SaaS/ASPサービスを手掛ける事業者のセキュリティ対策を支援する「ESS AdminONE SaaS事業者支援プラン」の提供を開始

プレスリリース発表元企業:エンカレッジ・テクノロジ株式会社

配信日時: 2021-08-05 11:00:00

図1. 本プランで提供されるソフトウェア ESS AdminONEの画面イメージ

システム運用のリスク管理ソリューションを提供するエンカレッジ・テクノロジ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石井 進也、以下、「当社」)は、SaaS/ASPサービスを手掛けるISV(独立系ソフトウェアベンダー)事業者などを対象に、セキュリティ対策を支援する特別プラン「ESS AdminONE SaaS事業者支援プラン(以下 本プラン)」の提供を開始することになりましたので、お知らせいたします。


■ESS AdminONE SaaS事業者支援プランとは
これまでパッケージ型のソフトウェアを開発・販売していたISV事業者は、お客様によるSaaSなどのクラウドサービスの利用拡大を受けて、自社ソフトウェアを使ったSaaS事業に着手するケースが増加しております。
このような事業展開においては、自社SaaSサービスのセキュリティ対策は必要不可欠ではあるものの、適切に運用するためには、相応の費用が発生します。
一方で事業として採算ベースに乗せるためには、初期投資をなるべく抑える必要があります。

本プランは、このような事業課題を解決します。本年3月に提供開始した特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE」を活用してご支援する特別仕様のプランです。セキュリティ対策にかかる初期投資を抑え、SaaS事業の採算ラインを引き下げることができます。これにより、事業の成功を加速させることが可能となります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/270059/LL_img_270059_1.png
図1. 本プランで提供されるソフトウェア ESS AdminONEの画面イメージ

■ESS AdminONE SaaS事業者支援プラン概要
「ESS AdminONE SaaS事業者支援プラン」は、対象企業が当社特権ID管理ソフトウェア「ESS AdminONE」を、SaaSサービス運用のためにコンピューターシステムに適用する場合、条件に沿った特別なプランを提供いたします。SaaS運用システムへの内部からの操作や委託先による管理者権限を使用した操作に対し、適切なアクセス管理の仕組みと証跡確保を実現します。また、管理者権限を保有するアカウント(特権ID)の適切なパスワードの管理を実現し、SaaS運用システムを内外からのセキュリティ脅威から守ります。

●提供開始日
2021年8月5日

●対象企業
主たる事業としてパッケージソフトウェア開発を行っている企業で自社パッケージを使ったSaaS・ASP事業を展開している・展開する計画をお持ちの企業

●プランの内容
(1) ISV/SaaS事業者向け特別ライセンスのご提供(すべての対象企業向け)
管理対象システムが300システムまでの定額ライセンスを対象企業・対象システムに限定して特別提供します。SaaS事業を展開するには、一定規模のシステムを運用する必要があり、顧客数の増加に伴いシステムの規模は拡大します。
ESS AdminONEのサービスプロバイダ向けライセンス制度は、一定の範囲内のシステム規模の増大に対して追加のライセンス費用が発生しない仕組みを取っており、セキュリティ費用の過剰な増加を避けることができるお得な制度です。
SaaS事業者支援プランでは、本制度をベースとしつつ、新たに300システムまで定額となる特別ライセンスを通常ライセンスの約1/3程度の年間200万円(※1)でご提供いたします。

(2) スタートアップ企業向け特別条件のご提供(対象企業のうちSaaS事業開始3年未満の企業向け)
本プランではSaaS事業の開始から3年未満のスタートアップ企業を対象に、上記特別ライセンスを含んだサービスプロバイダ向けライセンスすべてを最大85%割引でご提供いたします。
本プランを適用した場合、300システムまでの定額プランの年間ライセンス費用は、30万円(※2)となります。


