富士通、デジタル生産準備ツール「VPS」の新バージョンを販売開始
配信日時: 2018-07-24 12:00:00
TOKYO, Jul 24, 2018 - ( JCN Newswire ) - 当社は、デジタルプロセス株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役社長:柳沼浩嗣)が開発した、製品の組み立て工程を支援するデジタル生産準備ツール「FUJITSU Manufacturing Industry Solution VPS(注1、以下、VPS: ブイピーエス)」の新バージョン「V15L20」を、7月24日から販売開始します。
本製品では、3次元モデルデータを活用した組み立て作業の手順や工数など従来製品で管理してきた情報に加え、新たに実機作業のビデオ映像や作業実績の検査表など、より多彩な製造情報の集約・表示が可能になりました。
当社は、多様化する生産方法や製造情報への対応の幅を広げ、お客様の生産準備業務をデジタル技術で支援していきます。
近年、製造業の現場では、顧客の多様化するニーズに伴い、多品種少量生産への対応が求められています。その中で製品の品質を確保するため、製造用図面や組み立て手順など製造に関わる情報を設計工程から製造工程まで詳細かつ正確に共有することが重要ですが、作業指示書や部品一覧表といった、関連ドキュメントの作成や管理などに多くの負荷がかかっています。
当社は、CADで作成された製品の3次元デジタルデータを活用して、製造用図面や組み立て手順のほか、使用する工具や組み立て作業に必要な工数、作業における注意点など様々な製造関連情報を集約・表示するデジタル生産準備ツール「VPS」を提供してきました。本製品は、非熟練者でもアニメーションで視覚的に組み立て手順を理解できるため、お客様の生産準備業務の効率化および品質向上に貢献します。
新バージョンの特長
実際の作業の様子を撮影したビデオ映像や、作業実績や検査結果などを入力するためのドキュメントを組み立て手順イメージのアニメーション内に埋め込み、表示・再生・更新(注2)することが可能になり、作業者が組み立て手順をより理解しやすくなるとともにその場で作業記録をドキュメントに残すことができます。紙の資料を用意しなくても、作業者のPCやタブレットなどから適切なタイミングで必要な情報にアクセスして、参照・更新することができ、製品の形状確認や製造フローの確認作業の効率化を支援します。
また、組み立て部品の構成ツリー図、製造フローの確認の際に表示するウィンドウのサイズおよび配置などのレイアウトを、それぞれ記憶し、複数パターンを保存(注3)することができます。各ウィンドウの結合および切り離しや、マルチディスプレイでの表示にも対応しています。これにより、システム利用者ごとに使いやすいウィンドウへと容易にカスタマイズすることができます。
販売目標
2020年度末までに売上50億円(当社の決算期は3月末日です。)
詳細は下記URLをご参照ください。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/07/24.html
概要:富士通株式会社
詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。
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