クロッケーが、リアルタイムのマルチユーザー向けウェブ・アプリケーションとモバイル・アプリケーションの開発のために、エッジ協業プラットフォームとグローバル開発者向けインフラストラクチャーを公開

クロッケーのパラダイムシフトをもたらす技術により、開発者はこれまで不可能だった「瞬時に共有できる体験」をわずか数行のコードで作り出すことができます。現在、無料の実演デモを実施中です。

（ロサンゼルス）--- （ビジネスワイヤ） -- リアルタイム協業の実際の可能性に対する世界の認識が変わろうとしています。エッジ・コンピューティングの新分野として急成長しているエッジ協業の技術リーダーのクロッケー・コーポレーションは、クロッケー協業プラットフォーム（Croquet Collaboration Platform™）を公開しました。これにより世界中の開発者が、これまで不可能だったリアルタイム能力を備えたマルチユーザー・アプリを開発できるようになります。

クロッケーは、クロッケー・ライブラリーやAPI、非常に便利なフレームワークなど、開発者向けツールとインフラの提供を唯一の使命としており、当社はこの技術を紹介するために、無料の参照アプリのPiiX（Photo Instantaneous Interactive Experience、写真瞬時インタラクティブ体験）を公開しました。PiiXにより、消費者から高度な開発者まで、誰もがこの革命的な新しい協業技術をすぐに試すことができ、登録の必要はありません。

QRコードをスキャンすると、リアルタイム協業アノテーション・アプリのPiiXが即座に携帯電話やタブレットに表示されます。他の人を招待して、画像にアノテーションを付けたり操作したりすると、その結果が参加者全員の画面に同時にリアルタイムに表れます。すべてのユーザーが同時に操作できます。ユーザーはしばしばこの体験が「魔法のようだ」と表現します。しかし、これらすべてを可能にしているのは、それを支えるグローバルなインフラストラクチャーとその上にあるフレームワークです。こちらをクリックして、PiiXをお試しください。

クロッケーの設立者で最高技術責任者（CTO）のデビッド・A・スミスは、次のように述べています。「当社は、生産性、ソーシャル協業、遠隔医療、スポーツ、インタラクティブ・マーケティング、AR/VR、SaaS、ゲームのアプリなど、未来のアプリケーションはすべて協業的であるべきだと考えています。この公開により、クロッケーは現在のマルチユーザー・アプリが時代遅れに見えてしまうような、驚異的なリアルタイムの完全に同期した協業アプリを開発者が容易に構築する上で必要なツールとインフラをすべて提供しています。当社がまだ想像もしていないような、この技術の素晴らしい利用方法を開発者は見つけてくれるでしょう。」

クロッケーは、本日公開したインフラストラクチャー、ライブラリー、ツール、参照アプリの開発とプライベート・ベータテストを行うために、2020年初頭に資金提供を受けました。この技術の使用事例は広範で多様であり、新興企業、大企業、商用アプリケーション、ソーシャル協業、メディア、マーケティング、インタラクティブ広告、ソーシャルゲームなど多岐にわたります。使用事例の詳細は、クロッケーのウェブサイトでご覧ください。

仕組みの詳細

この種のものとして初のクロッケーのエッジ協業インフラストラクチャーは現在、世界のすべての大陸（南極大陸を除く）で、グローバルに展開されています。超高速なリフレクター・ベースのネットワーク（場所によってはわずか10～15msの低遅延）に加え、独自のエッジ協業プロトコルと同期サービスを提供して、最高のパフォーマンスを発揮できるネットワークのエッジで、リアルタイム協業を実現しています。これまで長い間、ユーザーとリアルタイム協業の間には、サーバーが立ちはだかっていました。エッジ協業では、サーバーで動作するものが一切ないため、開発者は瞬時に共有可能な体験を提供するアプリを自由かつ簡単に開発できます。

アプリケーションの「知性」はすべて、クライアント・サイドにあります。各ユーザーは共有の仮想マシンを操作するため、全員のデバイスが全く同じプログラムを全く同時に、全く同じ方法で動かすことができることが保証されています。これらのクライアント・サイドのビット同一仮想マシンは、複製された計算モデルを使用して、超低遅延・低帯域幅の同期と瞬時のインタラクションを実現します。

