エクソンモービル、2012年度第3四半期の業績速報を発表

プレスリリース発表元企業:Exxon Mobil Corporation

配信日時: 2012-11-05 14:06:00

エクソンモービル、2012年度第3四半期の業績速報を発表

(米テキサス州アービング)- (ビジネスワイヤ) -- エクソン モービル コーポレーション(NYSE:XOM):

            第3四半期 9カ月期 2012 2011 % 2012   2011 % 特別項目を除く利益1

百万米ドル 9,570 10,330 -7 34,930 31,660 10 普通株式1株当たり米ドル 希薄化後 2.09 2.13 -2 7.50 6.45 16   特別項目

百万米ドル 0 0 0 0   利益

百万米ドル 9,570 10,330 -7 34,930 31,660 10 普通株式1株当たり米ドル 希薄化後 2.09 2.13 -2 7.50 6.45 16   設備投資および探鉱 費用 - 百万米ドル 9,183 8,620 7 27,356 26,747 2   1 「利益への言及」を参照

  エクソンモービルのレックス・W・ティラーソン会長は、次のように述べています。

「第3四半期の業績には、安全性と環境成績への強力な取り組みを維持しつつ経済の回復と成長を支えるために必要なエネルギーの開発と供給に取り組む当社の継続的な努力が反映されています。」

「2012年度第3四半期の利益は96億ドルで、2011年度第3四半期から7%減少しました。2012年度9カ月期の利益は349億ドルとなり、2011年度9カ月期に比べて10%増加しました。」

「第3四半期の設備投資と探鉱費用は92億ドルとなり、2012年度9カ月期は過去最高水準の274億ドルに達しました。当社は、世界のエネルギー需要を満たすために石油と天然ガスの新たな供給源を発見し生み出す機会を追求する努力を続けています。」

「第3四半期には、配当と自社株式購入による流通株式数削減を合わせ、76億ドル以上を株主に分配しました。」

第3四半期のハイライト

利益は95億7000万ドルで、2011年度第3四半期から7億6000万ドル(7%)減少しました。 1株当たり利益(希薄化後)は2.09ドルで、2011年度第3四半期比で2%減少しました。 設備投資および探鉱費用は92億ドルで、2011年度第3四半期比で7%増加しました。 原油換算生産量は、2011年度第3四半期比で7.5%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は2.9%減少しました。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは、資産売却の受取金は6億ドルを含めて140億ドルでした。 流通株式数を削減するための自社株式購入は50億ドルでした。 1株当たり配当金は0.57ドルで、前年同期比で21%増加しました。 すでに発表したように、2012年9月19日にエクソンモービルと子会社のXTOエナジーは、デンバリー・リソーシズ子会社のデンバリー・オフショアとの間で交換契約を締結してデンバリーがバッケンに持つシェール資産の権益を100%取得しました。これは、ノースダコタ州とモンタナ州の約19万6000純エーカーからなり、ディールが完了すれば生産量は純石油換算で1日当たり1万5000バレルを超えると予想されます。 発表されているとおり、2012年10月16日にExxonMobil Canada Ltd.は、セルティック・エクスプロレーションと契約を締結し、ExxonMobil Canadaの関連会社がセルティックを買収することになりました。契約の条件に基づき、ExxonMobil Canadaは流体資源の多いモントニーのシェールの54万5000純エーカー、デュヴェルネのシェールの10万4000純エーカー、アルバータのその他のエリアの追加エリアを取得します。取得予定エリアの現在の生産量は、天然ガスが1日当たり7200万立方フィート、原油、コンデンセート、天然ガス液が1日当たり4000バレルです。 エクソン・ネフテガス・リミテッド(ENL)が運営するサハリン-1コンソーシアムは、最近に極東ロシア沖のチャイヴォ油田で世界最長の大偏距井を掘削しました。エクソンモービルの高速掘削技術を使用して、Z-44油井は計測深度1万2376メートル(4万604フィート)に達しました。これは、エンパイア・ステート・ビルの高さの27倍以上です。 エクソンモービルは2億ドル以上を投資してルイジアナ州バトンルージュの化学製品・潤滑油プラントを拡張し、合成潤滑油基油の製造能力と潤滑油調合・包装・貯蔵能力を拡大しています。 2012年度第3四半期と2011年度第3四半期の比較

2012年度第3四半期の川上事業の利益は59億7300万ドルで、2011年度第3四半期から24億2100万ドル減少しました。生産量および製品構成の影響が利益を7億ドル押し下げました。液状製品と天然ガスの実現価格の低下により、利益は1億3000万ドル押し下げられました。前年のような資産売却(10億ドル)がなかったこと、不利な税項目と為替の影響を含むその他の項目は、利益を合計16億ドル押し下げました。