■自社での利用ケースをもとに
当社は、本プランの対象企業であるパッケージソフトウェアベンダーとして2002年に創業。以来、コンピューターシステムの安全と安定稼働を支援するパッケージソフトウェアを開発・販売してまいりました。昨今の流れを受け、2021年6月、これまでソフトウェアとしてのみ販売を行っていたESS REC/ESS REC NEAOのクラウドサービスによる提供に踏み切りました。
このサービスに関するセキュリティ対策で課題として上がったのが、サービスを提供するために自社で運営するコンピューターシステムの保守運用に際して、システムへのアクセスを統制し、リスク管理を行うことです。障害発生時の原因把握やパッチ適用などの保守運用のために、しばしば対象システムに管理者権限(特権ID)を使用してアクセスする必要があります。またクラウドサービスとして提供する性質上、サイバー攻撃によって不正アクセスを招くリスクも増加傾向です。
サービスの性質上、システムにはお客様の重要な情報が保管されており、管理者権限の不正使用や濫用によって、万が一情報が流出してしまうような不祥事が発生してしまうと、サービス事業者としての信用を失墜させてしまいます。

当社では、当社自らがESS AdminONEを使用してサーバーへの適切なアクセス管理と証跡確保を行い、これらの課題に対処してきました。このことは、当社サービスを安心して利用できるという信頼につながったというお声をいただいております。
ESS AdminONE SaaS事業者支援プランは、これまで培った当社の事例やノウハウをもとに、同様の課題を有するISVのビジネスのご支援をしたいという思いをもとに企画設計いたしました。


■当社について
2002年に創業。金融、通信などの社会インフラの一端を担う大規模システム運用管理及び運用統制を実現するソフトウェアの開発・販売を手掛けています。システム証跡監査ツール11年連続市場シェア1位(※3)を獲得している「ESS REC」をはじめ、当社ソフトウェアは多くのお客様に採用されています。

名称 : エンカレッジ・テクノロジ株式会社(東証第一部:3682)
代表 : 代表取締役社長 石井 進也
本社 : 東京都中央区日本橋浜町3-3-2 トルナーレ日本橋浜町7F
URL : https://www.et-x.jp/
事業内容 : 金融、通信、公共などの社会インフラを担うITシステムの運用と
統制強化を支援するソフトウェアを開発・販売。
11年連続市場シェア1位(※2)を獲得するESS RECを含め累計での
採用企業数は670社。(2021年6月末現在)
資本金 : 5億738万円(2021年6月末)
設立年月日: 2002年11月1日


■ESS AdminONEについて
2021年3月に当社が販売開始いたしました特権ID管理ソフトウェアです。当社はこれまで、ESS AdminControl/ESS AdminGateといった特権ID管理ソフトウェアを開発・販売しており、累計で約150社の販売実績を有しています。
ESS AdminONEは、これらの従来製品の提案活動を通じで培ったノウハウを集約し、さらにゼロトラスト、デジタルトランスフォーメーション(DX)などの次世代のシステム環境に必要な新たな要件に対応するべく、アプリケーション稼働プラットフォーム、アーキテクチャなどを刷新し新たにリリースしました。


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止対策の一環として、当社では在宅勤務を実施しております。本内容についてのお問い合わせにつきましては、当社ホームページお問い合わせフォームよりご連絡ください。
お問い合わせフォーム: https://www.et-x.jp/contact/


※1 通常ライセンスの場合260システムまでの定額で年間533万円(1システムあたり年間2.05万円)、ISV限定ライセンスは300システムまで定額で年間200万円(1システムあたり年間0.67万円は、通常ライセンスの1ライセンス単価と比較し約3分の1)
※2 ESS AdminONE年間契約初年度の場合の条件、2年目以降は割引率が変動します。
※3 出典:情報セキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2010
同2011、2012、2013、2014、2015、2016、2017
【内部漏洩防止ソリューション編】株式会社ミック経済研究所
サイバーセキュリティソリューション市場の現状と将来展望 2018年版 同2019年版
【ガバナンス&監査編】株式会社ミック経済研究所
内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望 2020年度
【サイバーセキュリティソリューション市場16版目】デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社

※文中に記載されている製品名及び会社名は、商標または商標登録です。


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