アート界随一の権威を誇る「モンブラン国際文化賞」に、日本の法人格としては初の「寺田倉庫」が輝く!受賞を祝して新国立競技場の設計を手掛ける世界的建築家・隈研吾氏が登壇!

プレスリリース発表元企業:リシュモン ジャパン株式会社

配信日時: 2018-08-14 16:00:00

寺田倉庫・中野善壽氏

隈研吾氏(左)と中野善壽氏(右)

(左より)モンブランジャパンCEO シャルル・ラングロワ/モンブラン文化財団チェアマン ティル・フェルラス/中野善壽氏/チェアマン サム・バルダウル/サラ・オレイン氏/隈研吾氏

この度、モンブラン文化財団は、文化芸術分野において若い才能の育成などに尽力する「アートパトロン」として貢献されている方を称える「モンブラン国際文化賞」の日本における2018年度の授賞式を、8月8日(水)、寺田倉庫 B&C HALLにて開催いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/163560/LL_img_163560_1.jpg
寺田倉庫・中野善壽氏

今年度の受賞者は、2020年を見据え、天王洲エリアリバイバルや日本におけるモダンアートシーンの分野でのダイナミックな活動など、未来の新しい形のアートパトロンとして活躍されてきた寺田倉庫(代表取締役・中野善壽氏)が日本の法人格として初めて受賞いたしました。寺田倉庫は、若手アーティストを支援することを目的としたアートアワードの開催、希少価値の高い画材を集めた画材ラボ、レンタルアトリエ、アート作品の運送・展示・保管・修復をワンストップサービスで提供するなど、中野氏のリーダーシップのもと、天王洲エリアはアートの聖地として生まれ変わりました。このような新たなタイプのアートパトロンとしての功績が、今回の受賞につながりました。

代表取締役・中野善壽氏は、今回の受賞を受け「私のもとで9年間、あらゆる事にチャレンジしてくれた仲間たちと共に、この栄えある素晴らしい賞をいただけます事に、とても感激しています。同時に大変誇りに思います。この誇りを糧に次のステップに向けて、さらなる挑戦につなげてまいります」と喜びのコメントをしています。

当日は、世界の歴史に名を残すアートパトロンに捧げて発表されるモンブラン特別限定品「パトロンシリーズ」が贈呈されました。また、中野氏と縁の深い隈研吾氏にゲスト・オブ・オーナーとしてご登場いただき、寺田倉庫への受賞お祝いコメントとして「中野さんとは、仕事をしているだけでなく遊びを沢山させていただいて、世界の様々な所を旅行しました。美味しいものを食べて、飲んで。そういう事を通じて、文化の創造につながっていく、そのような楽しさの中から文化が生まれる。そのリアルなプロセスを中野さん、寺田倉庫さんに見せていただきました。受賞を機に、新たなパートナーシップが生まれ、そのコミュニティが天王洲から広がると思うと、すごく胸がワクワクしております」とお話されました。

また、特別ゲストとしてアーティストのサラ・オレイン氏が登場し、歌声を披露。会場中を透き通るような美声で包みこみ、素晴らしい演奏とともに授賞式に華を添えていただきました。


■モンブラン国際文化賞について
<世界のアートパトロンを讃える伝統のアワード>
アーティストや演奏家の功績・業績を称える国際的な賞は少なくありませんが、「モンブラン国際文化賞」は、彼らへの揺ぎない支援を通じて芸術の発展に寄与している個人や団体の活動を称える世界でもユニークな賞です。1992年にモンブラン文化財団によって創設された同賞は、毎年、芸術および文化の発展・繁栄のために無私無欲で惜しみない支援活動をしている現代のアートパトロンへ、その傑出した功績を称える証として授与されます。27回目を迎える2018年のモンブラン国際文化賞は、17の国と地域で17名の現代のアートパトロンへ授与されます。
同賞は、創設以来これまでに、英国皇太子殿下、英国出身の指揮者であるサー・サイモン・ラトル氏、フランスのファッションデザイナーであるアニエスベー氏、イタリアを代表する建築家レンゾ・ピアノ氏、そして日本では、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏、アーティストのオノ・ヨーコ氏、歌舞伎俳優の市川猿翁氏、指揮者の小澤征爾氏、音楽家の坂本龍一氏をはじめとする高名な方々に贈られてきました。日本では1994年から欠かさず実施されており、わが国における「アートパトロナイズ」に対する啓発に努めてきました。この活動は、筆記文化の牽引役を自負し、様々な形で文化芸術支援を行っているモンブランにとって、最も重要な活動のひとつとなっています。
今年度の受賞者は、2020年を見据え、天王洲エリアリバイバルや日本におけるモダンアートシーンの分野でのダイナミックな活動など、未来の新しい形のアートパトロンとして活躍されてきた寺田倉庫(代表取締役・中野善壽氏)に決定いたしました。なお、日本における同賞の受賞者としては初の法人格となります。

