関西初、大阪府能勢町が副業・兼業限定の戦略プロデューサー募集~民間ノウハウを自治体へ、プロ人材が地域を改革~

プレスリリース発表元企業:株式会社ビズリーチ

配信日時: 2019-07-11 12:38:30

政府が推進する地方での副業・兼業を自治体が体現

大阪府能勢町(町長:上森 一成)は、株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:南 壮一郎)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」上で、副業・兼業限定の戦略プロデューサー若干名を2019年7月11日から8月7日まで公募します。副業・兼業限定の戦略プロデューサーの公募は、関西の地方自治体としては初めてです。今回募集するのは戦略プロデューサーのポジションで、能勢町が進めている「高度産業化推進プロジェクト」の推進に向けた具体的な方策企画と実施を担います。
募集特設ページURL:https://www.bizreach.jp/content/724



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■自治体の課題解決には、民間のプロ人材が必要。副業・兼業限定で採用したい
人口減少などの理由により機能を維持できなくなる「消滅可能性都市」とされる自治体が全国の市区町村の約半数ともいわれるなか、自治体を取り巻く環境は厳しさを増しています。自治体の業務は多様化・複雑化しており、新しい発想による「攻め」の事業創造・成長促進が必要です。こうした状況で能勢町は、行政の既存の考え方にとらわれず、各部門の事業を横断しながら、戦略的に事業企画を立案・実行し、スピード感を持って成果にコミットする民間のビジネスプロフェッショナル(プロ人材)が必要と考えています。しかし、人材獲得競争が激化するなか、首都圏で働く優秀な人材を町の職員として獲得することは難しい状況です。

■政府は「働き方改革」で副業・兼業を推進。プロ人材も関心を持つ
一方で、ビズリーチ会員にアンケートを実施したところ、83%が「今後、兼業・副業を行ってみたい」と回答し(注1)、副業・兼業への関心の高さがうかがえます。また、政府は2019年6月11日に開催したまち・ひと・しごと創生会議で、今後の地方創生の基本方針案として、副業・兼業などで地域と関わる「関係人口」の拡大などの取り組みを発表しました。そこで、能勢町は企業に所属しながら副業・兼業で業務推進に短時間携わってもらえる本ポジションを設けました。

■自治体での副業・兼業は、自治体・企業・プロ人材の「三方よし」を実現
地方自治体における公募は、自治体・プロ人材が在籍する企業・プロ人材の「三方よし」を実現する新しいモデルとなりうると考えます。

1)自治体のメリット:優秀な人材を採用できる。職員のスキルアップ・意識改革につながる。
2)プロ人材が在籍する企業のメリット:民間企業との副業・兼業の場合、競合他社へ技術ノウハウや顧客リストなどの情報が漏えいするリスクを懸念するケースが多いが、自治体との副業・兼業であれば情報漏えいリスクが低い。地方進出を検討する際の足掛かりとなる。プロ人材自身のスキルアップ、ひいては企業の成長につながる。
3)プロ人材のメリット:地域活性化に当事者として携わることで、行政データの活用や地方都市の実態把握など企業では得難い経験ができる。

■「高度産業化推進プロジェクト」を推進する戦略プロデューサーを公募
日本全体で少子高齢化が急速に進み、さらに地方においては若者の大都市圏への流出が深刻化しています。町を維持するためには、新たな取り組みに果敢に挑戦し、新しい町の骨格を創っていく必要があります。その一つとして、能勢町では約840ヘクタールの農用地を中心に、多様性ある土地利用への転換を進め、産業用地の創出に取り組みます。農山村の価値を守りたいからこそ、保全から活用へと「攻め」の土地利用によって、環境、経済、地域社会の総合的発展を目指します。今回募集する戦略プロデューサーには、能勢町のブレーンとして、産業農業を中心に町全体の高度産業化に向けたプロジェクトを担っていただきます。また、企業立地政策にあわせて道の駅の活性化やグリーンインフラ(森林)の活用などについても、町が抱える課題を分析・抽出し、有効な事業企画の立案・実行に向けて取り組んでいただきます。先進自治体や民間の情報をキャッチしながら、前例のない分野にも積極的に挑戦し、「攻め」の自治体経営を実現するために力を尽くしていただきます。

大阪府能勢町 副業・兼業限定 戦略プロデューサー 公募 概要
・募集期間: 2019年7月11日~8月7日
・応募方法: ビズリーチサイトから応募
・募集特設ページURL:https://www.bizreach.jp/content/724

公募団体名:
大阪府能勢町

募集職種名:
【副業・兼業限定】大阪府能勢町「新しい町の骨格を創る」戦略プロデューサー

報酬:
20,000円/1日(週1日で、月4~5日程度の勤務を想定)
別途交通費と宿泊費を支給します。(上限30,000円/1日)

