために使用されました。現時点において、2013年度第1四半期には、流通株式数の削減に向けて50億ドルの株式購入が行われる見通しです。購入は公開市場と相対取引の両方で行われる可能性があります。また、事前の予告なく、株式数の増加、減少、あるいは購入の中止が行われる場合があります。

2012年度通期と2011年度通期の比較

利益は448億8000万ドルで、2011年度から38億2000万ドル増加しました。1株当たり利益は、15%増の9.70ドルでした。

通期のハイライト

利益は9%増の448億8000万ドルでした。 利益には、ダイベストメントによる99億ドルと主に日本での再編による65億ドルの利益が含まれています。 1株当たり利益は、15%増の9.70ドルでした。 原油換算生産量は2011年度から6%減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は2%減少しました。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは638億ドル(資産売却の受取金は77億ドル)でした。 2012年度には、配当と自社株購入による流通株式数の減少により、300億ドル以上を株主に分配しました。 設備投資および探鉱費用は過去最高の398億ドルに達しました。 2012年、当社は西アフリカで1日当たり総石油生産能力35万バレルの3件の主要な液状製品プロジェクトの始動に参加しました。 川上事業の利益は298億9500万ドルで、2011年度から45億4400万ドル減少しました。天然ガスの実現価格の改善により一部相殺されたものの、液状製品の実現価格の低下が利益を約1億ドル押し下げました。生産量および製品構成の影響が利益を23億ドル押し下げました。営業費用の増加と不利な税項目、資産売却益の減少、不利な為替の影響を含むその他の項目により、利益は21億ドル押し下げられました。

原油換算では、生産量は前年同期比で5.9%減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は1.7%減少しました。

液状製品の生産量は2185 kbdで、2011年度から127 kbd減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、液状製品の生産量は1.6%減少しました。自然減退は、西アフリカでのプロジェクト始動とダウンタイムの減少により部分的に相殺されました。

天然ガスの生産量は1万2322 mcfdで、2011年度から840 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は1.9%減少しました。自然減退の一部は、需要の拡大とダウンタイムの減少により相殺されました。

2012年度の米国の川上事業の利益は39億2500万ドルで、2011年度から11億7100万ドル減少しました。米国外の利益は259億7000万ドルで、33億7300万ドルの減少となりました。

川下事業の利益は131億9000万ドルで、2011年度から87億3100万ドル増加しました。利益は精製利益率の上昇によって26億ドル押し上げられ、販売量と製品構成の影響で約2億ドル押し上げられました。その他の項目の影響で利益は59億ドル押し上げられました。日本での再編による53億ドルの利益とその他のダイベストメント利益が主な要因です。石油製品の売り上げは6174 kbdで、2011年度と比べて239 kbd減少しました。日本での再編とダイベストメントが主な要因です。

米国の川下事業の利益は35億7500万ドルで、2011年度から13億700万ドル増加しました。米国外の川下事業の利益は96億1500万ドルで、前年度から74億2400万ドル増加しました。

ケミカル事業の利益は38億9800万ドルで、2011年度から4億8500万ドル減少しました。利益率の低下により利益は4億4000万ドル押し下げられ、販売量の現象の影響により利益は1億ドル押し下げられました。その他の項目は利益を5000万ドル押し上げました。日本での再編に関連する6億3000万ドルの利益と有利な税項目の影響のほとんどは、不利な為替の影響と営業費用の増加によって相殺されました。主要製品の売り上げは2万4157 ktで、2011年度から849 kt減少しました。

コーポレート費用および財務費用は21億300万ドルで、2011年度から1億1800万ドル減少しました。

2012年度における総額211億ドルの自社株式購入により、流通株式数は2億4400万株減少しました。

財務データおよび営業データの主な速報値を以下に示します。

エクソンモービルは、2013年2月1日午前8時30分(米国中部時間)より、ウェブキャストで決算、業績、その他の事項について説明します。この会議の生中継や記録版をお聴きになる場合は、当社のウェブサイトexxonmobil.comにアクセスしてください。

注意事項

将来の計画、予測、イベント、条件に関する記述は、将来の見通しに関する記述です。プロジェクトの計画・費用・タイミング・生産能力、設備投資および探鉱費用、資源採取、ならびに株式購入の水準などの実際の結果は、さまざまな要因によって大きく異なるものとなる可能性があります。このような要因としては、石油およびガス価格の変動や石油・ガス業界に影響を及ぼすその他の市場環境および経済状況(景気後退の範囲や期間を含む)、探鉱および開発努力の結果、税や環境要件などの法律および政府規制の変化、商業交渉の結果、技術環境または事業環境の変化、ならびにエクソンモービルのウェブサイトの「投資家(Investors)」セクションおよびエクソンモービルの2011年度フォーム10-Kの第1A項で「将来の結果に影響する要因」の見出しの下に取り上げられているその他の要因があります。エクソンモービルは、将来においてこのような記述を更新する義務を負いません。

一般的に使用される用語

従来の慣例に従い、本プレスリリースには特別項目を除く利益と特別項目を除く1株当たり利益が含まれています。これらはいずれも非GAAP財務指標であり、各期間にまたがって基本的な事業成績を比較する上で有益な方法であるため記載されています。エクソンモービルの純利益との調整は添付資料IIに示されています。本リリースには、営業活動と資産売却によるキャッシュフローも含まれています。エクソンモービルでは、資産管理とダイベストメント・プログラムを恒常的に行っているため、投資家の皆さまが事業投資活動と財務活動のために利用可能なキャッシュを評価する際に、子会社や有形固定資産の売却に伴う受取金、投資物の売却収入や利益を営業活動から得られるキャッシュと合わせて考えることが有益だと考えています。営業活動から得られるキャッシュとの調整は添付資料IIに示されています。本リリースで石油バレルについて言及する際には、エクソンモービルとしては最終的には生産すると考えているものの、SECの定義による確認埋蔵量として分類されていない量が含まれています。エクソンモービルで一般的に使用されている財務指標、営業指標、その他の用語に関する詳細情報は、エクソンモービルのウェブサイトexxonmobil.comの投資家向けセクションで「一般的に使用される用語(Frequently Used Terms)」の項目に記載されています。

本リリースで用いられている「プロジェクト」という語は、必ずしも政府への支払の報告に関連するSEC規則13q-1で規定された意味と同じではありません。例えば、この規則の目的での単一のプロジェクトには、多くの資産、契約、投資、開発、段階、作業、活動、構成要素が含まれることがあり、当社はこれらの各々について非公式に「プロジェクト」と称する場合があります。

利益への言及

合計企業利益は、損益計算書のエクソンモービルに関する純利益(米国GAAP)を指しています。特に記載されていない限り、利益、特別項目、特別項目を除く利益、川上事業、川下事業、ケミカル事業、コーポレートおよび財務セグメントの利益、1株当たり利益は、非支配持分に帰属する額を除いたエクソンモービルの持分を指しています。

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