<世界屈指のクリエイターが推薦人(ノミネーター)として参加>
受賞者は、モンブラン文化財団が各国から選び抜いたノミネーター(推薦人)とモンブラン文化財団の選考によって選出されます。各国を代表するアーティストで編成されるノミネーターも、受賞者の豪華な布陣とともに、芸術への影響力が大きい世界で指折りのクリエイティブな方たちです。2018年の日本におけるノミネーターに選出された方は、ビジュアルデザインスタジオ「WOW」代表・高橋裕士氏、ギャラリスト・小山登美夫氏、ドイツ在住アーティスト・塩田千春氏です。

<副賞として贈られる特別限定品万年筆「パトロンシリーズ2018 ルートヴィヒII」>
各国から選ばれたモンブラン国際文化賞の受賞者には、主賞としてモンブラン文化財団より15,000ユーロの小切手が授与されます。小切手のあて先は受賞者が指定し、受賞者が支援する団体への寄付となります。さらに副賞として、モンブラン特別限定品万年筆「パトロンシリーズ」より、受賞者のためだけに製作されるスペシャルバージョンが授与されます。この「パトロンシリーズ」は1992年の同賞の発足より毎年発表されるコレクションで、歴史上の偉大なアートパトロンをテーマに製作されます。2018年は、ワーグナーの庇護者として知られるバイエルン王「ルートヴィヒII」に想を得た万年筆です。スペシャルバージョンは、毎年の受賞者の数とモンブラン博物館に収蔵されるものだけしか生産されない希少な作品です。


■受賞企業 寺田倉庫(代表取締役・中野善壽氏)について
<受賞理由>
天王洲エリアリバイバルなど新たなタイプのアートパトロンとしてのダイナミズムに対して日本におけるモダンアートシーンの分野で寺田倉庫のダイナミックな活動の数々は、未来の新しい形のアートパトロンの役割を示唆しています。代表取締役の中野善壽氏は、自らがアートコレクターであるばかりでなく、アーティストやアートパトロンたちの救世主でもあります。まず、その自社のアートスペースは美術展を開催する最もホットなスポットのひとつであり、2017年の「DAVID BOWIE is」も開催されています。中野氏のリーダーシップの下、2020年までには、天王洲エリアはモダンアートの聖地として生まれ変わります。
スタインウェイ・ジャパンなどの文化芸術に関係の深い企業も、誘致に応じてこの地にオフィスを開き、カフェやギャラリーも続々と軒を連ねています。さらに、寺田倉庫は、長きにわたり、アーティストのみならず、アートパトロンにも、彼らのコレクションを披露する場を提供し続けているという事実も特筆すべきことです。日本における同賞の受賞者としては初の法人格となりますが、個人の情熱や審美眼ならびに先見の明が、企業活動を通して増幅され、大きな結実と効果を実現しているこのケースは、今こそ讃えられるべきものです。

<寺田倉庫について>
1950年、東京・天王洲の地に創業した寺田倉庫は、スペースを活用するノウハウを駆使した保存・保管の技術向上を追求しており、美術品、ワイン、メディアといった専門的な商品の保存・保管技術においては業界内で高い評価を得ております。近年では、アートの発信地・集積地としての天王洲をコンセプトに、アート関連事業に注力。その領域は美術品修復施設や画材ラボ、ギャラリー、ミュージアム等の施設運営、また後世に継承されるべき伝統芸能のサポート等芸術文化活動への積極的な支援など多岐にわたります。

