【LINE】開発コンテスト「LINE BOOT AWARDS 2018」を実施

プレスリリース発表元企業:LINE株式会社

配信日時: 2018-11-13 11:30:27

最終審査までに4,000名の開発者が参加、1,125のプロジェクトが誕生
高校生およびインドネシアのチームによる2作品がグランプリを受賞



LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、2018年11月10日(土)に、LINEアカウントやClovaスキル、もしくはその両方を組み込んだ実装サービスを対象としたコンテスト「LINE BOOT AWARDS 2018」の最終審査を行うイベントを実施し、LINEで当番をお知らせする「Toubans!」、ゲームをしながら友だちと出会える「Ica Ica」の2作品がグランプリを受賞いたしましたので、お知らせいたします。

「LINE BOOT AWARDS 2018」公式サイト:https://www.line-community.me/awards/
[画像1: https://prtimes.jp/i/1594/1322/resize/d1594-1322-600484-0.jpg ]

LINEは「CLOSING THE DISTANCE」をミッションに掲げ、世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めることを目指しています。取り組みの一環として、LINE上のchatbotの開発・普及を促進するため、LINEのアカウントで活用できるMessaging APIを一般公開しています。2017年3月には、外部開発者によるchatbotの開発を促し、便利で多様なサービス展開につなげることを目的とした開発コンテスト「LINE BOT AWARDS」を開催いたしました。グランプリとして、身体的・精神的に手助けを必要とする人と、その手助けをしたい周囲の人を「LINE」を通じて繋げてサポートを提供するサービス「&HAND(アンドハンド)」が選ばれ、その他にもchatbotの特性を活かしてユーザーに価値ある体験を提供する様々な作品が表彰されました。
「LINE BOT AWARDS」開催レポート:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1686

■審査対象を加えてさらに発展した「LINE BOOT AWARDS 2018」を実施、1125のプロジェクトが新たに誕生
今年は、2018年7月に公開された、Clovaに搭載されるスキルの開発・拡張ができるClova Extentions Kit(CEK)を活用した実装サービスも審査対象に加え、LINEおよびClovaをベースに多様なコミュニケーション・サービスの創出を図る開発コンテストとして「LINE BOOT AWARDS 2018」を実施いたしました。個人・法人問わず誰でも参加が可能で、グランプリのほか、LINEが定めたテーマに沿った部門賞や、協賛企業・団体の提供するテーマに対し最適なソリューションとなるサービスを表彰する協賛テーマ賞なども複数設け、多角的な観点で審査が行われました。本コンテストの実施に向けて、国内だけでなく台湾、タイ、インドネシアにおいてもハッカソンなどのイベントを多数開催し、最終審査までに4,000名の開発者が参加、1,125のプロジェクトが生み出されました。

そして2018年11月10日(土)、運営事務局による審査を通過した応募者が集まり、各チームの展示選考と、展示選考での通過者および各協賛テーマ賞のプレゼンテーション審査、表彰を行いました。各作品の審査は、以下の3つのポイントに沿って行われました。

LINE BOOT AWARDS 2018 審査基準
1. Loved by Users:ユーザーに継続的かつ日常的に愛されるサービスであること。そのサービスを通じて、LINEやClova自体がよりユーザーに愛される存在になるようなサービスであること。
2. LINE as a Platform:既存サービスの拡張・転用だけではなく、LINEやClovaの特徴やユーザー接点を活かし、双方向かつ能動的な新たなコミュニケーションを生み出すサービスであること。
3. Quality:様々なAPIやサービス等を組み合わせ、単純な”機能”ではなく”サービス”と呼べる完成度があり、ビジョンだけではなく、サービス実現までの道筋が見えること。

■ LINEで当番をお知らせする「Toubans!」、ゲームをしながら友だちと出会える「Ica Ica」の2作品がグランプリを受賞

[画像2: https://prtimes.jp/i/1594/1322/resize/d1594-1322-578073-1.png ]

審査の結果、ユーザーのニーズを的確に捉えた上でLINEならではのコミュニケーションを創出し、高いクオリティのサービスを実現した「Toubans! LINEで設定通知する当番お知らせサービス」および「Ica Ica」の2作品が、同得点でグランプリを受賞しました。

■グランプリ(賞金1000万円)※各500万円
Toubans! LINEで設定通知する当番お知らせサービス / 制作:西村 惟
これまでアナログで管理を行うことが多かった家族や友人間の当番を、LINEのグループ上で簡単に設定することができます。LINEのグループにBotを追加し、あらかじめ設定を行うと、その設定に基づいて当番の通知をしてくれます。高校2年生による作品で、学校での紙をベースとした当番管理に不便さを感じたことをきっかけに開発されました。
制作過程において丁寧なユーザーリサーチを行い、シンプルで使いやすいUIを追求するなど、サービスとしてのクオリティを徹底的に追求した点が評価され受賞しました。

Ica Ica / 制作:Ferdays
インドネシアのチームによる、LINE上でゲームをしながら新たな友だちと出会えるデーティングBotです。多数のゲームで遊べるだけでなく、指定した条件で新しい友だちを探したり、年齢などの情報をもとにBotがランダムに選んでくれた友だちと出会うことができます。
LINEのプラットフォームやユーザー属性を理解し、LINEのミッション「CLOSING THE DISTANCE」を体現していること、インドネシアで既に100万人以上のユーザーを抱えるなどのサービス完成度の高さなどが評価され受賞しました。
※LINEの利用規約は各国で異なります。本サービスはインドネシアにおける利用規約に従ったものです。

