ウェアラブル端末による活動データと疾病の因果関係の解析を加速 健康経営の高度化に向け、東京大学センター・オブ・イノベーション(COI)の研究に参画
配信日時: 2018-11-01 16:00:23
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社(社長:大場 康弘、以下、「当社」)は、健康経営の高度化を目的として、東京大学センター・オブ・イノベーション(COI)※自分で守る健康社会拠点カラダ予想図プロジェクトチーム(機構長:池浦 富久、以下「東大COI」)が行う生活習慣改善の研究に参画します。
※東大COIは文部科学省および国立研究開発法人科学技術振興機構が主導する産学連携プログラムです。
[画像: https://prtimes.jp/i/22427/76/resize/d22427-76-842854-0.jpg ]
1.目的・背景
当社は、お客さまが健康になることを応援する「健康応援企業」への変革を目指しています。そのためには、社員一人ひとりの健康が不可欠であり、「健康経営」の一環として2016年4月からFitbit社製ウェアラブル端末を約3,000名の社員に配布しています。
東大COIの研究では、ウェアラブル端末とアプリ「カラダ予想図」※を活用した健康サポートプログラムの検証を目的の一つとしており、既にウェアラブル端末を導入・健康経営を実践している当社と親和性が高いと考え、この度の研究に参画することとなりました。
本取組みは、日本の健康社会の実現に、広く還元・寄与できるものと考えております。
※アプリ「カラダ予想図」は4.を参照。
2.具体的な取組み
当社の保有する社員のウェアラブル端末から収集した活動データおよび健康診断データを東大COIに提供します。東大COIは、このデータの集団解析、リスク解析を行い、その解析結果に基づいて、当社の健康経営に対してレポートを通じてアドバイスを行います。
また、特定保健指導対象者やそれに準ずる疾病ハイリスク群にあたる当社社員に対し、ウェアラブル端末とアプリ「カラダ予想図」を通じて健康指導を行います。この健康指導は、アルゴリズムを駆使し、個人の状態に則した指導を行うことで、メタボリックシンドロームが引き起こす将来の疾病リスクの改善や医療関連費削減を目指します。
3.今後について
当社は、本研究で得られた知見を当社の健康経営の高度化に活用します。また、当該結果をふまえて新たな分析を行うとともに、商品・サービス開発に活用することにより、健康で長く生きられる持続可能な社会の実現を目指します。
4.カラダ予想図について
東大COIが開発した医療の専門家が将来の健康をサポートするプログラムです。個人毎の現在・未来の健康リスクを可視化することで、自分の問題として認識させ、行動変容を促します。AI等のIT技術により個人の生活習慣や嗜好に基づいたアドバイスを行うことで、将来の疾病発症リスク等の減少を目指します。さらに、健康関連データに基づく集団分析により、健康経営の実現をはかります。
本発表にあたり、東大COI自分で守る健康社会拠点 機構長:池浦 富久様よりコメントを頂戴しております。
東大COI自分で守る健康社会拠点 機構長:池浦 富久様
「今回、開発した行動変容促進アプリの有効性を確認するために数社にご協力をいただき多施設介入研究を行います。これまで損保ジャパン日本興亜ひまわり生命はFitbitのデータを活用した素晴らしい健康維持・増進活動をされていて、我々の介入研究におけるwearableの有効性を確認する上で貴重なデータ提供をしていただくことになります。今回の介入研究が従業員、お一人お一人の幸せに繫がり、更には、この成果を社会に貢献していただけることを期待しています。」
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