【京都産業大学ギャラリー同時開催】ゼミ展示「シュルレアリスムと雑誌」と所蔵品展「下嵯峨薪炭商 小山家に伝わる学びの道具」
配信日時: 2021-09-24 14:05:03
外国語学部 長谷川晶子ゼミ生は、コロナ禍とシュルレアリスム※の時代は似ているのではないかと考え、図書館所蔵の貴重な文芸誌を公開する展示会「シュルレアリスムと雑誌」を企画した。京都産業大学ギャラリーにて、所蔵品展「下嵯峨薪炭商 小山家に伝わる学びの道具」と同時開催する。期間は9月21日(火)より10月2日(土)まで。
京都産業大学外国語学部長谷川ゼミ生は「コロナ禍で多くの制約がある現在と抑圧の全体主義の時代の空気に共通点があるのではないか」という発想に基づき、シュルレアリスム作品に触れることでさまざまな表現と出あい、解放感を味わってもらいたいとの考えから展示会を企画した。パリで発行された文芸誌『ミノトール』(1933-39)とニューヨークで発行された『トリプル・ヴェー』(1942-44)の一般公開は本学では初めての試みである。
同時開催されるギャラリー所蔵品展「下嵯峨薪炭商 小山家に伝わる学びの道具」の「小山家」とは嵯峨嵐山で約350年にわたって薪炭商を営んでいた商家である。京都産業大学ギャラリーは「小山家」の資料約600点を所蔵しており、定期的に商家の道具や古文書を一般公開している。今回の所蔵品展では「学びの道具」をテーマに、硯などの文具や明治から昭和初期の教科書、昭和初期に行われた修学旅行に関する資料などを展示する。
※シュルレアリスム(surrealisme)とは「超現実主義」と訳される第1次世界大戦終戦後フランスから始まった思想、芸術運動である。第1次世界大戦後の1920年代初めから第2次世界大戦間は自粛、抑圧の全体主義が隆盛した時代であったため、シュルレアリストたちは精神の状態や生き方の「自由」をさまざまな形で追及した。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・ゼミ展示「シュルレアリスムと雑誌」/所蔵品展「下嵯峨薪炭商 小山家に伝わる学びの道具」開催(~10月2日)
https://www.kyoto-su.ac.jp/events/20210921_869_surr.html
・京都産業大学 むすびわざ館
https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/musubiwaza/index.html
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