<部門賞>
■ファミリー部門賞(賞金50万円)
家族のお手伝い帳 / 制作:チーム家族愛
子どもがClovaに「お手伝いある?」と聞くと、親があらかじめLINEのchatbotで登録したお手伝いのリストを教えてくれます。お手伝いが終わってClovaに報告すると、親のLINEアカウントに通知され、親が合格と返信するとポイントが溜まります。お手伝いをきっかけに、LINEとClovaを通じた親子のコミュニケーションを生み出すサービスです。

■ビジネス/ワーク部門賞(賞金50万円)
Naturally InLINE Agile (NILA) / 制作:Team NILA
タイのチームによる、LINEのトークルームの会話を解析し、プロジェクト管理ツールへ入力してくれるサービスです。グループに追加したBotがトークルームの会話内容からスケジュールやタスクを読み取り、自動的に最適な形で管理ツールへ登録してくれるので、LINEとツールの間を行き来することなくコミュニケーションとタスク管理を行うことができます。

■暇つぶし部門賞(賞金50万円)
謎解きサウンドホラーゲーム ゾンビのまち / 制作:VoiceApp Lab
Clovaとの会話やLINEで送られてくるメッセージをもとに謎解きを行う、これまでにない新しい体験を創出したゲームです。音声ユーザーインターフェース(VUI)の可能性を研究するクリエイター集団として知られる「VoiceApp Lab」によって開発されました。

■グループ部門賞(賞金50万円)
おもいでロール / 制作:つくるラボ
トーク画面のキャプチャを印刷し、おもいでとして残すことができるサービスです。LINEのトークルームにBotを追加するだけで、好きなタイミングで日時や期間などを指定して印刷することができます。NGワードを指定して除外したり、印刷代をLINE Payで決済することも可能です。

■エンジニア部門賞(賞金50万円)※各25万円
動け!フレンズロボットシステム / 制作:rino products
Clova Friends、Clova Friends miniにドッキングできるロボスーツと、ロボスーツを装着したClovaデバイスと遊ぶことができるスキルを開発しました。Clovaのキャラクター性に、動きによる表現を加えることで、唯一無二のスマートスピーカーを目指した作品です。

ClovaカメラとおうちSkill & BOT / 制作:吉田 顕一
Clovaにカメラを接続、撮影した写真を解析することで顔を認識し、その人に合った情報を教えてくれるサービスです。「おはよう」や「いってきます」と話しかけることで、スケジュールを読み上げてくれたり、その日の服装に合ったアクセサリーなどの提案をしてくれます。

■学生部門賞(賞金50万円)
Toubans! LINEで設定通知する当番お知らせサービス / 制作:西村 惟
※グランプリに加えて受賞

<協賛テーマ賞>
■OMRON connect 賞(提供:オムロン ヘルスケア株式会社 / https://www.line-community.me/awards/prize/1
まるもん / 制作:システムズ
家族がLINEのグループ上で登録した薬の情報やメッセージをもとに、一人で暮らすお年寄りに「まるもん」がClovaを通して薬を飲むように通知したり、メッセージを読み上げてくれます。メッセージが再生されるとLINEのグループに通知が送られるため、離れて暮らす家族でもお年寄りの生活を見守ることができます。

■Xperia Ear Duo賞(提供:ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 / https://www.line-community.me/awards/prize/2
My Caddie / 制作:Groovers
ゴルフ場に設置されたLINE Beaconをもとに、ゴルフプレイ中にコース情報や打ち方のアドバイスなどを本物のキャディーのように教えてくれます。音声でスコアを登録し、LINEのトークルーム上で視覚的に確認することもできます。
※LINE Beacon:街中等に設置されたBeacon端末からの信号情報と連動して、LINE上でユーザーとコミュニケーションを行うことのできるサービスです。

■RIZAP賞(提供:RIZAP株式会社 / https://www.line-community.me/awards/prize/3
MY BODY~かんたんヘルスケア~ / 制作:torisankanasan
Clovaに話しかけるだけで体重や血圧の記録・確認ができるサービスです。日常生活の中で習慣的に続けられるため、記録忘れなどを減らすことができます。また、過去に記録したデータもLINEのトークルーム上でグラフ化して確認することができます。

■鎌倉市SDGs未来都市 賞(提供:鎌倉市 / https://www.line-community.me/awards/prize/4
鎌倉市「投書箱」BOT / 制作:MegaMouse合同会社
LINEから簡単に”投書”や、投書後の進捗確認を行うことができるサービスです。市民が投書を行うまでのハードルを下げると同時に、投書自体のデジタル化によって行政職員の業務負荷も改善できます。

鎌倉ごみ調べ / 制作:e-Craftsman
ダンボールや空き瓶など、出したいごみの名称や画像をLINEから送るだけで、登録した地域のごみ収集日を確認できます。また、送信した位置情報をもとに指定ごみ袋の取扱店を教えてくれたり、あらかじめ日時を設定すれば、収集日当日にアラームによるリマインドもしてくれます。

※「LINE BOOT AWARDS 2018」協賛テーマ賞発表時のプレスリリース:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2334

各作品の詳細はLINE Engineering Blog( https://engineering.linecorp.com/ja/blog/line-boot-awards-2018-final/ )でもご紹介しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/1594/1322/resize/d1594-1322-929500-2.jpg ]


LINEは今後も、外部の開発者や企業が「LINE」のプラットフォーム上でサービス開発・展開ができる環境と、優れたサービスが評価される機会の提供を続けることで、ユーザーにとってさらに便利で価値のあるサービスの創出を目指します。

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