サイレックス・テクノロジー、産業分野向けアクセスポイント『AP-415AN』リリース発表~実績のあるハードウェアで産業機械メーカの海外事業成長をワイヤレスインフラ面で支援~

プレスリリース発表元企業:サイレックス・テクノロジー株式会社

配信日時: 2018-04-23 16:30:00

産業分野向けワイヤレスアクセスポイント『AP-415AN』

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サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:岡野 喜男、以下 サイレックス)は、産業分野での利用用途に特化したアクセスポイント『AP-415AN』を2018年6月18日より出荷開始することを発表しました。本製品を活用することで、機械メーカは国内外の自社製品導入先において既存工場内ネットワークや自社稼働監視システムを活用し、工場の生産性を向上したり、機械の保守・メンテナンス工数・コストを低減することができます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/154988/LL_img_154988_1.jpg
産業分野向けワイヤレスアクセスポイント『AP-415AN』

◆背景
グローバルな経済成長を背景に、日本の産業機械メーカの海外展開が成長を続けています。例えば2017年の海外からの工作機械受注額は前年比141%、繊維機械の輸出額は前年比119%と大きく増加しました。また、Industry 4.0をはじめ、近年の産業分野のネットワーク化を推進する動きはますます活発になってきています。こうした産業分野でのネットワーク利用においては、利便性の面から無線LAN活用ニーズが高まっていますがそのインフラ構築においていくつかの重要な課題があります。


◆市場課題と『AP-415AN』の特徴
産業分野で無線LANを活用したネットワークインフラを構築するうえで、特に重要な課題は3点あります。

(1)ミッションクリティカルな通信
産業分野では、現場の全体的な生産性を向上させるために、多くの重要なデータ通信が一つのネットワークを介して送信されており、複雑性が増しています。無線LANの信頼性が十分でなければ、通信に障害が発生した時に工場内システムのダウンタイムなど重大な生産性低下に直結します。『AP-415AN』はアクセスポイント1台に対して、リピータを使って最大3つまでのマルチホップ通信に対応しています。経路上のリピータがダウンしても、自動的(動的WDS機能)に通信経路を切り替える機能を有しており、利用者が意識することなく迂回通信路を確保することができます。

(2)各国の電波法への対応
無線LAN搭載の機器を海外へ輸出するには、各国が定める電波認証を取得、表示する必要がります。輸出先ごとに無線LAN機器を選定し、動作検証、調達管理していくには多大なコストがかかります。また、一つの機器で多数の輸出国の電波法に対応する場合は、認証取得費用・時間がかかります。『AP-415AN』は日本を含む36か国に認可対応しており、対象国において標準で利用可能です。

(3)産業分野での利用を想定したハードウェア
産業機械が利用される現場は、粉塵や腐食ガスの存在など電子機器にとって過酷な環境が想定されます。例えば繊維工場では製造プロセスで発生する糸くずや硫化ガスが電子機器に影響を与えないよう、粉塵や基盤回路への対策が必要となります。『AP-415AN』は保護構造としてIP50(粉塵からの保護)に準拠しているほか、耐ノイズ性能、耐腐食性ガス性能にも配慮されており、すでにアジア地域を中心とした繊維工場で稼働実績があるハードウェアプラットフォームが採用されています。


◆今後の展開
本製品は5月に開催されるIoT/M2M展サイレックスブースにて出展される予定です。
サイレックスは、これまで培ってきた『切れない無線』技術をベースに、最も高い接続信頼性が求められる産業機械向けの製品ラインナップを充実させ、海外展開での成長を図る機械メーカへの提案をより積極的に展開していきます。


【主な製品仕様】
◆製品デザイン
産業機械への取付を考慮し、専用スタンドと外部コネクタ部をカバーする筐体設計により機械へのスマートな取付と防塵性の両立を可能にしています

◆動作モード
アクセスポイント・リピータ機能を本製品1台に搭載しています。
既設の有線LANに接続するためのアクセスポイント、無線通信距離を延長するリピータを組み合わせて利用することで工場内の既設ネットワークをシンプルに無線化できます。

◆無線LAN
IEEE 802.11 a/b/g/nに対応しています。
また、内蔵アンテナ(2T×2R)を採用し、突起部の無い外観を実現しています。

◆動的WDS
アクセスポイント(AP)1台に対し、リピータ(RP)を使って最大3つまでのマルチホップ通信に対応しています。経路上のリピータがダウンしても動的に通信経路を切り替えるため、ユーザは障害を意識することなく安定的な通信を確保することができます。

◆電波認証
日本、米国、EU(28か国)、インド、インドネシア、中国、ベトナム、その他の認証を取得済みです。

『AP-415AN』製品ページ:
http://www.silex.jp/products/accesspoint/ap415an.html?pr=180423

<AP-415AN製品ページ QRコード>
https://www.atpress.ne.jp/releases/154988/img_154988_2.jpg


【サイレックス・テクノロジーについて】
http://www.silex.jp/index.html?pr=180423
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。
プリンタやMFPといったOA機器やワイヤレスルータなどのPC周辺機器をはじめ、医療機器・産業機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。

<silex ホームページ QRコード>
https://www.atpress.ne.jp/releases/154988/img_154988_3.jpg


※記載された社名及び製品名は各社の登録商標または商標です。
※改良のため、予告なく仕様を変更することがあります。記載の仕様は2018年4月現在のものです。


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