国際サンゴ礁年2018記念セミナー「サンゴと共生する社会とは」

プレスリリース発表元企業:SDGsジャパン

配信日時: 2018-06-01 09:30:00

インバウンド急増のいま、「持続可能なツーリズム」について考える。

サンゴ礁の保全活動は環境保護の枠組みにとどまりません。世界有数のサンゴ礁が広がる沖縄県では、近年の急増するインバウンドの増加に伴いサンゴ礁への影響が緊急の課題となっています。他方、観光業が主産業である地域にとって、サンゴ礁は経済の観点からも不可欠な要素であり、環境、経済に配慮した取り組みが求められています。また、すでに沖縄地域ではサンゴと共生する観光業の取り組みが進められています。

こうした状況を踏まえ、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)はこの地球規模のキャンペーンを推進すべく、「サンゴと共生する社会」とテーマにシンポジウムを開催いたします。サンゴの保全と経済、社会との共生の在り方を、各ステークホルダーとの議論をもとに考えます。



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一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(東京都台東区、代表理事・黒田かをり)は、他団体と共催で「持続可能なサンゴ礁の保全」を考えるイベントを開催します。
近年急増するインバウンドを歓迎する一方、沖縄県など世界有数のサンゴ礁を抱える地域では、その保全への配慮は必須となります。本イベントは、国際サンゴ礁年を記念し、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)の観点からサンゴ礁をめぐる環境・社会・経済の関係を考えます。

【開催概要】


日 時:2018年6月20日(水)18:30-20:30(受付は18:00~)
会 場:国連大学本部1Fアネックスホール
主 催:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン)
協 力: 持続可能な開発ソリューションネットワークジャパン(SDSN JAPAN)



【プログラム】
18:00 受付開始
18:30 開会
主催者挨拶:渡辺綱男(UNU-IASシニアプログラムコーディネーター)
18:40 KEYNOTE SPEECH 「国際サンゴ礁年とは。私たちとのつながり」
   環境省自然環境局自然環境計画課保全再生調整官 岡野隆宏氏
19:00 KEYNOTE SPEECH 「サンゴに優しい化粧品 持続可能な暮らし」
   ジーエルイー合同会社 呉屋由希乃氏
19:20 KEYNOTE SPEECH 「サンゴの里海を守ろう~私たちができること~」
   UNNU-IAS研究員 イヴォーン・ユー
19:40 DISCUSSION,Q&A 「社会と経済、環境の関係とは。環境保全だけでは達成しない持続可能な社会」
   モデレーター:(一社)環境パートナーシップ会議 星野智子
20:20 閉会挨拶(SDGs市民社会ネットワーク)
20:30 閉会

申込はこちら https://www.geoc.jp/mail_form/2/
イベントFBページはこちら https://www.facebook.com/events/249134922496859/

【登壇者プロフィール】
環境省自然環境局自然環境計画課保全再生調整官 岡野隆宏
滋賀県出身 1972年生まれ。
1997年に環境庁(現・環境省) 入庁。国立公園のレンジャーとして阿蘇の草原の保全再生、八重山のサンゴ礁の保全再生などに携わる。2010年から2014年まで鹿児島大学特任准教授として、「自然環境の保全と活用による地域づくり」をテーマに政策的手法について研究。2016年より現職。業務として国際サンゴ礁年2018を担当するとともに、気軽にサンゴ礁を語れる場所「東京サンゴカフェ」を有志とともに企画運営している。

ジーエルイー合同会社 呉屋由希乃
沖縄市出身 1979年生まれ
大学休学中に東京で起業したイベント業が軌道に乗り琉球大学を中退。その後、結婚を機にニューヨークへ移住し個人バイヤーとしてウェブ販売をしていたが、そのノウハウを生かすため、地元沖縄に戻りアパレルショップを開業。ある時、海で使用していた日焼け止めを「サンゴが死んじゃうよ」と注意されたことを契機に観光と環境の問題に取り組むべく8年間経営した店舗を売却し、クラウドファンディングで集めた資金で2017年サンゴに優しい日焼け止めの販売を開始。サンゴの美しい慶良間諸島やその他沖縄離島を中心に啓蒙販売をしている。

国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS) 研究員 イヴォーン・ユー (Evonne Yiu)
シンガポール出身。農学博士(東京大学)、専門は国際水産開発学。2001年に沖縄県費留学生として初来日し、琉球大学で1年間学ぶ。2003 年にシンガポール国立大学人文社会科学部を首席で卒業後、宮崎県、シンガポール国家交通省などの勤務を経て、 2012年に日本国費外国人留学生として東京大学公共政策大学院入学。同大学院修了後に国連大学に勤務し、日本や韓国の世界農業遺産についての申請活動を支援するとともに、「SATOYAMAイニシアティブ」とUNU-IAS OUIKの「能登の里海ムーブメント」活動にも取り込み、里山と里海の持続可能な発展を研究。5年前に沖縄にてダイビングライセンス(OWD)取得。



2018年はサンゴ礁生態系保全の国際協力の枠組みである国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI) が定めた3回目 の「国際サンゴ礁年」です。国際サンゴ礁年は、サンゴ礁生態系の価値やそれを取り巻く脅威について普及啓発し、一人ひとりの行動を促すための世界規模のキャンペーンであり、各国で、政府・民間・学術団体・市民社会のパートナーシップの向上、効果的な管理戦略の実施、持続可能な管理に関する情報共有等を推進することを奨励しています。

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsジャパン) 広報担当:長島
メールアドレス:office@sdgs-japan.net

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