乾癬(かんせん) は 感染しない! 疾患への誤解に一石を投じる『HIKANSEN project』始動

プレスリリース発表元企業:ヤンセンファーマ株式会社

配信日時: 2018-10-05 13:00:00

―昨年SNSで乾癬を公表し大きな反響を呼んだ道端アンジェリカさんがアンバサダーに就任―

ヤンセンファーマ株式会社(代表取締役社長:クリス・フウリガン、本社:東京都千代田区、以下、ヤンセン)は本日、乾癬(かんせん)の疾患啓発プロジェクト「HIKANSEN project(ヒカンセンプロジェクト)」を立ち上げました。



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 乾癬は、未だ根治療法が明らかになっていない慢性の皮膚疾患で、日本には50~60万人の患者さんがいると推定されています1,2。症状の見た目や、“感染”を想起させる病名によって生まれる誤解から、人によっては、どこにいても、誰といても、視線を感じてしまうなど、精神的な負荷が大きい疾患でもあります3。世界保健機関(WHO)は2016年に発表した「世界乾癬レポート」において、乾癬の誤解解消に向けた取り組みを行うよう各国政府へ勧告しています。

 本プロジェクトは、乾癬は感染しない(非感染)という理解を深め、患者さんが悲観せずに生活できる社会づくりを目的に、一般社団法人 INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会の後援のもと立ち上がりました。また昨年5月に、自身のSNSでモデル業をしつつも乾癬を患っていることを公表し大きな反響を呼んだ道端アンジェリカさんが、本プロジェクトの主旨に賛同しアンバサダーに就任しました。「HIKANSEN project」の特設サイト(https://www.kansennet.jp/hikansen/)では、病気の告白後の周囲の反響や乾癬との向き合い方について、道端アンジェリカさんにインタビューした動画を公開しています。

 10月5日(金)~7日(日)には、本プロジェクトのキックオフ・イベントとして、入場料無料のアートイベント『ふれられなかったにんげんもよう展』を東京ミッドタウンにて開催します。会期中は、道端アンジェリカさんや他スペシャルゲストによるトーク・セッションも行われます。

 ヤンセンは今後も、「HIKANSEN project」を通じて、乾癬は感染しない(非感染)という理解を深めるとともに、患者さんが悲観せずに生活できる社会づくりを進めることで、患者さんのQOL向上に尽力していきます。

「HIKANSEN project」 アンバサダー 道端アンジェリカさんからのコメント

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「私は昨年、SNSで乾癬を患ってることを告白し、たくさんの励ましのコメントをいただきました。乾癬を知らない人は、このイベントをきっかけに、少しでも理解してもらえれば嬉しいです。そして、乾癬は感染(カンセン)するのではないか、と誤解されることが多い病気ですが“触れてもうつらない”ことを知ってほしいです。
乾癬は外見に影響が出るので、精神的にも負荷が大きい病気です。家族や友達、仕事の仲間をはじめ、周りの人たちの理解が深まっていけば、私を含め乾癬患者さんたちは、明るく前向きになれると思います。皆さんがより一層ポジティブに生活していけるよう、私はアンバサダーとして自信をもって情報発信をしたいと思います。」
[プロフィール]道端アンジェリカ。1985年12月5日生まれ。福井県出身。
CF・スチール・雑誌・TVなどで活躍。道端カレンと道端ジェシカとそして自身とからなる『道端三姉妹』の三女。

「HIKANSEN project」の背景
-WHOが各国政府に乾癬の誤解を解消する取り組みを行うよう勧告-
乾癬は、皮膚の細胞が異常増殖をきたす慢性の皮疹疾患で、隆起した炎症性の赤みを帯びた皮疹や銀白色の細かいかさぶたに覆われたような鱗屑(りんせつ)が特徴です。外敵から体を守る免疫作用の過剰な働きが主な原因で、感染する病気ではありません。遺伝や生活習慣などさまざまな理由によって発症すると考えられています。一部の患者さんでは関節の腫れや痛みを引き起こすこともあります。世界で約1億2,500万人、日本では約50~60万人の患者さんがいるとされ1,2、日本では近年増加傾向にあります4。
ヤンセンが2011年に行った調査では、乾癬の認知度は29.2%5と低く、未だ多くの方に知られていない疾患です。世界保健機関(WHO)は「世界乾癬レポート2016」で、社会における乾癬の認知を高めることが病気への誤解の解消に繋がると提言し、各国政府へ乾癬の誤解を解消する取り組みを行うよう勧告しました。今年1月には、「世界乾癬レポート2016」が日本乾癬患者連合会によって翻訳され、日本国内でも乾癬の認知拡大に向けた動きが広がりつつあります。