業務内容:
1.「高度産業化推進プロジェクト」に向けた具体的方策の企画
2. 各種プロジェクトにおける進行計画案の策定
3. 関係部局、組織との連絡および総合調整

勤務地:
リモートワークと大阪府能勢町での勤務を想定

大阪府能勢町長 上森 一成 コメント

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能勢町はこれまで農業振興を基幹として「まちづくり」を進めてきました。例えば、能勢町の栗林はその実を実らせるだけではなく、能勢栗の発祥から260年以上の長きにわたり、栗の栽培システムそのものが優れた生物多様性や美しい里の景観形成に寄与してきました。こうした町民一人一人の営みが人と自然、里と街、世代と世代をつないできたのです。しかし、人口減少・少子高齢社会を迎え、あらゆる分野で「持続可能性」が問われており、地域社会の消滅さえも指摘されています。持続可能な社会を目指すためには、これまでの歩みに加えて地域資源を多様に変容させ新しい価値を創造することが必要です。そして、こうした取り組みを進めていくために、役場内の職員・経験だけではなく民間企業で働く方ならではの発想を積極的に取り入れながら、地方創生をダイナミックに実現していきたいと思っています。能勢町の未来を切り開き、「豊かさ」が実感できる暮らしを実現するためにぜひ力を貸してください。

株式会社ビズリーチ 地域活性推進事業部 チーフプロデューサー 加瀬澤 良年 コメント

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ビズリーチ会員に地方での副業・兼業についてアンケートを実施したところ、75%が「首都圏以外の地域での兼業・副業に興味がある」と回答しており、また、44%が「場所は問わない」と回答しています(注1)。このように、地方で働くことに対してプロ人材の関心は高いことがわかりました。プロ人材だけでなく、プロ人材が在籍する企業もメリットを享受できることから、自治体での副業・兼業が広まる可能性があると考えました。そこで、2017年11月から12月に広島県福山市の戦略推進マネージャーを「ビズリーチ」上で募集したところ、395名の応募がありました。福山市では当初1名の予定だった採用枠を広げ、5名の方を採用され、採用された方々は現在も活躍されています。

そして、今回能勢町様が関西の自治体で初めて、副業・兼業限定の戦略プロデューサーを公募されることをたいへんうれしく思います。この公募が、自治体・企業・プロ人材の「三方よし」を実現する人材還流の新しいモデルとなり、全国の地域の代表として模範事例となることを期待します。今後もビズリーチは、地方自治体や民間企業と連携して、人材面から地域創生支援を積極的に推進し、ビジネスパーソンのキャリアにおける選択肢を増やし可能性を広げていきます。

注1 ビズリーチ会員1,400名を対象としたアンケート
・年齢:20代(7%)、30代(25%)、40代(34%)、50代(27%)、60代以上(7%)
・平均年収:854万円
・実施期間:2017年10月16日~10月19日

■即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」について https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは企業と求職者が直接やりとりできるプラットフォームがなかった人材業界において、人材データベースを企業に開放することで採用市場を可視化しました。また、企業が求職者へ自らアプローチできるプラットフォームを提供することで、「欲しい」人材を獲得するために、あらゆる手段を主体的に考え、能動的に実行する採用活動「ダイレクトリクルーティング」を推進し、優秀な人材のスピーディーな採用をご支援しています。また、求職者も今まで知りえなかった企業からアプローチを受けることで、キャリアの可能性と選択肢を最大化することが可能です。現在は累計11,000社以上、166万人以上(2019年7月現在)の会員の方にご利用いただいています。

■大阪府能勢町について http://www.town.nose.osaka.jp/
大阪府能勢町は近畿地方の中心部に位置し、大都市近郊にありながら豊かな里山がひろがる人口約1万人の町です。能勢町は古くから大阪と日本海を結ぶ交通の要衝であり、大阪都心部まで車で約40分、さらに新名神高速道路の開通により新国土軸まで約15分という好立地です。また、栗の代表的な品種である「銀寄(ぎんよせ)」の発祥地でもあり、こうした能勢町の新鮮な農産物は安全・安心の面でも消費者に強い支持を受けています。また、観光面では、能勢町の歴史の深さを物語る神社仏閣や人形浄瑠璃などの文化財があり、さらには温泉や近年ではおしゃれなカフェやレジャー施設も開業しています。古くから伝わるもの、時代の流れのなかで新しく生まれるもの。能勢町にはどこか懐かしくて新しい魅力があふれています。

■株式会社ビズリーチについて https://www.bizreach.co.jp/
「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャー。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は1,513名(2019年7月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」、人材活用クラウド「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」などを展開。

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