原油換算では、生産量は2011年度第3四半期から7.5%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は2.9%減少しました。

液状製品の生産量は合計2116 kbd(キロバレル/日)で、2011年度第3四半期と比べて133 kbdの減少となりました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除けば、液状製品の生産量は3.1%減少しました。自然減退の一部がアンゴラとナイジェリアでのプロジェクト始動によって相殺されています。

第3四半期の天然ガス生産量は1万1061 mcfd(百万立方フィート/日)となり、2011年度から1136 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、自然減退が主な原因で天然ガス生産量は2.7%減少しました。

米国の川上事業による利益は6億3300万ドルで、2011年度第3四半期から5億5100万ドル減少しました。米国外の川上事業による利益は53億4000万ドルで、前年度から18億7000万ドル減少しました。

川下事業の利益は31億9000万ドルで、2011年度第3四半期と比べて16億1100万ドルの増加となりました。川下事業の利益は、精製を中心に販売量と製品構成が実質的に横ばいな中、利益率の影響で8億5000万ドル増加しました資産売却による3億6000万ドルの利益の増加、有利な為替の影響、営業費用の減少を含むその他の項目は、利益を7億8000万ドル押し上げました。石油製品の売り上げは6105 kbdで、前年度第3四半期と比べて453 kbd減少しました。ダイベストメントと日本での再編が主な要因です。

米国の川下事業の利益は14億4100万ドルで、2011年度第3四半期と比べて6億3100万ドルの増加となりました。米国外の川下事業の利益は17億4900万ドルで、前年度と比較して9億8000万ドル増加しました。

ケミカル事業の利益は7億9000万ドルで、2011年度第3四半期と比べて2億1300万ドル減少しました。利益率の低下により、利益は1億5000万ドル押し下げられました。不利な為替の影響を中心とするその他の項目が、利益を6000万ドル押し下げました。第3四半期の主要製品の売り上げは5947 kt(千メートルトン)で、前年度第3四半期から285 kt減少しました。日本での再編がその主な要因です。

2012年度第3四半期のコーポレート費用および財務費用は3億8300万ドルで、主に有利な税項目の影響により2011年度第3四半期比で2億6300万ドル減少しました。

2012年度第3四半期において、エクソン モービル コーポレーションは、自社の普通株式5800万株を総額51億ドルで購入し、自己株式としました。この内50億ドルは流通株式数を削減するためのもので、残りは当社の報酬制度との関連で株式を取得するために使用されました。現時点において、2012年度第4四半期には、流通株式数の削減に向けて50億ドルの株式購入が行われる見通しです。購入は公開市場と相対取引の両方で行われる可能性があります。また、事前の予告なく、株式数の増加、減少、あるいは購入の中止が行われる場合があります。

2012年度9カ月期と2011年度9カ月期の比較

2012年度9カ月期の利益は349億3000万ドルとなり、2011年度から32億7000万ドル増加しました。1株当たり利益は、16%増の7.50ドルでした。

9カ月期のハイライト

利益は349億3000万ドルで、10%増加しました。 1株当たり利益は、16%増の7.50ドルでした。 原油換算生産量は2011年度から6.2%減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は1.6%減少しました。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは、資産売却の受取金69億ドルを含めて498億ドルでした。 2012年度9カ月期には、配当と自社株購入による流通株式数の減少により、およそ230億ドルを株主に分配しました。 設備投資および探鉱費用は過去最高の274億ドルに達しました。 2012年度9カ月期の川上事業の利益は221億3300万ドルで、2011年度から34億7700万ドル減少しました。生産量および製品構成の影響が利益を19億ドル押し下げました。液状製品と天然ガスの実現価格の影響で、利益は8000万ドル押し下げられました。営業費用の増加と不利な税項目の影響を含むその他の項目が利益を15億ドル押し下げました。

原油換算では、生産量は前年同期比で6.2%減少しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は1.6%減少しました。

液状製品の生産量は2179 kbdで、2011年度から153 kbd減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除けば、液状製品の生産量は1.8%減少しました。自然減退の一部がアンゴラとナイジェリアでのプロジェクト始動によって相殺されています。

天然ガスの生産量は1万2249 mcfdで、2011年度から739 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は約1.3%減少しました。自然減退が需要の増加とダウンタイムの減少によって部分的に相殺されました。

2012年度の米国の川上事業の利益は23億2100万ドルで、2011年度から15億9100万ドル減少しました。米国外の利益は198億1200万ドルで、18億8600万ドルの減少となりました。

