最近も地球に小惑星が接近していた!新刊書籍『繰り返す天変地異 天体衝突と火山噴火に揺さぶられる地球の歴史』刊行

プレスリリース発表元企業:株式会社化学同人

配信日時: 2019-08-19 11:45:00

本書カバーデザイン

株式会社化学同人(本社:京都市下京区、代表取締役社長:曽根 良介)は、このたび、新刊書籍『繰り返す天変地異 天体衝突と火山噴火に揺さぶられる地球の歴史』を刊行いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/191089/LL_img_191089_1.jpg
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日本時間の2019年7月25日、直径100メートル前後の小惑星「2019 OK」が、地球から約7万キロの距離を通過しました。地球から月までの距離約38万キロの1/5ほどの近さでした。発見したのはブラジルの天文台で、わずか1日前のことでした。幸い衝突は逃れましたが、もし衝突したら、その都市は壊滅的な被害を受けたと推測されています。

地球の生命史38億年で大量絶滅は5回起こり、恐竜が絶滅した白亜紀末期の6600万年前のみ、小惑星の衝突による気候変動が原因であると、科学的に有力視されています。本書の著者ランピーノは、その他の大量絶滅や「ビッグ・ファイブ」以外の絶滅も、周期的に襲う彗星や小惑星の衝突が原因であると、自ら提唱する「銀河のメリーゴーラウンド説」に基づいて、説得的に語ります。太陽系は銀河系内を上下運動しながら周回しており、銀河平面を周期的に通過するときに可視物質やダークマターと遭遇し、それが刺激となって彗星や小惑星が地球に向かって弾き飛ばされたり、地球の火山活動が活発になったりして、「天変地異」が引き起こされると主張しています。

地質学的変化を地球内の事象として捉えがちの他の専門家からは異論もあるそうですが、地質学者のジェームズ・パウエルは「地質学の歴史から教訓を学ぶとすれば、ランピーノのように箱の外側、太陽系の外側で考える人たちに耳を傾けるべきだろう」と本書に推薦文を寄せています。また訳者の小坂 恵理さんからは「ランピーノの謎解きのプロセスは鮮やかで、推理小説で犯人探しをするような面白さを体験できます。宇宙を舞台にしたスケールの大きな仮説は、一読の価値があります」といったコメントをいただきました。


■書誌情報
書名 :『繰り返す天変地異 天体衝突と火山噴火に揺さぶられる地球の歴史』
著者 :マイケル・R・ランピーノ著、小坂 恵理 訳
発行社:化学同人刊(2019年7月31日)
体裁 :288頁
定価 :本体2,400円+税
ISBN :978-4-7598-2009-6


■発行元
会社名 : 株式会社化学同人
所在地 : 〒600-8074 京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル
代表者 : 代表取締役社長 曽根 良介
事業内容: 出版業(1954年9月 設立)
TEL : 075-352-3373(営業部) 075-352-3711(編集部)
URL : https://www.kagakudojin.co.jp/


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