WISeKeyは 、医薬品の偽造を防止するために開発した偽造防止NFC IoTチップの米国における戦略的特許を登録

プレスリリース発表元企業:WISeKey IoT Japan 株式会社

配信日時: 2019-09-02 17:44:21

セキュリティとNFC(近接無線)技術を統合したIoTデバイス認証ソリューション

IoTデバイス、ネットワーク機器、高級ワインなどに、セキュリティ(なりすまし検知など)を提供しているワイズキーが、医薬品包装にセキュリティを提供します。

WISeKeyは 、医薬品の偽造を防止するために開発した偽造防止NFC IoTチップの米国における戦略的特許を登録

スイス連邦ジュネーブ/米国ニューヨーク 2019年8月27日
WISeKey International Holding Ltd (“WISeKey”), (SIX: WIHN)

サイバーセキュリティIoTプラットフォーム企業、ワイズキーは、本日、製薬産業の企業に損害を与え、ユーザーの命を危険にさらす危機を増大させる偽薬問題から、製薬業界を守ることを目標として開発された偽造防止NFC(近接無線通信、Near Field Communication)デバイスが、米国特許番号7,898,422として米国特許に登録されたと発表しました。

世界保健機関(WHO)は最近、世界中で販売されているすべての医薬品の3分の1が非正規であると推定しています。ネットショッピングが、これらの非正規医薬品に流通経路を提供し、非正規医薬品を信頼できる正規医薬品ブランドと誤解させ、誤った信頼性を与てしまう場合があります。これにより、非適切(地域によっては違法)なオンライン薬局とそれらを配布するオンライン市場が大幅に増加しました。非正規薬はいたるところにあります。また、非適切なオンライン薬局と、非適切(もしくは違法)な流通を行うオンライン市場が大幅に増加しました。非正規な医薬品はいたるところにあります。それら非正規医薬品は、医薬品産業だけでなく、深刻な被害を消費者にも与えます。

ワイズキーのNFC IoTチップは、消費者の個人情報を保護しながら、信頼性の高い安全な方法で、医薬品の製造工程管理、製品認証、過去と現在の流通を追跡するデジタル識別(アイデンティティ)を導入することにより、効果的に、偽物もしくは非正規医薬品と戦い、医薬品のブランド保護を可能にします。

スマートボトルなどの医薬品パッケージに取り付けられたNFC IoTチップが、近接無線によりNFCリーダーにスキャンされると、NFCチップから医薬品の情報が取り出され、その情報の真偽が確認されます。パッケージが開封されると、パッケージに取り付けられたNFCデバイスは、破壊されますので、開封済みのパッケージを再利用して非正規薬品に詰め替えることはできません。NFC IoTチップは、商標(ブランド)表示されたパッケージの内容を、無線を通じて、スマートフォン、ウェアラブル・デバイスなどのコンピューティング・デバイスに接続し、正規、非正規の認証を行い、また、人工知能など最先端の技術を使って、患者に表示や音の警告を発することが可能です。

市場調査のTransparency Market Research社は、世界の医薬品スマートボトルが、2016年の8.86千万米ドルから、2024年には2.59億米ドルまで、年率14.3%成長すると予測しています。

Carlos Moreira(カルロス・モレイラ)、 WISeKeyのCEOは、「我々の信頼できるIoT NFC 特許と技術は、高級ブランド、物流、生産管理から、車載、小売業界にまで、すでにいくつかの業界に展開されています。このユニークな信頼できるIoT NFC技術は、今では主要なモバイルフォンと互換であり、有益で持続可能な使用事例が成長しています。次にその恩恵を受けるエリアは、医薬品業界です。」と述べています。

違法な取引が懸念されるプロセスに、ワイズキーのNFC IoTチップ技術を導入し、命に係わる医薬品情報と患者の治療、服用状況などの個人情報を、安全に収集することにより、医薬品企業は、処方薬のアドヒアランスを改善するためのオンラインでのチェックとアラートを提供するなどの恩恵を受けます。処方薬の少なくとも20%は手渡されておらず、慢性疾患薬の50%は処方通りに服用されていません。これらの状況は、毎年の膨大で無駄な費用と、数十万人の医薬品利用者の死亡と入院の要因となります。

