「住宅迷子」脱出のカギは? 住まいのプロの7割が、「住み手が当初希望していた家と実際にできた家は異なる」と回答

プレスリリース発表元企業:SUVACO株式会社

配信日時: 2019-03-06 09:30:00

住まいのプロに出会えるマッチングサービスを運営する SUVACO(スバコ) 株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役: 黒木武将、URL: https://suvaco.jp )は、SUVACOに登録している専門家(建築家やリノベーション会社など)に向けて、「住まいづくりに関するアンケート」を行いました。



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【サマリー】

1)実際にできあがった家は、当初相談者が希望していたものと異なることが多い
実際にできた家と、当初相談者が希望していた家は異なることがあると、7割以上の専門家が回答。
一方、前回の調査で「自分の思い描いている家をつくることはできる」と思っている一般の人が7割もいることから、理想の家の具現化は意外に難しいことが判明。

2)相談者とのやり取りで苦労した点は「予算と要望が合わない」「迷ってしまってなかなか決まらない」
6割の専門家が相談者とのやり取りで困った経験があると回答。具体的には「予算と要望が合わない」「意見が変わるなどして、物事がなかなか決まらない」「家族で意見が合わない」といったことのほか、「ネットや書籍などで得た知識に振り回されてしまう」など現代ならではの事柄が挙げられていた。

3)78%の専門家が「どのような家に住みたいのかが分からなくて迷子になっている人(=住宅迷子)」がいると回答
SUVACOでは、「どのような家に住みたいのかが分からなくて迷子になっている人」を「住宅迷子」と命名。そういった人がいるかどうかを聞いたところ、7割以上の専門家が「いる」と回答した。
「住宅迷子」へのサポートとして多く挙げられたのは、「コミュニケーションを密にすること」「事例や写真などを用いてイメージを探ること」だった。


【調査概要】
・調査対象者:SUVACOに登録している専門家
・調査対象者居住地域:日本全国
・調査実施期間:2019年2月5日(火)~17日(日)
・回答者数:131名
・調査手法:インターネット調査


【詳細】

1)実際にできあがった家は、当初相談者が希望していたものと異なることがある

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「SUVACO」に登録している専門家に対しアンケート調査を行ったところ、リフォーム・リノベーションや注文住宅の相談に訪れる人が当初希望していた家と、実際に形になった家は異なることがある、と回答した人が75.5%いることがわかりました。

以前、SUVACO会員ユーザー向けに行った調査では、「自分は思い通りの家をつくることができるかどうか」という質問に「できる」と回答していた人が70%と、専門家と一般の方との間にギャップがあることが浮き彫りになっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/7697/22/resize/d7697-22-444281-1.png ]


この結果に対し、SUVACO編集長の松本宰は「一般の方が、自分たちが本当に望んでいる住まいを言語化することの難しさを物語っていると思います。自分たちの希望をわかっているつもりでも、専門家からみると異なるニーズが潜んでいたり、別のアプローチ方法が考えられたりするのでしょう。その意味でも、自分たちの潜在的なニーズを汲み取り、それを形にすることができる専門家を選ぶことが重要だと感じます」とコメントしています。


2)相談者とのやり取りで苦労した点は「予算と要望が合わない」「迷ってしまってなかなか決まらない」

また、相談者とのやり取りで困ったことがあるかを聞くと、66.4%が「ある」と回答。具体的には、
[画像4: https://prtimes.jp/i/7697/22/resize/d7697-22-257285-2.png ]


<予算が合わない>
・要望と予算がかけ離れている。
・全体的な予算自体が決まっていない。

<家族で意見が割れる>
・ご家族(特にご夫婦)の趣向や意見が合わずうまくまとまらないことがある。

<意見が変わる>
・要望がよく変わってしまう。
・仕様決めにおいて、何度も変更依頼をされる。

<ネットなどの情報に振り回される>
・多くのインターネット情報に振り回されてしまい、説得するのに多くの時間を要する。
・WEBや書籍等で得た、耳あたりが良い情報を鵜呑みにしている方がいる。
などといったことが挙げられていました。