<代表取締役・中野善壽氏について>
1944年生まれ。伊勢丹を経て、鈴屋にて海外事業や商品開発担当、代表取締役専務など歴任。パリ、ニューヨークに駐在し海外出店を推進。その後、台湾に渡り中国力覇集団百貨店部門代表、遠東集団董事長特別顧問および亜東百貨COOを経験。2011年、寺田倉庫入社。2012年より代表取締役を務める。同社では大規模な組織再編や、事業構造の改革を行い、ウェブサービス構築の推進や、スペースを活かしたアートコンテンツ事業の展開など、従来の倉庫業の領域を超える事業の指揮を執る。また、個人で台湾に会社を設立し、アジア各国の商業施設開発コーディネーター&アドバイザー業務を受託、現在に至る。2015年、中華民国政府文化部名誉顧問就任。27年にわたり台湾に在住、現在に至る。

<主賞 15,000ユーロの寄付先について>
モンブラン文化財団より受賞者に贈られる主賞は、新たな一般社団法人の設立の立ち上げ資金の一部として寄付されることとなりました。以下の通り、代表取締役 中野善壽氏よりコメントをお寄せいただきました。

(一般財団法人 MONTBLANC -TERRADA財団について)
「寺田倉庫は美術品保管を主軸に、美術品修復、輸配送、展示といった分野から、アート施設の運営、若手アーティストの支援など、アート・文化関連事業を広く発展させてまいりました。また近年は、拠点である東京・天王洲にミュージアム、画材ラボ、アート修復工房といった施設を誕生させ、文化的なイベントを積極的に誘致したことにより「アートの街・天王洲」としてエリアリバイバルを果たしました。この度、栄えあるモンブラン国際文化賞を受賞するにあたり、当社はこの受賞を真摯に受け止め、また、その栄誉を糧に引き続き精進していく所存です。賞金についても、芸術・文化を発信する立場にある企業であるからこそ、果たすべき役割を全うする使途を検討し、「一般財団法人 MONTBLANC -TERRADA財団」を設立いたしました。
今後は、財団を通じて難病と闘う子ども達を支援するアートプロジェクトへの取り組みをはじめ、遍く人々にアートを体験していただくことで、豊かな感性を育み、文化的な生活の向上の一助となるような機会を創出し続けてまいります」


■モンブラン MONTBLANCについて
モンブランは1906年以来の先駆的な精神に則って、画期的な技術革新で筆記文化に革命をもたらすタンク式の万年筆を世に送り出しました。現在、モンブランは、頂点を極めた筆記具はもちろん、時計、レザーアイテム、アクセサリー、香水、アイウェア等の分野にその領域を開拓し、精緻なクラフツマンシップを進化させ続けています。おのおのの分野において、伝統に磨かれた新しい機能性と画期的なデザインを提供するため、最高の職人技を捜し求めた結果、筆記具はドイツのハンブルク、時計はスイスのジュラ地方のル・ロックルとヴィルレ、レザーアイテムはイタリアのフィレンツェに自社工房を設立しています。
生涯の伴侶として相応しいパフォーマンス、新鮮さ、品質、スタイルを約束するのは、アイコニックなモンブランのブランドロゴマークです。最近はデジタルツールの開発にも積極的に取り組んでおり、その革新的な精神は変わらずに今もなお息づいています。人類文明を構成する基本的な要素のひとつである筆記文化に深く根付いた伝統を有するモンブランは、創業以来芸術・文化活動を支援し続けています。そうした活動の中でも、四半世紀を超える歴史を持つ「モンブラン国際文化賞」は、アーティストではなく、アーティストを影で支える人々の活動を称えるユニークなアワードとして独自の存在感を確立しています。


■お客様からのお問い合わせ先
モンブラン コンタクトセンター
0120-39-4810:月~金(祝祭日を除く)午前11時~午後7時
http://www.montblanc.com


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