KPMGコンサルティング、eSportsアドバイザリーサービスの提供を開始

プレスリリース発表元企業:KPMGコンサルティング株式会社

配信日時: 2018-05-30 14:00:00

KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮原 正弘、以下:KPMGコンサルティング)はこのたび、eスポーツに参入する企業や大会を運営する団体に向けた「eSportsアドバイザリーサービス」の提供を開始しました。

eスポーツは、コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦型のスポーツ競技のことを指し、近年、米国や韓国、中国を中心に全世界で爆発的な人気を誇り、日本でも急速に注目が高まっています。eスポーツの市場規模は2018年に世界全体で約9億ドル(前年比38%増)が見込まれ、さらに2020年には14億ドル以上に拡大すると予想されています※。

将来の五輪正式種目への採用も検討される中、eスポーツが他の五輪種目と同様にスポーツとして、またビジネスとして普及・発展するためにはグローバルな視点とともに、公平性と信頼性が重要になります。また、スポーツ競技として、eスポーツのビジネスモデルの一部を成す先端テクノロジーについても、今後さらに早いスピードで高度化すると考えられます。

日本国内におけるeスポーツは、企業の参入をはじめプロプレイヤーやプロチームの発足、大会の開催など、新しいスポーツ産業として今後発展する可能性を秘めているものの、発展するうえでチームや大会運営者の透明性の確保、競技のわかりやすさ、海外の団体との連携などが十分であるとは言えません。高額な賞金や放映権などを取り扱うことで経済的に大きなビジネス機会に接する可能性が高いため、チームを運営する企業や大会を運営する団体には、公平性と信頼性が強く求められます。

KPMGコンサルティングでは、マネジメントコンサルティングとリスクコンサルティングの分野での豊富な経験と知見を有し、さらに、最先端のテクノロジーに精通したプロフェッショナルが、eスポーツに参入する企業や大会運営を行う団体に求められる「ガバナンスの構築」、「先端テクノロジーを活用したビジネスモデルの構築」、「グローバルな視点に立ったマネジメント体制の構築」などを支援します。


<eSportsアドバイザリーサービス主要サービス>
● ガバナンス構築支援
● 先端テクノロジーを活用したビジネスモデルの構築支援
● グローバルな視点に立ったマネジメント体制構築支援


KPMGではこれまで、KPMGジャパングループの有限責任あずさ監査法人において、スポーツ関連組織を対象にスポーツアドバイザリーサービスを提供してきた経験から、スポーツ産業ならではの課題にも知見を有しており、あずさ監査法人との連携によりeスポーツの次世代スポーツ産業としての発展を支援します。

【ガバナンス構築支援】
eスポーツが今後国内でスポーツとして普及、発展する上で、関係者による資金の流用など、運営者側には組織として不正防止などのガバナンスの構築は不可欠です。既存のスポーツ関連企業や団体でのガバナンス構築における実績に加え、KPMGが持つ企業のリスクコンサルティング分野におけるガバナンス診断やフレームワークおよび方法論を活用することで、組織のガバナンス構築を支援します。

【先端テクノロジーを活用したビジネスモデルの構築支援】
eスポーツの競技で使用されるゲームタイトルの多くは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった先端テクノロジーを活用していることから、運営者には先端テクノロジーに対する知識とともに、国内での普及と発展において新たなビジネスモデルの構築が求められます。
KPMGコンサルティングでは、AI(人工知能)やMR(複合現実)などの先端テクノロジーをビジネスに活用するスキルと経験を持つプロフェッショナルが、企業の現場で磨き上げられたフレームワークをeスポーツに活用し、斬新かつ実現性の高い新しいビジネスモデルの構築と、テクノロジーの進展を踏まえた新たな競技の立案を支援します。

【グローバルな視点に立ったマネジメント体制構築支援】
eスポーツは既存のスポーツと異なり、インターネットで繋がることで日本にいながら海外の選手との対戦も可能です。さらに、観客もインターネット上で世界中の大会をいつでも、どこからでも観戦できることから、世界とつながる新しいスポーツ産業の形と言え、選手をはじめeスポーツにかかわる企業や団体はグローバルなビジネス環境に対応することが不可欠です。
KPMGコンサルティングでは、組織がグローバルな視点に立ったマネジメント体制を構築し、グローバルなビジネス環境に対応するための各種診断のフレームワークや方法論を活用し、効率的かつ早期にグローバルへの対応を支援します。

KPMGコンサルティングのeSportsアドバイザリーサービスでは、2020年までに15名体制とし、売上高5億円を目指します。
さらに、KPMGコンサルティングでは、eスポーツビジネスにかかわる将来のマネジメント人材の育成を目的とした学術機関との共同研究・調査を、2018年秋より開始します。
※ 出所:Newzoo社『Global Esports Market Report 2018』


■KPMGジャパンについて
KPMGジャパンは、KPMGインターナショナルの日本におけるメンバーファームの総称であり、監査、税務、アドバイザリーの3つの分野にわたる7つのプロフェッショナルファームによって構成されています。クライアントが抱える経営課題に対して、各分野のプロフェッショナルが専門的知識やスキルを活かして連携し、またKPMGのグローバルネットワークも活用しながら、価値あるサービスを提供しています。日本におけるメンバーファームは以下のとおりです。有限責任あずさ監査法人、KPMG税理士法人、KPMGコンサルティング株式会社、株式会社KPMG FAS、KPMGあずさサステナビリティ株式会社、KPMGヘルスケアジャパン株式会社、KPMG社会保険労務士法人


■KPMGコンサルティングについて
KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジー、リスク&コンプライアンスの3分野でサービスを提供するコンサルティングファームです。戦略、BPR、人事・組織、PMO、アウトソーシング、ガバナンス・リスク・コンプライアンス、ITなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクター等のインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。


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