100V環境で水冷GPU4枚動作、導入のしやすさと高速性を両立させたディープラーニング向けGPUワークステーション「PAW-200」を販売開始

プレスリリース発表元企業:HPCシステムズ株式会社

配信日時: 2019-03-12 12:45:00

PAW-200

HPCシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:小野 鉄平、以下 HPCシステムズ)は、水冷クーラー搭載GPUワークステーション「PAW-200」を2019年3月12日より販売開始いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/179193/LL_img_179193_1.jpg
PAW-200

ディープラーニング向けに複数GPUを搭載した高性能ワークステーションを設計する際には、CPUとGPUは最大稼働率で動作するため大きな電力が必要であること、高性能GPUを複数枚隣接して搭載させた際は放熱不足によりGPUクロック低下を招きやすい、という2つの大きな課題があります。

「PAW-200」は、CPUと4枚のGPUを2つの電源で分散して電力を供給する設計となっており、電力供給の安定化を図ると同時に一般的な100V環境下での運用も可能とし、一般的な環境でも機器導入をスムーズに行えるようにしました。

放熱不足によるGPUクロックの低下には、水冷機構を取り入れることで高効率な冷却を実現し、クロック低下を招くことなくGPU性能を落とさず長時間の安定した稼動を実現しました。


■製品の特長
1.水冷クーラー搭載のNVIDIA(R) Geforce RTX(TM) 2080 Tiを採用
水冷クーラーを搭載し、ディープラーニングの学習計算中のGPUの温度を60℃前後に維持することにより、保護機能の働きを抑え最大クロックでの動作を可能とし学習時間の短縮を実現します。

2.AC100V環境でもGPUx4基の動作が可能
2基のATX電源を搭載。2系統(AC100V/15A×2回路)の電力を供給することでCPU/システムとGPUの動作が安定し、NVIDIA(R) Geforce RTX(TM) 2080 Ti×4基の運用が可能です。
※CPU + システム=200W、Geforce RTX(TM) 2080 Ti(最大約350W)×4=1400W 合計1600W(1台の電源システムの場合100V15Aでは不足)


■主な仕様
CPU :インテル(R) Core(TM) i9-9900K(8コア16スレッド3.60GHz)
メモリ :32GB DDR4-2666(8GB×4) 最大64GB
ストレージ:58GB NVMe + 2TB SATA3 SSD
GPU :NVIDIA(R) GeForce RTX(TM) 2080 Ti ×4 水冷&空冷ハイブリッドクーラー
※GPU側:水冷、ビデオメモリ側:空冷
電源 :1200W + 1200W(80PLUS PLATINUM認証取得)
※100V/2系統の入力が必要
筐体サイズ:W270mm×H465mm×D476mm(突起物等を除く)
OS :Microsoft(R) Windows(R) 10 Pro 64bit 日本語版
保証 :1年間センドバック保証

メモリ容量/ストレージ容量/GPU本数/OS(Ubuntuなど)のカスタムオーダー承ります。

■製品URL
https://embe.hpc.co.jp/product/paw-200/

HPCシステムズ CTO事業部は、お客様が抱えている課題やニーズを共に考え「現場の声を取り入れた製品」を積極的に開発・提供することにより、お客様のビジネスをサポートしてまいります。


■会社概要
商号 : HPCシステムズ株式会社
代表者: 代表取締役 小野 鉄平
所在地: 〒108-0022 東京都港区海岸3-9-15 LOOP-X 8階
設立 : 2006年7月
資本金: 1億5,300万円
URL : https://www.hpc.co.jp


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