日本の自動車業界リーダーの古河電工がワイトリシティのワイヤレスEV充電システムを試験へ

プレスリリース発表元企業:WiTricity

配信日時: 2019-03-26 08:30:00

日本の自動車業界リーダーの古河電工がワイトリシティのワイヤレスEV充電システムを試験へ

11 kWのシステムで協業してパーク・アンド・チャージの柔軟性と効率性を実現

(米マサチューセッツ州ウォータータウン)- (ビジネスワイヤ) -- 非接触ワイヤレス電力伝送業界のパイオニアであるワイトリシティは本日、古河電気工業と協力して古河電工の最新技術を使用した電気自動車(EV)向けの先進的なワイヤレス充電システムの試作品を試験すると発表しました。両社は協力して、古河電工が開発した材料・部品を使用した車両プラットフォームで最高の効率と相互運用性を実現するよう設計されたワイトリシティのドライブ11パーク・アンド・チャージ・システム(DRIVE 11 park-and-charge system)を試験します。この試験は、7.7/11 kWの充電速度のワイヤレス充電システムを対象としており、SAEインターナショナルのJ2954委員会が提案する規格への準拠を目指しています。

古河電工は、自動車業界向けの相互接続システム、銅線、熱管理部品の大手サプライヤーです。これらの材料・部品は、ワイヤレス充電のコストと性能の最適化に役立ち、したがって自動車メーカーや充電インフラプロバイダーによるワイヤレス充電の採用を拡大できます。ワイトリシティのドライブ11ワイヤレス充電システムにより、ドライバーは車を充電器に物理的に接続することなく、駐車スペースに止めるだけで地上の電源から自動的に充電できます。このシステム設計はすべてのEVプラットフォームで動作し、消費者の車庫に「フロアパッド」として設置でき、また舗道に設置して公共・商業駐車場でのワイヤレス充電もできます。

古河電工自動車・エレクトロニクス研究所の露木真道ゼネラルマネジャーは、次のように述べています。「ワイヤレス充電は、当社のOEMパートナーが関心を持っている技術です。ワイトリシティの試作システムを当社の革新的な材料・部品ソリューションで試験することで、ワイヤレス充電対応の電気自動車の採用を促進でき、消費者を含め業界全体にメリットをもたらします。」

ワイトリシティのAlex Gruzen最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「電気自動車は、未来の移動手段の中核をなすものと認識されてきました。古河電工は日本のリーダー企業であり、EVをより広い市場に浸透できるようにしてくれるでしょう。ワイヤレス充電の利便性により、さらに採用が加速されます。当社のチームは、古河電工と協力して、その提供製品を拡大するための本プロジェクトに取り組むことができて光栄です。」

古河電気工業について

古河電工(TSE:5801、ISIN:JP3827200001)グループは、鎔銅所と電線製造所の開設をもって1884年に創業しました。以来、古河電工は多様な技術的課題に取り組むことで最新技術のパイオニア企業となりました。古河電気は電気通信・電子機器・自動車・建設を含む数多くの分野で製品を投入してきており、光学材料・プラスチック・金属という3種類の材料で中核事業に取り組んでいます。これら製品の多くは世界で首位の市場シェアを達成し、すべての製品が数多くの事業分野で社会に貢献してきました。

ワイトリシティについて

ワイトリシティは、特許取得済みの磁気共鳴技術を使って非接触ワイヤレス充電ソリューションを開発しています。ワイトリシティは世界のトップ自動車メーカーやティア1サプライヤーと協力して、EVワイヤレス充電を導入し、電化・共有化・自律化された未来の実現を支援しています。ワイトリシティがEV充電を簡単にスムーズにハンズフリーに行えるようにしている方法をご覧ください。ワイトリシティの詳細はこちらです

最近行ったクアルコム・ハロIPポートフォリオの買収により、ワイトリシティはEVワイヤレス充電技術を自動車メーカーやティア1サプライヤーに提供する「頼りになる」企業としての立場を強化しました。既に公表されているライセンシーには、トヨタ、アプティブ(元デルファイ)、マーレ、TDK、IHI、新電元工業、ダイヘン、BRUSA、Anjie Wireless、ユラ、VIEがあります。世界的な投資企業には、クアルコム、トヨタ、インテル・キャピタル、デルタ・エレクトロニクス・キャピタル、フォックスコン、シュルンベルジェが含まれます。またワイトリシティは、ワイヤレス充電システムの世界的標準の策定を推進すべく、主要自動車メーカーと直接協業しています。標準策定のイニシアチブには、SAEインターナショナル、国際電気標準会議(IEC)、国際標準化機構(ISO)、STILLE、中国自動車技術研究センター(CATARC)、中国電力企業連合会、中国電力科学研究院(CEPRI)が関係しています。

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連絡先
Melissa Mahoney, PR for WiTricity
WiTricity@v2comms.com
617.426.2222

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