日立、低被ばくと高画質を両立した64列マルチスライスCTシステム「SCENARIA View」を発売
配信日時: 2018-04-13 11:00:00
TOKYO, Apr 13, 2018 - ( JCN Newswire ) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、64列マルチスライスCTシステムの新製品「SCENARIA View」(シナリア ビュー)を4月13日から販売開始します。
本製品は、画像の再構成方法に次世代の逐次近似応用再構成*1機能として、日立が独自に開発したIPV*2を搭載し、胸部レントゲン撮影と同程度の被ばく線量と画質向上の両立をめざしました。また、ガントリデザインを刷新し、開口径を従来機の「SCENARIA」*3より5cm広い80cmとしたことで、被検者に快適な検査環境を提供します。さらに、X線高電圧装置をガントリと一体化したデザインとしたほか、ガントリ、寝台、操作卓の3ユニット構成とすることでスペースの限られた施設でも導入が容易となります。循環器領域を含めた大規模医療施設からクリニックまでさまざまな医療施設を対象とし、被検者と操作者双方に快適な検査環境の実現とスループット向上による病院経営の効率化に貢献します。
CT検査は、身体の断層像が得られ、また複数の断層像から3D画像などを作成することで、さまざまな方向から身体構造を詳細に調べることができます。短時間で全身を検査できるため、診断、治療、救急時など幅広い場面で利用され、今日の医療現場では欠かすことができない検査となっています。
日立は、2010年7月に、全身のどの部位においても一回転0.35秒で撮影可能な64列マルチスライスCTシステム「SCENARIA」を発売しました。「SCENARIA」は心臓だけでなく、胸腹部など撮影範囲が大きい部位でも、一回転0.35秒の高速撮影が可能であり、検査時間を短縮することで、被検者の息止めの負担を軽減するとともに、操作者の作業効率向上を支援してきました。
日立はこれまでも、操作者のニーズに応えるとともに患者に優しい製品開発を行っており、今後、AIを活用した読影支援やさらなるワークフローの改善、画質向上などの技術開発を進めていき、疾病の早期発見、医師不足の解消など医療現場が抱える課題の解決をめざしていきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/04/0413a.html
概要:日立製作所
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