日東薬品、慶應義塾大学薬学部創薬研究センターと共同研究開始「創薬メタボローム研究プロジェクト(iMeC)」に参画

プレスリリース発表元企業:日東薬品工業株式会社

配信日時: 2018-09-10 15:00:00

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医薬品の研究開発・製造販売と、機能性食品の研究開発を手がける日東薬品工業株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:北尾 哲郎、以下「日東薬品」)は、慶應義塾大学薬学部創薬研究センターとの共同研究を開始し、同センターが新たに立ち上げた創薬メタボローム研究プロジェクト(Innovative Metabolomics Center for Drug Discovery (iMeC):プロジェクトリーダー 有田 誠教授)に参画します。
iMeCは、最先端の質量分析技術を揃えたオープンイノベーションの研究環境を整え、創薬シーズの探索・評価、新技術開発および人材育成の場とすることを目的とした産学連携のプラットフォームです。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/165387/LL_img_165387_1.jpg
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代謝物を網羅的に測定するメタボローム研究の大きな目的の一つは、表現型に最も近い低分子化合物の代謝動態を網羅的かつ定量的に解析し、生物機能との関連を明らかにすることです。本プロジェクトでは、それぞれの分析対象に応じて最適化されたメソッドを構築し、生体制御に関わる代謝ネットワークの解明、新しい生理活性物質や創薬標的の探索、医薬品の薬効や体内動態などのメカニズム解明など多岐にわたる病態・バイオロジー研究への応用を目指しています。

日東薬品は腸内細菌脂質代謝物「HYA」をはじめとした多数の脂肪酸ライブラリーを保有しています。HYAはヒト試験において、食後の血糖値上昇を抑制することが確認されており、本作用のより詳細なメカニズム解明をiMeCで行います。さらには保有する脂肪酸ライブラリーを対象とした新たな創薬シーズの探索を進めます。


■機能性脂肪酸HYAとは
「機能性脂肪酸HYA(10-ヒドロキシ-シス-12-オクタデセン酸)」は、植物油に乳酸菌を加え、乳酸菌の持つ酵素により植物油中のリノール酸を変換することで作られる新たな機能性脂肪酸です。このHYAには血糖値の上昇を抑制する効果、肝臓への脂肪蓄積を抑制する効果、腸の炎症を抑制する効果など、健康に有益な作用があることを確認しています。


■慶應義塾大学薬学部創薬研究センター
センター長: 三澤 日出巳教授(慶應義塾大学薬学部 薬理学講座)
所在地 : 東京都港区芝公園1-5-30
URL : http://www.pha.keio.ac.jp/research/rcdd/index.html


【創薬メタボローム研究プロジェクト】
プロジェクトリーダー: 有田 誠教授(慶應義塾大学薬学部 代謝生理化学講座)
所在地 : 東京都港区芝公園1-5-30
URL : http://keio-pha-pcm.jp/


■日東薬品工業株式会社
代表者 : 代表取締役社長 北尾 哲郎
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容: 医薬品の研究開発、製造販売、機能性食品の研究開発
URL : http://www.nitto-pharma.co.jp
http://nitto-pharma-ebulletin.jp/


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