2012年度9カ月期の川下事業の利益は114億2200万ドルで、2011年度から73億8800万ドル増加しました。利益は精製利益率の上昇によって14億ドル押し上げられ、販売量と製品構成の影響で1億4000万ドル押し上げられました。その他の項目の影響で利益は58億ドル押し上げられました。日本での再編による53億ドルの利益とその他のダイベストメント利益が主な要因です。石油製品の売り上げは6197 kbdで、2011年度と比べて189 kbd減少しました。ダイベストメントと日本での再編が主な要因です。

米国の川下事業の利益は28億7800万ドルで、2011年度と比べて6億4000万ドルの増加となりました。米国外の川下事業の利益は85億4400万ドルで、前年同期から67億4800万ドル増加しました。

2012年度9カ月期のケミカル事業の利益は29億4000万ドルで、2011年度から9億ドル減少しました。利益率の影響により、利益は9億2000万ドル押し下げられました。販売量と製品構成の効果が利益を6000万ドル押し下げました。その他の項目は利益を8000万ドル押し上げました。日本での再編に関連する6億3000万ドルの利益のほとんどが主に不利な為替の影響と営業費用の増加によって相殺されました。主要製品の売り上げは1万8256 ktで、2011年度から479 kt減少しました。

2012年度9カ月期のコーポレート費用および財務費用は15億6500万ドルで、主に日本での再編の影響により2011年度比で2億5900万ドル減少しました。

2012年度9カ月期における総額158億ドルの自社株式購入により、流通株式数は1億8500万株減少しました。

財務データおよび営業データの主な速報値を以下に示します。

エクソンモービルは、2012年11月1日午前10時(米国中部時間)より、ウェブキャストで決算、業績、その他の事項について説明します。この会議の生中継や記録版をお聴きになる場合は、当社のウェブサイトexxonmobil.comにアクセスしてください。

注意事項

将来の計画、予測、イベント、条件に関する記述は、将来の見通しに関する記述です。プロジェクトの計画・費用・タイミング・生産能力、設備投資および探鉱費用、資源採取、ならびに株式購入の水準などの実際の結果は、さまざまな要因によって大きく異なるものとなる可能性があります。このような要因としては、石油およびガス価格の変動や石油・ガス業界に影響を及ぼすその他の市場環境および経済状況(景気後退の範囲や期間を含む)、探鉱および開発努力の結果、税や環境要件などの法律および政府規制の変化、商業交渉の結果、技術環境または事業環境の変化、ならびにエクソンモービルのウェブサイトの「投資家(Investors)」セクションおよびエクソンモービルの2011年度フォーム10-Kの第1A項で「将来の結果に影響する要因」の見出しの下に取り上げられているその他の要因があります。進行中の買収の完了は、政府による承認の条件および時期、ならびに適用される契約に含まれるその他のクロージング条件に依存します。エクソンモービルは、将来においてこのような記述を更新する義務を負いません。石油または天然ガスの量について言及する際には、エクソンモービルとしては最終的には生産すると考えているものの、SECの定義による「確認埋蔵量」として分類されていない量が含まれている場合があります。

一般的に使用される用語

従来の慣例に従い、本プレスリリースには特別項目を除く利益と特別項目を除く1株当たり利益が含まれています。これらはいずれも非GAAP財務指標であり、各期間にまたがって基本的な事業成績を比較する上で有益な方法であるため記載されています。エクソンモービルの純利益との調整は添付資料IIに示されています。本リリースには、営業活動と資産売却によるキャッシュフローも含まれています。エクソンモービルでは、資産管理とダイベストメント・プログラムを恒常的に行っているため、投資家の皆さまが事業投資活動と財務活動のために利用可能なキャッシュを評価する際に、子会社や有形固定資産の売却に伴う受取金、投資物の売却収入や利益を営業活動から得られるキャッシュと合わせて考えることが有益だと考えています。営業活動から得られるキャッシュとの調整は添付資料IIに示されています。エクソンモービルで一般的に使用されている財務指標、営業指標、その他の用語に関する詳細情報は、エクソンモービルのウェブサイトexxonmobil.comの投資家向けセクションで「一般的に使用される用語(Frequently Used Terms)」の項目に記載されています。

利益への言及

合計企業利益は、損益計算書のエクソンモービルに関する純利益(米国GAAP)を指しています。特に記載されていない限り、利益、特別項目、特別項目を除く利益、川上事業、川下事業、ケミカル事業、コーポレートおよび財務セグメントの利益、1株当たり利益は、非支配持分に帰属する額を除いたエクソンモービルの持分を指しています。

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連絡先
ExxonMobil
Media Relations, 972-444-1107

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