第3回「斎藤茂太賞」に若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』が決定!

プレスリリース発表元企業:一般社団法人 日本旅行作家協会

配信日時: 2018-05-28 16:00:00


 一般社団法人日本旅行作家協会(会長/下重暁子、会員数約220人)が主催する「斎藤茂太賞」の選考会が2018年5月25日に行われ、第3回受賞作が若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』に決定した。「斎藤茂太賞」は、当協会創立会長の故・斎藤茂太氏の功績をたたえ、その志を引き継ぐために2016年に創設したもので今年が3回目となる。賞の対象は、2017年に出版された紀行・旅行記、旅に関するエッセイ及びノンフィクション作品。審査員は下重暁子(作家・日本旅行作家協会会長)、椎名誠(作家・日本旅行作家協会名誉会員)、芦原伸(ノンフィクション作家・日本旅行作家協会専務理事)、種村国夫(イラストレーター・エッセイスト・日本旅行作家協会会員)。授賞式は東京・内幸町の日本プレスセンター内 レストラン・アラスカにて、2018年7月26日(木)に行われる。



報道関係各位

2018年5月28日


第3回「斎藤茂太賞」

若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』に決定!


一般社団法人 日本旅行作家協会 会長 下重暁子

斎藤茂太賞実行委員会 委員長 市岡正朗


一般社団法人日本旅行作家協会(会長/下重暁子、会員数約220人)が主催する第3回「斎藤茂太賞」の選考会が2018年5月25日に学士会館にて行われ、以下のとおり受賞作が決定した。

「斎藤茂太賞」は、長年にわたり世界と日本の旅行文化の発展に貢献した当協会創立会長の故・斎藤茂太氏の功績をたたえ、その志を引き継ぐために2016年に創設されたもので、今年が3回目となり、2017年に発表された紀行文、エッセイ、ノンフィクションのジャンルから旅にかかわる優れた著作を表彰するものである。

なお、授賞式は2018年7月26日(木)18時30分から、千代田区内幸町の日本プレスセンター内 レストラン・アラスカにて行われる。正賞は「クリスタルのトロフィー」で、 副賞は「30万円」。


[第3回「斎藤茂太賞」受賞作]

若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」(KADOKAWA)


[審査員]

下重暁子(作家・日本旅行作家協会会長)

椎名誠(作家・日本旅行作家協会名誉会員)

芦原伸(ノンフィクション作家・日本旅行作家協会専務理事)

種村国夫(イラストレーター・エッセイスト・日本旅行作家協会会員)


[最終候補作]

■「バッタを倒しにアフリカへ」 (光文社新書・前野ウルド浩太郎著)

■「カナダ歴史街道をゆく」 (文芸春秋・上原善広著)

■「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」(KADOKAWA・若林正恭著)


[総評](下重暁子)

最終選考に残った3作品のうち、『カナダ歴史街道をゆく』は、丁寧な取材に裏付けされた豊かな広がりを見せる作品ではあるが、その「物語性」に今ひとつ深みが足りなかった。残った『バッタを倒しにアフリカへ』(以下A)と『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(以下B)で賞を争うことになったが、当初は意見が二つに分かれた。面白さという点でいえばAが群を抜いている。しかし、すでに複数の賞を受賞し、評価が固まっていることなどが逆にマイナス要素となった。本賞の目的の一つは「新しい書き手を発掘する」ことでもある。航空券の予約サイトで見つけた、たった一席の空席。一人キューバに旅立った3泊5日の弾丸旅行をつづる本書はそのピュアな視点、ものの考え方も高評価の対象となった。思わず椎名委員から「純文学」という言葉が飛び出したほどの新鮮さとその将来性を重視した結果、今回はBを選ぶこととなった。お笑いの世界でも大活躍の著者が、文筆家としてさらに飛躍することを期待したい。(談)


[第3回「斎藤茂太賞」お問い合わせ]

一般社団法人 日本旅行作家協会事務局(担当/八重野充弘)

〒104‐0061 東京都中央区銀座1-5-5 明興ビル4F

TEL03‐3538‐2345 FAX03‐3538‐2346

E-mail:jtwo@minos.ocn.ne.jp



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