語り継がれるロングセラー『14歳の君へ どう考えどう生きるか』49刷重版、30万部突破!

プレスリリース発表元企業:毎日新聞出版株式会社

配信日時: 2021-08-20 14:00:00

『14歳の君へ どう考えどう生きるか』書影

(左から)『暮らしの哲学』『死とは何か さて死んだのは誰なのか』『人生は愉快だ』『残酷人生論』『考える日々 全編』書影

毎日新聞出版株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:小島明日奈)が発行する、『14歳の君へ どう考えどう生きるか』が2021年8月、49刷30万部を突破いたしました。

2006年12月23日に刊行した本書は、その翌年に亡くなった哲学者、池田 晶子さんが14歳の中学生向けに友愛・個性・社会・幸福・人生など16のテーマで書いたエッセイ集です。
発売から15年を経てなお、中学生だけではなく多くの世代に読み継がれています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/270879/LL_img_270879_1.jpg
『14歳の君へ どう考えどう生きるか』書影

【担当編集者のコメント】
発売から5年ほど経った時、いったん売れ行きが落ち着いてしまった時期がありました。ちょうど、子どもたちのいじめ自殺のニュースがたくさん流れて、社会問題になっていた頃でした。この本の「はじめに」はいじめについて書いていたので、当時の営業担当者に読んでもらったところ、「すごくいいので、帯を変えましょう」という話になり、「教室だけが『世界』じゃないよ」(写真 左)という、学校のなかで苦しんでいる子どもたちに向けた帯にしてもう一度書店に並べてもらいました。多くのメディアで話題にもなり、その後も中学校の夏休みの読書感想文や「朝の読書」などでも取り上げてもらい、たくさんの反響をいただきました。
2019年にはヨシタケシンスケさんから全面帯のイラストとコメントをいただき(写真 右)、より多くの方々に読んでもらうことができました。
2020年、コロナが世界で蔓延して、皆さんに多くの負荷がかかっていると思います。しかし、どんな不幸な時代であっても、「幸福を知っている人は決して不幸にならない」という著者のメッセージは響くと思います。


【ヨシタケシンスケさんコメント】
「人は弱っている時や元気がありすぎる時、誰かの断言が必要で、
そんな時、池田さんの言葉はグリグリくるのです」――ヨシタケシンスケ

【もくじ】
はじめに 14歳の君へ
I. ほんとうの自分 ほんとうの友達
友愛 個性 性別 意見
II. 考えれば知ることができる
勉学 歴史 社会 道徳
III. 君は「誰」なのだろう
戦争 自然 宇宙 宗教
IV. どう考え どう生きるか
言葉 お金 幸福 人生
あとがき 保護者ならびに先生方へ


【同著者既刊本】
『暮らしの哲学』(2007年)5刷
『死とは何か さて死んだのは誰なのか』(2009年)6刷
『人生は愉快だ』(2008年)5刷
『残酷人生論』(2010年)6刷
『考える日々 全編』(2014年)2刷
※すべて毎日新聞出版

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/270879/LL_img_270879_2.jpg
(左から)『暮らしの哲学』『死とは何か さて死んだのは誰なのか』『人生は愉快だ』『残酷人生論』『考える日々 全編』書影

<著者プロフィール>
池田 晶子(いけだ あきこ)
1960年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科を卒業。文筆家と自称する。池田「某」とも。専門用語による学問としての哲学ではなく、日常の言葉によって平易に哲学を語る「哲学エッセイ」を確立して幅広い読者から支持される。とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在の謎としての生死の大切を、語り続けた。新宿御苑と神宮外苑の四季風景を執筆の伴とし、富士山麓の季節の巡りのなかに憩いを得て遊ぶ。山を好み、先哲とコリー犬そして美酒佳肴を生涯の友とした。『14歳からの哲学 考えるための教科書』『14歳の君へ どう考えどう生きるか』などの著述で話題を呼ぶ。著作多数。2007年春、大風の止まない夜に、癌により没す。
その業績と意思を記念し、精神のリレーに捧げる「わたくし、つまりNobody賞」が創設された。


<書籍情報>
タイトル: 14歳の君へ どう考えどう生きるか
著者 : 池田 晶子
価格 : 1,257円(税込)
ISBN : 978-4-620-31788-5
仕様 : 四六判/上製/192ページ
発行 : 毎日新聞出版
URL : https://mainichibooks.com/books/humanities/14.html


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