NFCを有効化し通信機能を利用することにより、医薬品企業は、認証されたNFCベースのアプリを介して、非正規な流通経路、リコールされた製品、または有効期限について患者に知らせることができます。代わりに、患者はすぐに副作用を報告できます。

ワイズキーは、合計200以上の特許ポートフォリオ(https://www.wisekey.com/patents/)から、46を超えるIoT関連特許をまとめて、WISeKey IoTプラットフォームを強化しています。ワイズキーにとって、特許ポートフォリオと知的財産を増やすことは、会社が長期にわたりIoT業界の主要プレーヤーとして、科学的発見または技術革新に基づいて、他社と差別化、保護、模倣されないユニークな技術の統合に注力することを可能とします。

ワイズキーにとって、IoT業界は、新しいビジネス領域へのきっかけです。500億個のIoTデバイスが、2020年までに接続されることが期待されています。その間に世界人口は68億人と予想されています。つまり、一人につき7個以上のIoTデバイスが2020年までにインターネットに接続されるのです。結果として、今年はすでにIoTデバイスの数がモバイル・デバイスの数を超えると予想されます。2021年までに、18億台のPC、86億台のモバイル・デバイス、157億台のIoTデバイスが予想されます。 2035年までに、データの使用量は、100京バイト(1018=エクサバイト)から23亥バイト(1021=ゼッタバイト)に、2,400倍以上増加すると予想されています。
膨大で増え続ける機密データは、ワイズキーの IoTセキュリティ・チップにより保護され、コネクテッド・デバイスとバックエンドサーバーの間でやりとりされます。保護されたデータにより、企業は新しいタイプのアプリケーションをユーザーに提供できるようになります。これらのアプリケーションは、システム・リソースの管理強力、電力使用効率の向上、産業界での情報処理の最適化、セキュアな自動運転、より良く高品質なヘルスケア・サービス、ショッピングやレジャーでの個人情報保護を提供するように開発されます。

WISeKeyについて:
WISeKey (SIX Swiss Exchange: WIHN) は、グローバルで先進的なサイバーセキュリティ企業です。また、人間をインターネットの中心と尊重しながら、ブロックチェーン、AI、IoTを利用して、人とモノの大規模なデジタル・アイデンティティのエコシステムを開発しています。ワイズキーのセキュア・マイクロコントローラは、今日のインターネット・エブリシングを形成する広範なコンピューティングを保護します。ワイズキーIoT技術は、15億個以上のマイクロチップとして、現在、主要なすべてのIoTセクター(コネクテッドカー、スマートシティ、ドローン、農業センサー、偽造防止、スマート照明、サーバー、コンピューター、携帯電話、暗号トークンなど)に搭載されています。ワイズキーは、半導体チップが膨大なデータを生成するIoTエッジのユニークな位置にいます。膨大なデータは、人工知能(AI)で分析され、産業用アプリケーションを補助して、機器の故障の予測を実現します。
ワイズキーの技術は、スイス本拠のOISTE / WISeKeyの暗号化ルート・オブ・トラスト(「RoT」)によって信頼が担保されており、物理環境と仮想環境の両方で、モノのインターネット、ブロックチェーン、人工知能に安全な認証と識別を提供します。ワイズキーのルート・オブ・トラスト(RoT)は、オブジェクト間、オブジェクトとユーザー間のオンライントランザクションの整合性を確保するための共通の信頼アンカーとして機能します。詳細については次をご覧ください。www.wisekey.com

お問い合わせ先
WISeKey IoT Japan株式会社
宮畑勝則
Tel: 03-6859-7310
kmiyahata@wisekey.com

Disclaimer:
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This press release does not constitute an offer to sell, or a solicitation of an offer to buy, any securities, and it does not constitute an offering prospectus within the meaning of article 652a or article 1156 of the Swiss Code of Obligations or a listing prospectus within the meaning of the listing rules of the SIX Swiss Exchange. Investors must rely on their own evaluation of WISeKey and its securities, including the merits and risks involved. Nothing contained herein is, or shall be relied on as, a promise or representation as to the future performance of WISeKey.

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