【オリーブオイルによる血糖値スパイク抑制効果検証】“ブレッド&オリーブオイル”で血糖値スパイクを抑制!
配信日時: 2019-04-09 11:00:00
このたび「オリーブオイル健康ラボ」は、血糖値の乱高下(血糖値スパイク)の抑制にオリーブオイルがどのような効果をもたらすのか、糖質摂取の際の血糖値上昇について、比較検証を実施いたしましたので発表いたします。
春夏は血糖値スパイクが大きくなりやすい季節です。異動や歓送迎会、引っ越しなどの環境変化によるストレスが増える春、糖質の多い清涼飲料水や冷たい麺類などに食生活が偏りがちな夏は、自分でも気づかないうちに食後高血糖を繰り返してしまう危険性があり、意識して対策を講じることが重要です。
■エクストラバージンオリーブオイルをパンにつけて摂ると、血糖値スパイクを抑制できる
心臓、血管、血液のエキスパートである池谷敏郎先生(医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学客員講師)の監修のもと、パンを摂取した時にエクストラバージンオリーブオイルがもたらす血糖値の変化を測定し、検証を行いました。その結果、食パンのみ摂取するよりもエクストラバージンオリーブオイルと一緒に摂取したほうが血糖値の高下が有意にゆるやかになり、血糖値スパイクを抑制できることがわかりました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/181416/LL_img_181416_1.png
パンを食べたときの血糖値の変化
■結果要旨
実験監修:池谷敏郎(医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学客員講師)
今回の実験から、毎朝食べているパンも何もつけずに食べると血糖値が乱高下する血糖値スパイクに陥りがちであることが裏付けられました。食後高血糖は、2型糖尿病の予備軍というだけではなく、そのものが様々な疾患のリスクを高めます。急激な血糖値の上昇・下降は有害物質の活性酸素を発生させ、血管内皮細胞を傷つけ血管を老化させ、動脈硬化を招きます。食後高血糖は、がんや認知症のリスクを高めるという研究結果もあります。さらに、食後高血糖を繰り返すと、その都度過剰のインスリンが分泌され、肥満の原因にもなります。
エクストラバージンオリーブオイルをつけたパンが血糖値スパイクを防げたのは、オリーブオイルには摂取した食べ物の胃排出時間を遅らせる効果が知られており、糖の吸収がゆるやかになったためと考えられます。
パンを食べるときには、“ブレッド&オリーブオイル”で食後高血糖を防ぎ、若々しい血管と健康を手に入れましょう。
■コメント全文
実験監修:池谷敏郎先生(医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学客員講師)
「血糖値」は、私たちの体内を流れる血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことです。血糖値は、高すぎても低すぎても、私たちの身体に様々な不具合をもたらしますが、特に近年その大きな値の変動、すなわち“血糖値スパイク”が注目されています。適正な血糖値は、空腹時60~110mg/dl、食後100~140mg/dlと言われます。食後の血糖値が140mg/dlを超えてしまうと食後高血糖ということになります。
食後に血糖値が上昇すると膵臓からインスリンが分泌され、その働きによって血糖値は正常に保たれます。また、インスリンは脂肪細胞に中性脂肪を溜め込む働きもあるため、食後高血糖により過剰なインスリンが分泌されると肥満の原因ともなってしまいます。
パンのみ食べた場合には、食後30分で血糖値が急上昇し、その後急降下する血糖値スパイクの状態になりました。中には、180分後の血糖値が58という低血糖状態にまで下がる被験者も見られました。このようなケースでは、血糖値スパイクによる血管のダメージが起こるとともに、過剰なインスリンの分泌によって肥満のリスクも高まっているのです。
パンにエクストラバージンオリーブオイルをつけることによって、パンを焼く・焼かないに関わらず、食後の血糖値スパイクが穏やかに推移し、基準値内におさまりました。
今回の実験から、毎朝食べているパンも何もつけずに食べると血糖値が急上昇&急降下する血糖値スパイクに陥りがちであることが裏付けられました。
急激な血糖値の上昇・下降は有害物質の活性酸素を発生させ、血管内皮細胞を傷つけ血管を老化させ、動脈硬化を招きます。また血管の老化は全身の病気だけでなく、シミ、シワ、白髪など見た目の老化にもつながります。また食後高血糖は、がんや認知症のリスクを高めるという研究結果もあります。食後高血糖を繰り返すと、その都度過剰のインスリンが分泌され、肥満の原因にもなります。
エクストラバージンオリーブオイルをつけたパンが血糖値スパイクを防げたのは、オリーブオイルには摂取した食べ物の胃排出時間を遅らせる効果が知られており、糖の吸収がゆるやかになったためと考えられます。エクストラバージンオリーブオイルには血液中の悪玉コレステロールを下げる効果のあるオレイン酸が含まれます。さらにポリフェノール類やビタミンE、βカロテンなどの様々な抗酸化物質が含まれ、アンチエイジング効果が期待されます。
“ブレッド&オリーブオイル”生活で食後高血糖を防ぎ、若々しい血管と健康を手に入れましょう!
<実験監修>
池谷敏郎(医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学客員講師)
https://www.atpress.ne.jp/releases/181416/img_181416_3.jpg
総合内科専門医、循環器専門医。1988年、東京医科大学医学部卒業後、同大学病院第二内科に入局。1997年、池谷医院理事長兼院長に就任。心臓、血管、血液のエキスパート。著書に、「血管がぐんぐん若返る!! 豆乳オリーブオイル」など多数。
■実験結果詳細
<プロトコル>
●対象者:
血糖値などの異常のない健康な男女7名(20代~50代)
●実験期間:
2019年3月11日(月)~19日(火)
●対象食材:
(1) 食パンのみ(焼きなし)
(2) 食パン(焼きなし)+EXVオリーブオイル(24cc:大匙2杯)+食塩2つまみ
(3) 食パン(焼きあり)+EXVオリーブオイル(24cc:大匙2杯)+食塩2つまみ
※油脂の分量との関係を考えて、食パンは4枚切りとする
●実験方法:
・10時間絶食後(水のみ摂取可)にそれぞれの条件のパンを食べてもらい、血糖値の変化を測定。(3日間)
・摂取直前と摂取後30分毎に、180分まで8回血糖値を測定。
・測定機器はオムロン血糖自己測定器「プレシジョン エクシード」を使用。
・測定中は運動等を避け、外出は禁止。
●実験結果:
パンを食べたときの血糖値の変化(数値あり)
https://www.atpress.ne.jp/releases/181416/img_181416_2.png
●実験監修:
池谷敏郎(医療法人社団 池谷医院 院長/東京医科大学客員講師)
(1) 食パンのみ
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(2) 食パン(焼きなし)+EXVオリーブオイル+食塩
https://www.atpress.ne.jp/releases/181416/img_181416_5.jpg
(3) 食パン(焼きあり)+EXVオリーブオイル+食塩
https://www.atpress.ne.jp/releases/181416/img_181416_6.jpg
<オリーブオイル健康ラボとは>
「オリーブオイル健康ラボ」は、日本人の健康長寿のために日本の食卓に合うエクストラバージンオリーブオイルの取り入れ方を発信していくことを目的に、各分野の専門家の協力のもと、「日本人の健康・美容によい効果」と、「日常の食卓への美味しい取り入れ方」を追及し、情報を発信しています。オリーブオイル健康ラボ HP: http://oliveoil-lab.jp/
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プレスリリース提供元:@Press
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