LINE、シンプルで堅牢な認証を推進する国際標準化団体「FIDOアライアンス」へボードメンバーとして加盟

プレスリリース発表元企業:LINE株式会社

配信日時: 2017-05-17 12:22:30

今後、FIDO標準の活用による認証の仕組みを提供し、より安全で便利なサービスの実現を目指す



LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛)は、パスワードレス認証(生体認証、等)の技術仕様、認定仕様等の国際標準化を提唱する非営利団体「FIDO(ファイド)アライアンス」へ、本日2017 年5月17日より、ボードメンバーとして加盟いたしましたので、お知らせいたします。
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「FIDOアライアンス」*1は、2012年に設立され、Google、Microsoft、Intel、ARM、NTTドコモなど34社のボードメンバーを含む250社以上(5月17日現在)のインターネット企業、ソリューションベンダー、金融機関、クレジットカード事業者、通信事業者、などの幅広い業界の企業や団体が活動する国際標準化団体です。「FIDOアライアンス」が提唱する各種技術仕様は、汎用性、互換性、セキュリティが考慮されており、パスワードを入力せずに様々なインターネットサービスを安全で便利に利用することが出来るようになります。W3C*2においては、2016年より「FIDO 2 Web APIs」の仕様をベースとした新しい国際標準仕様「Web Authentication」の策定作業が開始されております。
*1: FIDO = Fast IDentity Online
*2: W3C = World Wide Web Consortium。インターネット上の技術標準を策定するための国際標準化団体。

「FIDOアライアンス」が提唱する認証方式は、生体認証と公開鍵暗号方式をベースとした認証プロトコルとしてパスワードレス型認証(UAF)*3および2要素認証(U2F)*4、Webアプリケーション向け認証などの仕様が提供されています。これらの認証方式をLINE及びその他アプリケーションに導入する事によって、現在のパスワード認証に起因するセキュリティまたはプライバシーに関わる様々な問題(フィッシング、アカウント乗っ取り、サービス不正利用など)を解決していくことが期待できます。
*3: UAF = Universal Authentication Framework。FIDOアライアンスが提唱するパスワードレス認証方式の仕様。
*4: U2F = Universal Second Framework。FIDOアライアンスが提唱する2要素認証方式の仕様。

今後、LINE株式会社は、現在の「LINE」およびその他のアプリケーションだけでなく、将来のIoT、AIを活用した未来型のサービスやアプリケーションにおいても、「FIDOアライアンス」が提唱するパスワードレスの新しい認証方式を導入していくことで、より安全で便利なサービスの実現を目指していきます。


■「FIDOアライアンス」について
設立時期:2012年7月設立、2013年2月一般公開
主な活動内容:パスワードレス認証技術の国際標準規格の策定、認定プログラムの策定と運営、認定製品の登録管理、等
代表者:エグゼクティブ・ディレクター ブレット・マクドウェル氏
公式サイト:https://fidoalliance.org/


■FIDOアライアンスのエグゼクティブ・ディレクター、ブレット・マクドウェル氏よりメッセージ
「LINEはソーシャルメディアの真のイノベーターであり、多くのアジア諸国のユーザーにオンラインメッセージやオンラインサービスの便利な手段を含む革新的なプラットフォームを提供しています。LINEのミッションは、堅牢なセキュリティを提供すると同時に、オンラインサービスを認証するための、より便利な手段を提供するFIDOアライアンスのビジョンと非常に一致しています。FIDOアライアンスのボードメンバーとしてのLINEの貢献は、LINEが数億人のユーザーに対して、シンプルで堅牢なFIDO認証を提供することを含みますが、これに限定されるものではありません。 」

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