ドイツ・学術出版社シュプリンガー日本法人が東日本大震災被災高校生へ奨学金授与

プレスリリース発表元企業:シュプリンガー・ジャパン株式会社

配信日時: 2012-12-19 11:00:01



報道関係者 各位
2012年12月18日
シュプリンガー・ジャパン株式会社


シュプリンガー・チャリティ基金による東日本大震災被災青少年支援「シュプリンガー・スカラシップ」 奨学生が決定し、12月25日に授与式。


国際学術出版グループのシュプリンガー(本社:ドイツ ベルリン、CEO :デレク・ハーンク)によって設立されたシュプリンガー・チャリティ基金は、東日本大震災で被災した高校生に奨学金 各15,000ユーロを供与し、大学進学を経済的に支援します。シュプリンガー・スカラシップは、2012年7月に公示され、3ヶ月の募集期間を経て、東北3県の高校より応募があった中から、この度3名の3年在学中生徒が奨学生として選ばれました。12月25日には、シュプリンガー・ジャパン(東京都千代田区、代表取締役社長:山下幸侍)にて、授与式が行われます。


シュプリンガー・チャリティ基金(Springer Science+Business Media - Hilfsfonds e.V.)は、国際的なSTM(科学・技術・医学)出版グループであるシュプリンガーが2004年7月、社会貢献への取り組みの一貫として設立したもので、この基金を通じ、毎年世界各地でチャリティ活動を行ってきました。
2012年は、前年3月11日に東北地方をおそった東日本大震災で被災しながらも、大学進学を希望する高校生を対象に、「シュプリンガ-・スカラシップ」を制定。将来、科学を修め、研究に、実地に役立てたいという希望を持つ青少年を支援すべく、奨学生を募集しました。奨学生募集から選定を含む奨学金プロジェクトには、日本法人であるシュプリンガー・ジャパンがあたりました。

シュプリンガー・スカラシップ奨学生として決定したのは、福島県立相馬高校の趙天辰さん、岩手県立釜石高校の十王舘彩友美さん、岩手県立大船渡高校の松野綾夏さんの、何れも大学受験を目前に控えた3人の女子高校生。それぞれ、大学に進学して、勉強したいテーマ、将来の夢を3枚の英語小論文として編んだものを、選考委員長の秋山仁教授(東京理科大学理数教育研究センター長/ヨーロッパ科学院会員)と、シュプリンガー・ジャパン内のチャリティ委員会が審査し、奨学生として決定したものです。趙さんはiPS細胞を研究して、再生医療に従事したい、十王舘さんは薬学を志し癌治療に活路を拓きたい、また松野さんは看護学、助産婦学を修めて、将来は故郷に戻って貢献したいと、各自の目標と、被災という苦境にあっても夢に向かって努力している様子を英文エッセイに示しました。

シュプリンガー・チャリティ基金副会長イルゼ・ヴィテヒ(在:ドイツ ベルリン)は、奨学生決定にあたり、「この奨学金を授与できることをとても喜ばしく思います。シュプリンガー・チャリティ基金は、ドイツ国内だけでなく、シュプリンガーが活動拠点を置く世界中25ヶ国においても、支援活動を行い、その土地に貢献するためにあります。」と語っています。


<シュプリンガー社について>
シュプリンガー(www.springer.com)は、世界25カ国に約60社を抱える国際的な出版グループSpringer Science+Business Media(シュプリンガー・サイエンス+ビジネスメディア)の一員として、世界有数の国際学術出版社であり、革新的な情報プロダクトやサービスを通して、ハイクオリティなコンテンツを配信しています。科学・技術・医学(STM)分野では、約2,000点のジャーナル、年間7,000点を超える新刊を出版しています。また、その電子書籍は世界最大規模のSTM 分野のシュプリンガー・イーブック・コレクションとして発行されています。1842年の設立以来、これまでに約200人のノーベル賞受賞者の著作を出版して参りました。現在では世界2位の規模を誇る科学文献サプライアーです。


<本件に関するお問い合わせ>
シュプリンガー・ジャパン株式会社 小林千鶴子,川崎理恵子
ホームページ:http://www.springer.jp/
電子メール: info@springer.jp
電話番号 : 03-6831-7000


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