ジューテック本社ビル着工のお知らせ  -初の多層型建築物への純木質耐火集成材採用-

プレスリリース発表元企業:住友林業株式会社

配信日時: 2021-07-15 11:00:00





 ジューテックホールディングス株式会社(社長:足立建一郎 本社:東京都港区 以下ジューテック)は、鹿島建設株式会社(社長:天野裕正 本社:東京都港区 以下鹿島建設)の設計施工、住友林業株式会社(社長:光吉敏郎 本社:東京都千代田区 以下住友林業)の設計施工協力のもと、当社グループの新本社ビル新築工事に着手しましたので、下記の通りお知らせいたします。


1.新本社ビル建設について
 ジューテックは1923年9月に『ベニア商会』として合板販売を開始し、2023年9月に創業100周年を迎えます。この記念事業の一環として、創業の地である東京都港区新橋に新本社ビルを建設します。新本社ビルでは、多様な働き方に対応する柔軟性を持ち合わせた職場環境の形成や、環境配慮・社会貢献を体現する先導的な設計・施工技術を導入した純木質耐火集成材による木構造の採用のほか、自然災害時にも機能する安全・安心技術の導入によるBCP対策の強化等により、業務効率やエンゲージメントの向上に努め、企業価値の向上を図って参ります。

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2.持続可能な社会に貢献する多層型木造建築物
 新本社ビルは、木の価値・魅力の発信を目的として、2012年に鹿島建設等4社が共同で開発し、鹿島建設・住友林業を含む4社で大臣認定を取得した純木質耐火集成材「FRウッド®」※1を多層型建築物で初めて採用し、木造と鉄骨造を組合せたハイブリット構造として計画しています。国土交通省から先導性の高いプロジェクトであることが認められ、令和2年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)に採択されました。
 持続可能な社会や木造普及への貢献を目的とした本計画での木材使用による炭素固定量約110t(CO2ベース)は、計画地(740m2)の約4倍にあたる面積の杉林が50年間で吸収するCO2量に相当します※2。床面積当たりの木材使用量は約0.038m3/m2で、みなとモデル二酸化炭素固定認証制度※3の最高ランク★★★となる0.010m3/m2以上の計画となり、認証取得予定です。

※1 「FRウッド®」は、鹿島建設の登録商標。鹿島建設、国立大学法人東京農工大学、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所、有限会社ティー・イー・コンサルティングの共同開発。鹿島建設、住友林業、有限会社ティー・イー・コンサルティング、三井住商建材株式会社にて大臣認定取得。住友林業の登録商標は「木ぐるみFR®」。

※2 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所HPを参照し算出。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/research/dept/22climate/kyuushuuryou/documents/page1-3-per-ha.pdf

※3 港区内で建てられる建築物等に国産木材の使用を促すことで、区内での二酸化炭素(CO2)固定量の増加と国内の森林整備の促進によるCO2吸収量の増加を図り、地球温暖化防止に貢献する認証制度。(参照:港区HP)


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【工事概要】
  発注者:     株式会社ジューテック
  計画地:     東京都港区新橋6-3-4
  構造:      鉄骨造 一部木造
  延床面積:    4,878m2
  階数:      地上8階、地下1階
  設計監理・施工: 鹿島建設株式会社
  設計施工協力:  住友林業株式会社
  工期:      2021年7月~2023年2月(予定)

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