[画像5: https://prtimes.jp/i/7697/22/resize/d7697-22-421506-3.png ]


3)78%の専門家が「どのような家に住みたいのかが分からなくて迷子になっている人(=住宅迷子)」がいると回答

以上の質問を踏まえ、「どのような家に住みたいのかが分からなくて迷子になっている人」がいるかどうかを聞いたところ、78%が「いる」と回答しました。


SUVACOでは、こうした人たちを「住宅迷子」と命名。その特徴として多く挙げられた項目は、「かけられる予算について、具体的な額を把握していない」「要望が多い」「自分が住みたい家が具体的にイメージできていない」でした。


[画像6: https://prtimes.jp/i/7697/22/resize/d7697-22-759910-4.png ]

こうした、「住宅迷子」の人たちに対して、専門家たちがサポートしている内容として特に多かったものが、

<コミュニケーションを密にすること>
・ヒアリングに時間をかけて住みたい家を導き出していく
・話をよく聞き、整理する。うまく言葉で表現できないニュアンスをくみ取る。その上で場合によっては物事の優先順位をつける
・そのご家族の「今」「将来」の生活を会話の中で一緒にシミュレーションし、ご自分たちの生活をより想像してもらったり、様々な事例をお話しさせていただいたりして参考にしてもらう


<事例や写真などを用いてイメージを探ること>
・イメージ画像の中からピンと来るものを教えてもらい、そのうえでオリジナルアイデアを提示する
・レストラン、ホテル、旅行、ファッション、趣味、時間の使い方など、住まいに関係ないことから好きな空間をあぶり出す
・お気に入りのSNSなどの写真を積極的に見せてもらい、全てを受け入れるのではなく、メリット、デメリットなどを具体的にお話しし、採用の可否をご提案している

<現在ならではの“情報過多”の状況へも対応>
・ネット情報だけを鵜呑みにしたり、大量のネット情報を自分で整理しきれず判断に迷っていたりする方が多いので、迷っている内容を調べて客観的意見を伝えるよう努力している


<SUVACO編集長による総括>
家づくりは高度な専門的知識を要求されますし、ほとんどの方にとっては初めての経験なので、わからないことが多いのは仕方のないことだと思います。しかし、どういう家でどのように暮らしたいのかを決めるのは住み手にしかできません。大切なことは、自分たちの要望をしっかりと持ち、それを建築家などのプロに投げかけることで、よりよい解決策を共に作り上げていくという意識なのではないでしょうか。

「住宅迷子」になることは決して悪いことではありません。迷子になったときこそ、話をよく聞いてくれて、自分たちの真の希望を引き出してくれる専門家の存在が重要なのだと思います。家づくりでは、積極的に専門家の力を活用すべきです。だからこそ自分たちの夢や希望、要望や不安を遠慮なく伝えることのできる、信頼できる専門家を選ぶことが成功の近道だと言えます。

【会社概要】

企業名:SUVACO 株式会社
URL:https://suvaco.jp
代表者:代表取締役 黒木武将
所在地:本   社 東京都港区元赤坂 1-4-21 赤坂パレスビル 1F
    名古屋支部 愛知県日進市赤池2-808(未来デザインラボ内)
設 立:2013 年 4 月 2 日
事業内容:注文住宅・リノベーションなど 住まいのプロに出会えるマッチングプラットフォームの運営

<SUVACO 事業内容>
2013 年7月より、理想の家づくりをしたい人がリノベーション・リフォーム・注文住宅のプロに出会えるマッチングサイト「SUVACO」を運営。日本国内 1,200 社を超える専門家(設計・デザインや施工のプロ)の事例やトレンド・お役立ちアイデアを特集・記事として配信しております。ご要望に合った住まいのプロを紹介・提案する「専門家紹介サービス」も提供。さらに、株式会社扶桑社発行の「リライフプラス」と共同にて、リノベーション専門サイト「リノベりす」の運営も行っています。


<SUVACO 住まいの専門家・事例数>(2018 年 12月現在)
参加専門家数(建築家・工務店・住宅企業) 1,240 社
SUVACO の事例登録部屋数 72,139 件

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