「HIKANSEN project」の目的
-見た目に表れる症状と疾患名から生じる誤解を解消したい-
このような背景を受け、本プロジェクトは、乾癬の認知拡大や、皮膚症状の見た目や病名によって生じる誤解の解消を目的としています。特に、乾癬は感染しない(非感染)ことの理解を深める取り組みを中心に、これまで乾癬について知る機会のなかった方々に、疾患や患者さんの抱える悩みについて知ってもらい、患者さんが乾癬で悩まない(悲観しない)生活に繋がるよう、イベント、ウェブサイト、動画配信などを通じて情報発信していきます。なお本プロジェクトは、一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会の後援のもと推進していきます。

「HIKANSEN project」のキックオフ・イベント
-乾癬疾患啓発アートイベント「ふれられなかったにんげんもよう展」を開催-

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乾癬の認知向上を目的に、当たり前の日々を見つめ直すアートイベント「ふれられなかったにんげんもよう展」(入場料無料)を10月5日(金)~7日(日)の3日間、東京ミッドタウンにて開催します。乾癬患者さんの日ごろの悩みがある仕掛けを通すと「見える化」するアート作品が展示されています。また、オープンニングセレモニー(5日)と最終日(7日)には、アンバサダーである道端アンジェリカさんが登壇するトーク・セッションを開催します。

開催概要
期間: 2018年10月5日(金)~7日(日)
時間: 5日(金)14:30-21:00 、6日(土)7日(日)11:00-21:00
会場: 東京ミッドタウン アトリウム ※地下1階 ショッピングエリア「ガレリア」内
主催: ヤンセンファーマ株式会社
後援: 一般社団法人 INSPIRE JAPAN WPD 乾癬啓発普及協会
入場料: 無料
問合先: ふれられなかったにんげんもよう展 事務局(TEL:03-4531-0212)
特設サイト:https://www.kansennet.jp/ningenmoyou/

5日オープニングセレモニー
日時: 2018年10月5日(金) 13:00-14:30(プレス受付開始12:30)
入場: 無料(※メディア向けのイベントです。どなたでもご覧いただけますが、スペースには限りがあります。)
タイトル:「告白で変わった“ふれられなかったにんげんもよう” 」
登壇者: 道端アンジェリカさん
     NTT東日本関東病院 皮膚科 部長 五十嵐敦之先生
一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD 乾癬啓発普及協会 山下織江さん

7日トーク・セッション
日時: 2018年10月7日(日)14:00-15:00(プレス受付開始13:30)
入場: 無料(※当日先着順の一般向けイベントです。メディアも参加する予定です。)
タイトル:「人からの視線は、良くも悪くも強い力になる」
登壇者: 道端アンジェリカさん
     作家 水野敬也さん(顔ニモマケズ 著者)
     高知大学医学部 皮膚科学講座 教授 佐野栄紀先生
     NPO法人マイフェイス・マイスタイル 外川浩子さん
     一般社団法人INSPIRE JAPAN WPD 乾癬啓発普及協会 大蔵由美さん

「HIKANSEN project」の特設サイト

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乾癬を知らない方や乾癬患者さんなどに向けたHIKANSEN projectの特設サイトを10月5日に開設しました(https://www.kansennet.jp/hikansen/)。病気の告白後の周囲の反響や乾癬との向き合い方について、道端アンジェリカさんにインタビューした動画を公開しています。

参考文献
1 Kubota, K., et al.: BMJ. Open., 5:1, 2015.
2 照井正 他:臨床医薬, 30:279, 2014.
3 世界保健機関「世界乾癬レポート」, 2016.
4 T. Ito et al; J Dermatol. 2018 Mar;45:293-301,
5 調査サンプル属性/一般向け調査:全国の20代から60代の男女を対象(n=520)、
  調査方法:インターネットリサーチ(2011年/株式会社マクロミルにて調査)

ヤンセンについて
ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門であるヤンセンは、病気のない世界を実現するために日々努力しています。今までにない、より良い方法で疾患を予防・撲滅・治療・治癒し、人々の命に貢献することが私たちの望みです。そして、常に患者さんのことを考え、最も有望なサイエンスを追及しています。私たちヤンセンは、人々の希望と命を明日につなぐため、世界中とコラボレーションしています。
さらに詳しい情報はwww.janssen.com/japanをご覧ください。

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