若手実力派俳優 前原滉・天野はな・奈緒 × 新鋭監督 山西竜矢による初長編映画「彼女来来」がJAPANCUTS映画祭にて大林賞を受賞!

プレスリリース発表元企業:株式会社レプロエンタテインメント

配信日時: 2021-08-31 12:00:00

「Next Generation」部門で最も優れた作品に選出されました!!



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演劇ユニット「ピンク・リバティ」の代表をつとめ、劇作家・演出家としても注目を集める弊社所属の山西竜矢(やまにし・たつや)。彼が映画監督を務めるオリジナル脚本による初長編映画『彼女来来(カノジョライライ)』が、北米最大の日本映画祭「JAPANCUTS」のコンペティション部門「Next Generation」部門に選出、さらに大林宣彦監督の名を冠した“大林賞(Obayashi Prize)”を受賞しました。

本作は、若き名バイプレイヤーとして話題作への出演が続く前原滉、ドラマ『あなたの番です』で注目を集め様々な作品で引っ張りだこの奈緒と、ドラマ『そして、ユリコは一人になった』での出演やMV、映画などでも存在感が光る天野はなをメインキャストに起用した、山西竜矢監督のオリジナル脚本による奇妙な“恋愛”映画です。音楽は、関西から世界を魅了する異色バンドであり、テレビ東京で放送されたドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』の劇中音楽も担当するVampilliaのヴァイオリニスト・宮本玲がヴァイオリンのみで制作し、不穏かつ不可思議な本作の世界観を増幅させる楽曲になっています。


<あらすじ>
きえたマリ、あらわれたマリ─二人のマリに翻弄される男の葛藤を描く
都内郊外のキャスティング会社で働く男・佐田紀夫、30歳。
彼は交際三年目になる恋人・田辺茉莉と、穏やかな毎日を送っていた。
ある夏の日。紀夫が家に帰ると、窓から強い夕陽が差し込んでいた。焦げるようなその日差しを目にした瞬間、紀夫は奇妙な感覚に襲われる。気付くとそこにあるはずの茉莉の姿は無く、代わりに見知らぬ若い女がいた。困惑する紀夫に、女はここに住むために来た、と無茶苦茶なことを言う。透き通るような白い肌のその女は「マリ」と名乗り─
突然失踪した恋人を探しながら、別人との奇妙な関係に迷い込んだ男を描く、妙さと写実性を両立した恋愛劇。

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本作は、音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB [JOINT] 2020-2021」コンペティション部門にて先行上映され、準グランプリ・最優秀男優賞(前野滉)・女優賞(天野はな)と三部門で受賞。また、行定勲監督がディレクターを務めるくまもと復興映画祭2021へ選出されるなど、高い評価を得ております。6月18日から新宿武蔵野館での上映をきっかけに、伏見ミリオン座(愛知県名古屋市)、チネ・ラヴィータ(宮城県仙台市)、シネマロブレ(栃木県小山市)、KBCシネマ(福岡県福岡市)、アップリンク吉祥寺(東京都武蔵野市)、宇都宮ヒカリ座(栃木県宇都宮市)、kino cinéma 横浜みなとみらい(神奈川県横浜市)、サツゲキ(北海道札幌市)など全国各地で上映が始まり、今後もシアターセブン(大阪府大阪市)、出町座(京都府京都市)、元町映画館(兵庫県神戸市)、シネマテークたかさき(群馬県高崎市)、シネ・ウインド(新潟県新潟市)、横川シネマ(広島県広島市)での上映も決定しています。

そしてこの度、本作は海を渡り、タイトル『Mari and Mari』として北米最大の日本映画祭「JAPANCUTS」にノミネートされました。本作にとって初めての海外映画祭のノミネートと上映となっております。

映画祭唯一のコンペティション部門であり、新人監督作品を特集する「Next Generation」部門では、映画業界の専門家である審査員たちから最も評価された作品に授与される「大林賞」は、2020年4月に逝去された大林宣彦監督の偉業をたたえて2020年に新設された賞です。

同部門には『佐々木、イン、マイマイン』(内山拓也監督)、『夏、至るころ』(池田エライザ監督)、『スパゲティコード・ラブ』(丸山健司監督)、『愛のくだらない』(野本梢監督)、『B/B』(中濱宏介監督)が選出され、日本映画の新たな才能が集結した作品群の中から『彼女来来』が見事受賞しました。

【JAPANCUTS公式サイト】
https://www.japansociety.org/arts-and-culture/films/japan-cuts-festival-of-new-japanese-film

【JAPANCUTSとは?】
2007年に設立されたJAPANCUTSは、現代の最も素晴らしい日本映画を上映することを目的とした1年に一度開催される映画祭です。 ニューヨークのジャパンソサエティが主催するこの祭典は、「ニューヨークで最高の日本映画イベント」(ウォールストリートジャーナル)や「ニューヨークの映画カレンダーの毎年のハイライト」(ニューヨークタイムズ)と呼ばれています。映画のプレミア上映に加えて無料のトークイベントが開催されたり、上映後のQ&Aやパーティーを通じてゲストの映画製作者やスターと交流することもできます。 開催以来、65,000人以上の映画ファンを魅了し、350本以上の映画を上映し、日本国内外から100人以上のゲストを招待してきました。