アプリケーションが生成したイベントは、クロッケー・インフラストラクチャーのアーキテクチャーの中心のエッジ・リフレクターに送られます。そして、そこから各セッションの参加者の複製された仮想マシンに再び配信され、超低遅延の正確な同期を実現します。リフレクターはエッジに配置された小さなソフトウエアで、世界のどこでも必要に応じてスピンアップもしくはスピンダウンして、高性能セッションをサポートします。クロッケー・インフラストラクチャーは、世界各地で動作するリフレクターによって優れた拡張性を提供し、それらはすべて5Gを含む既存のオンライン・ネットワークとモバイル・ネットワークと動作するように設計されています。開発者はこちらで登録して無償のキーを受け取り、クロッケーを使い始めることができます。

クロッケーの設立時から当社顧問を務め、チューリング賞受賞者であり、長らくパソコンの父と考えられているアラン・ケイ氏は、次のように述べています。「クロッケーは、私が過去15年間にコンピューティングの世界で目にした最高のものです。リアルタイムの協業アプリケーションの開発に関する極めて大きな問題を、非常に洗練された方法で解決します。インターネットは長い間、これを必要としていました。」

クロッケー・ライブラリー、API、フレームワークに関するその他の重要な点は以下の通りです。

バックエンドのコードはなく、シンプルなフロントエンドとクライアント・サイドだけです。初心者のプログラマーでも簡単に利用できます。迅速かつ簡単に実装できます。マルチユーザー・アプリの開発の本質を一変させ、開発者がマルチユーザー・アプリを数カ月でなく、数日で開発・展開できるようにします。アプリケーションの状態が自動的に共有されるため、新しいユーザーも即座にライブセッションに参加できます。開発者は基盤となる強力なインフラストラクチャーが不要です。そのままで機能します。非常に重要なタスクでは、複数のフレームワークを利用できます。超低遅延でグローバルに動作します。個人情報保護を重視しており、すべてのメッセージはエンドツーエンドで暗号化されます。サーバーは暗号化されたデータしか見えないため、万一情報が漏洩しても個人情報に被害は及びません。タイミングの問題やイベントが順不同になることはありません。クロッケーは「複製された計算」を使用して、メッセージの「衝突」を防ぎます。エッジ・リフレクターはソフトウエアとして存在し、アプリケーションの状態を持たないため、非常に優れた拡張性をグローバルに発揮し、自己増殖型ネットワークとして機能します。クロッケーのウェブサイトの技術FAQをご覧ください。当社の現在の技術を開発したのは、スミスと、共同設立者のバネッサ・フロイデンバーグ、アラン・ルンツァー、大島芳樹、ブライアン・アプトンから成る設計者とエンジニアのチームで、カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置いています。

クロッケーのジョン・ペイン最高経営責任者（CEO）は、次のように語っています。「この素晴らしいチームは、卓越したものを作り出しました。クロッケー・プラットフォームとインフラストラクチャーは、これまで存在できなかった全く新しい種類のアプリケーションを実現しつつ、世界中の既存のアプリケーションに協業機能を拡張性に優れた方法で追加できるようにします。」

協業技術の全体的な市場は膨大です。COVIDによって、需要が10年前倒しで加速されましたが、現在技術は大きく遅れを取っています。クロッケーはそうした現状を変え、瞬時に共有される体験の開発の大きな躍進を可能にしています。

クロッケーについて

クロッケー・コーポレーションは、エッジ・コンピューティングの新分野として急成長しているエッジ協業の技術リーダーです。当社は、グローバルなエッジ協業プラットフォームと協業インフラストラクチャーを運用し、開発者がウェブおよびモバイル向けの広範なマルチユーザー協業アプリを実質的に無限のスケールで、迅速かつ容易に開発できるようにしています。クロッケーの精神的ルーツは、設立者でCTOのデビッド・A・スミス、アラン・ケイ、デビッド・P・リード、アンドリアス・ラーブが1990年代に着手したクロッケー・プロジェクトにあります。それは協業のためにSmalltalkで記述されたオープンソースの2D/3D環境です。クロッケーは2019年に設立され、SIPグローバル・パートナーズと、テクノロジーおよび金融業界のベテランのグループから資金提供を受けています。www.croquet.ioをご覧ください。

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連絡先
Media/Analyst Contact: Daniel Kehrer: daniel.kehrer@croquet.io
Partnerships Contact: Stu Kozlowski: stu@croquet.io

プレスリリース情報提供元：ビジネスワイヤ