宇宙産業の拡大を目指し発足した団体一般社団法人Space Port Japan(スペースポート・ジャパン)活動をスタート

プレスリリース発表元企業:一般社団法人Space Port Japan

配信日時: 2018-11-16 10:00:00

このたび、日本にスペースポート(宇宙港)を開港し、日本がアジアにおける宇宙旅行ビジネスのハブになることを目指すための団体『一般社団法人Space Port Japan(スペースポート・ジャパン)』を立ち上げ、活動をスタートいたしました。

【背景と概要】
新興宇宙企業などNewSpaceの盛り上がりにより、宇宙産業は年々拡大しており、産業の規模は現在の約40兆円から30年後には100兆円を超えるとも言われています。その中でも、米国を中心に宇宙旅行ビジネスが立ち上がりつつあり、今後巨大マーケットへと成長する可能性が高まっています。

このような中、宇宙先進国である日本にアジア初のスペースポートを作り、日本を宇宙旅行ビジネスの拠点とすることは、今後の宇宙産業及び関連産業の発展にとって非常に重要な意味を持つと言えるでしょう。
そこで、一般社団法人Space Port Japan(スペースポート・ジャパン)は、日本にいち早くスペースポートを開港すべく、国内外の関連企業や団体・政府機関等と連携し、スペースポートの開港を後押しいたします。また、スペースポートから離陸するスペースプレーン・有人ロケットなどの開発・運用を行う企業との連携や、宇宙とはこれまで接点がなかった業界の巻き込みも推進していきます。結果として、日本がアジアにおける宇宙旅行ビジネスのハブになることを目指します。

【法人概要】
・法人名: 一般社団法人Space Port Japan
(英語名:Space Port Japan Association、略称:SPJ)
・設立 : 2018年7月
・目的 : 日本にスペースポート(宇宙港)を開港することをもって広く日本の航空宇宙関連産業を振興する
・URL : https://www.spaceport-japan.org

【初期会員企業(アルファベット順)】
・エアバス・ジャパン株式会社
・ANAホールディングス株式会社
・丸紅株式会社
・三井不動産株式会社
・スカパーJSAT株式会社 など

【共同創業者&理事】
■代表理事 山崎 直子
東京大学大学院工学系研究科修士課程を修了後、NASDA(現・JAXA)職員を経て、1999年、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する宇宙飛行士の候補者に選ばれる。2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号によるISS組立補給ミッションに参加。現在は、内閣府の宇宙政策委員会委員や大学客員教授などを務める。自らの宇宙飛行における訓練や運用に関する経験を踏まえ、本法人の代表を務める。

■理事 青木 英剛
グローバル・ブレイン株式会社 パートナー(宇宙・ロボティクス)。米国にて修士号(航空宇宙工学)とパイロット免許を取得後、三菱電機にて宇宙船「こうのとり」を開発し、多くの賞を受賞。現在はベンチャーキャピタリストとして宇宙ベンチャー等の支援に従事。また、「宇宙エバンジェリスト」として民間主導の宇宙産業創出に貢献。一般社団法人SPACETIDE共同創業者兼理事。JAXAや政府委員会の委員等を多数歴任。

■理事 鬼塚 慎一郎
ANAホールディングス株式会社グループ経営戦略室所属、宇宙事業化プロジェクト・プロジェクトマネージャー。大学卒業後、エアライン系商社にて航空関連サービスの新規事業開発や航空機ファイナンスの組成、物流コンサルティングなどを手掛ける。現業では全社戦略の策定や特定領域における事業戦略実行支援、イノベーション関連投資、空港コンセッションなどに従事。

■理事 片山 俊大
株式会社電通所属。セールスプロモーション、メディアマーケティング、クリエーティブ、コンテンツビジネス等、幅広い領域のプロジェクトに従事。その後、化粧品メーカー・総合電機メーカー担当営業を歴任。現在は、「石油・資源エネルギー」「SDGs」「五輪」「インフラ輸出」などの重点国家戦略テーマを扱っている。2015年からは、日UAE宇宙外交など、宇宙事業にも深く従事している。

■理事 新谷 美保子
慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、2006年弁護士登録(TMI総合法律事務所所属)。専門分野は知的財産権、IT・通信、新規事業立上げ、リスク管理、宇宙法・航空法。2013年米国コロンビア大学ロースクール卒業後は、宇宙航空産業に複数のクライアントを持ち、民間企業間の大型紛争、宇宙ベンチャー投資、宇宙ビジネスにおける取引を含めた実務を多く扱う。

■理事 高田 真一
JAXA新事業促進部 宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)プロデューサー。
修士号(航空宇宙工学)取得後、JAXA入社。ロケットエンジン開発、宇宙船「こうのとり」開発・運用、米国ヒューストンでの国際宇宙ステーション及び将来探査プログラム調整を経て、現職にて、民間との共創活動により、将来の宇宙旅行を見据えた新たな事業創出、そして新たな経済圏創造を目指す。

■理事 田口 秀之
東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。三菱重工業において、ロケットエンジンの設計に従事。NAL(航空宇宙技術研究所)を経て、JAXAにおいて、太平洋を2時間で横断できる「極超音速旅客機」の研究を実施中。離陸からマッハ5まで連続作動する極超音速エンジンの運転実験に成功(世界初)。自分が設計したスペースプレーンに乗って宇宙に行くことが人生の目標。


英文のリリースは下記PDFをご確認ください。
English press release
https://www.atpress.ne.jp/releases/170982/att_170982_1.pdf


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