【審査員コメント】
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山西竜矢監督は、絶妙な視覚と聴覚のデザイン・演出により魅力的で別世界のミステリーのような人間の本質や家庭の不安に対する考察を描いています。本作品では、平凡な環境が不安によって変化するという主人公の感情的な旅を通して、映画表現の可能性を追求しています。『彼女来来』は、日常生活における微妙な人間関係を描くという日本映画の伝統を踏襲しつつ、Jホラーの要素を加えることによって世界を取り巻く現代の不安や不確実性を表現しています。世界の映画史では、人間のファンタジーへの欲求とリアリズムの追求を組み合わせたものを課題としますが、本作はこの課題に巧みに取り組んでいます。
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<原文>
With exquisite visual and auditory design, Tatsuya Yamanishi creates an enticing and other-worldly mystery of human nature and reflection on domestic insecurity. This film explores the possibilities of cinematic expression through the emotional journey taken by its protagonist, with mundane surroundings transformed by apprehension. Mari and Mari follows a tradition in Japanese cinema of portraying subtle human interactions of everyday life, aided by elements of J-horror to express contemporary anxieties and uncertainty looming over the world. The history of world cinema combines human desire for fantasy and a pursuit of realism, and Mari and Mari deftly undertakes this task.

【審査員】
ドン・ブラウン、平野恭子、ブライアン・フー

【山西竜矢監督コメント】
JAPAN CUTSのNext Generation部門にて「彼女来来」が大林賞を受賞させていただきました。
知らせを聞いて、本当に嬉しく、大変驚いています。
撮影が行われた昨2020年は、コロナ禍の始まりの年でした。苦しく、先が見えない不安定な状況の中での制作で、このような賞をいただけることになるとは思いもしませんでした。完成さえできれば。当時はそれしか考えていなかった気がします。言うまでもなく、そんな状況で取り組んだ初めての長編作品で評価を得ることが出来たのは、共に映画を作りあげてくれた、優れたキャスト・スタッフ一人一人の力のおかげです。仲間たちを、心から誇らしく思います。
また、本作は、私が個人的に体感した人間社会の仄暗い部分を、物語として映像に落とし込んだものです。大変な時期を励ますポジティブな内容とは言い難い作品ですが、いつかの自分がそうだったように、そのような内容にこそ癒される方、救われる方もいるのではないか。そんな風に信じてやってきたことが一つの形として認めていただけて、大きな励みになりました。今後は、大林監督の名を冠したこの賞の重みを胸に、より真摯に創作に携わってまいります。
最後になりましたが、JAPAN CUTSの皆様、審査員の皆様、そしてこの映画に関わってくださった全ての皆様に、深く、心より感謝いたします。本当に有難うございました。
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【作品概要】
≪タイトル≫ 彼女来来 / カノジョライライ
≪キャスト≫ 前原滉   天野はな   奈緒
村田寛奈  上川周作  中山求一郎  葉丸あすか  大石将弘  千葉雅子  ほか
≪スタッフ≫ 監督/脚本/編集 山西竜矢  音楽 宮本玲/Vampillia
撮影:米倉伸 照明:藤井光咲 録音:織笠想真/城野直樹 美術;松井今日子 ⾐装:キキ花香 ヘアメイク:ほんだなお
助監督:中村幸貴 演出助手:濱崎菜⾐ 制作担当:相澤優介 撮影助手:清水大河 照明助手:大西恵太/西愛由美
美術助手:岡本まりの/行徳美沙季 制作進行:高橋功人 グレーディング・DCP制作:清原真治 ホームビデオ編集:稲川悟史
スチール:佐藤祐紀 HPデザイン:広垣友里絵 ビジュアルデザイン:目⿊水海 アシスタントプロデューサー:濱崎菜⾐
プロデューサー:高橋友理/髭野純/広屋佑規/山西⻯⽮  宣伝:レプロエンタテインメント/「彼女来来」宣伝部
海外セールス:日活株式会社  配給:SPOTTED PRODUCTIONS  配給協力:イハフィルムズ  企画協力:直井卓俊
企画・製作:「彼女来来」製作委員会
        2021/91分/カラー/日本/5.1ch/ヨーロピアンビスタ (C)️「彼女来来」製作委員会
□公式サイト http://sherairai.com  □公式Twitter https://twitter.com/she_rairai
#彼女来来 #カノジョライライ
         ――――――2021年6月18日[金]より新宿武蔵野館ほか全国順次公開――――――

<会社概要>
社名:株式会社レプロエンタテインメント
公式HP:https://www.lespros.co.jp/
お問い合わせ先:https://www.lespros.co.jp/contact/

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