シンガポールのHESエネルギー・システムズが水素発電による長距離飛行を前進させ、フランスの航空宇宙・エネルギー技術開発企業と包括的なバリューチェーンの構築に向けて協力

プレスリリース発表元企業:HES Energy Systems

配信日時: 2018-02-08 23:08:00

シンガポールのHESエネルギー・システムズが水素発電による長距離飛行を前進させ、フランスの航空宇宙・エネルギー技術開発企業と包括的なバリューチェーンの構築に向けて協力

シンガポールのHESエネルギー・システムズが水素発電による長距離飛行を前進させ、フランスの航空宇宙・エネルギー技術開発企業と包括的なバリューチェーンの構築に向けて協力

(シンガポール)- (ビジネスワイヤ) -- シンガポール有数の燃料電池システムの開発企業であるHESエナジー・システムズは、フランスのクリーンエネルギー企業および航空宇宙技術企業3社と「FLY-HY」アライアンスを結成しました。FLY-HYの使命は、水素燃料補給システムからエネルギー貯蔵や電力変換まで、統合された1つのバリューチェーンとして世界市場に取り組み、電気航空機の大手設計企業と協力することです。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:http://www.businesswire.com/news/home/20180208005792/ja/

Singaporean Energy Tech company HES Energy Systems powers French air-droppable drone by Airborne Con ... Singaporean Energy Tech company HES Energy Systems powers French air-droppable drone by Airborne Concept using a 10h hydrogen on demand fuel cell system (Photo: Business Wire)

FLY-HYアライアンスは、2018年シンガポール・エアショーにて、HESの親会社H3ダイナミクスのブース(C18)で正式にデビューします。

HESエナジー・システムズは、当社の特別な超軽量水素燃料電池システムを基に、小規模電池代替システムを開発しています。700Wh/kgでエネルギーを貯蔵でき、これはリチウム電池の重量当たり電気エネルギーの3~4倍に相当します。HESおよび親会社H3ダイナミクスの創業者で最高経営責任者(CEO)のTaras Wankewyczは、次のように述べています。「水素分子は、この宇宙で最も軽量なエネルギー源です。その一方で、現代の電気航空機に関する研究は、水素よりはるかに重いリチウム電池を使用した次善策を中心に進められています。当社は、有望な電気飛行分野に寄与できる明確な機会があると見ています。」

小さく始めて大きな目標を目指すHESは、当社の特別な軽量燃料電池と水素貯蔵技術を利用して、小型の電気駆動型無人航空機(UAV)、すなわちドローンの航続時間を延ばすことに取り組みました。当社は、多数の電気UAVティア1メーカーと緊密に協力しており、当社製品の容量拡大により、個人移動用航空機や電気駆動型旅客機の飛行距離を向上させることができると確信しています。

シンガポールのリー・シェンロン首相とフランスのフランソワ・オランド元大統領は、2018年をフランスとシンガポール両国の革新の年だと宣言し、主要な重点分野の1つにクリーンテックを挙げています。2017年6月に、HESの親会社であるシンガポールのH3ダイナミクスは欧州本社をパリに設立し、その決断はエマニュエル・マクロン大統領と政府から暖かい歓迎を受けました。

H3ダイナミクスはフランス現地でしばらく事業を行った後、その“シンガポール製”の航空宇宙レベルの水素電池機能を、補完的な“フランス製”のハイテクソリューションと組み合わせることにしました。具体的には、斬新な電気UAVプラットフォーム(トゥールーズのエアボーン・コンセプト、エアバスが支援)、水素ガス貯蔵装置(AD-VENTA)、革新的な水素発生電解槽(ERGOSUPエア・リキードが支援)を統合し、現在はERGOSUPの革新的システムをHES搭載小型水素燃料ドローンの燃料補給用に適応させているところです。

HESエナジー・システムズとERGOSUPは、フランスのドローン技術企業DELAIRとも提携して、名誉あるフランス国家プロジェクト「Territoires Hydrogène」に選ばれた「HYDRONE」プロジェクトに取り組んでいます。この国家プロジェクトは、フランス領域全土を網羅できる水素燃料ドローン5機と燃料補給システムを2018~2019年に配備することを目指しています。

この取り組みは、2017年に水素協議会が発足したことに続くものです。同協議会にはエア・リキード、アルストーム、アングロ・アメリカン、BMWグループ、ダイムラー、エンジー、ホンダ、ヒュンダイ(現代)、シェル、リンデ、トタル、トヨタ、アウディ、ゼネラルモーターズ、スタトイル、岩谷産業など、多数の有力企業が参加して、新たな水素経済・社会の構築を促進すべく、協力しています。

HESエナジー・システムズ(シンガポール)www.hes.sg

HESエナジー・システムズは、航空宇宙分野と重量要件の厳しいその他の用途向けに、超軽量の燃料電池と水素エネルギー貯蔵システムを開発する世界的なリーダー企業です。当社は、ガス圧縮、水素化物、改質など、水素貯蔵システムでさまざまなアプローチを取っており、UAVのティア1メーカーや世界有数の航空宇宙機関によって、世界中で採用されています。HESは2015年に、H3ダイナミクス・グループに買収されました。H3ダイナミクスは、オフグリッドの現場作業ロボットや、AI対応データサービスを開発しています。

ERGOSUP(フランス)http://www.ergosup.com/en/

ERGOSUPは、亜鉛電気化学に基づいた革新的な水素製造プロセスの開発企業です。同社の最初の製品は350バールの水素製造装置で、1日当たり1~5kgの水素を供給できます。ERGOSUPは、シンプルでコスト競争力のあるH2製造装置を発売する予定です。“プラグ&プレイ”式の複合シリンダーに充填でき、ドローン1機やフリート全体に水素を供給できます。ERGOSUPはALIAD(エア・リキード・ベンチャー・キャピタル、)ディメーター・パートナーズ、ゴー・キャピタル、ARKEAキャピタル・インベストメントの支援を受けています。

エアボーン・コンセプト(フランス)http://www.airborne-concept.com

エアボーン・コンセプトはトゥールーズに拠点を置き、革新的なドローンの設計、開発、建造を専門に手掛けています。エアボーン・コンセプトのチームは、フランス空軍の元乗組員や航空工学の学校を卒業した設計者によって構成されており、特許取得済みのUAV2機、すなわち世界初の空中落下型ドローンとVTOLを生み出しています。エアボーン・コンセプトは特殊部隊のために空中落下型ドローンを、小荷物配達のためにアップスタート・ドローンを開発しています。また、領空におけるドローン識別で重要な、ADS-Bトランスポンダーも開発しました。

AD-VENTA(フランス)http://www.ad-venta.com/fr/

AD-VENTAは、搭載型水素ガス・システム(H2圧力および流量調整)の専門企業です。社内工場設計から製品実現まで、AD-VENTAが提案するコンパクトかつ安全で精密なターンキー・ソリューションは、充実した特許ポートフォリオと高圧圧縮ガス管理の専門知識に基づいています。対象市場には、自動車、軽量モビリティー、航空宇宙、海軍などの用途が含まれます。短期的な目標として、水素燃料電池を利用した航空・地上・水上・潜水無人機の開発に取り組んでいます。

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連絡先
HES Energy Systems Pte. Ltd.
Taras Wankewycz
Office: (+65) 6250 3949
Direct: (+65) 9710-8445
contact@hes.sg

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