【にじいろの食育スクール開催レポート】栄養学博士&保育士による一般向け第1回webセミナーを開催「大人も知っておくといいマイナス3歳からの食育 」

プレスリリース発表元企業:慶應義塾大学 SFC 健康情報コンソーシアム

配信日時: 2021-07-12 16:00:00

【にじいろの食育スクール開催レポート】栄養学博士&保育士による一般向け第1回webセミナーを開催「大人も知っておくといいマイナス3歳からの食育 」


この度、慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム (所在地:神奈川県藤沢市 代表:中澤 仁)は、2021年6月16日(水)・19日(土)に20代以上の一般の方々を対象とした、webセミナー(zoom)を実施しました。大人と子ども(赤ちゃん)合わせて、約30名の一般の方々にご参加いただき、参加後アンケートでは、【初級】満足56.3% やや満足43.8%、【中級】満足66.7% やや満足33.3%と回答したセミナーとなりました。
にじいろの食育スクールは、今後も継続して、科学的根拠・データを示しながら、正しい情報をわかりやすく・楽しく解説するwebセミナーを開催してまいります。

●レッスン内容
大人も知っておくといいマイナス3歳からの食育についての講演(レッスン)を行いました。またレッスンの最後には、保育士さんから、食育に役立つ「絵本紹介」と「食べない子どもどうしたらいいの?」という質問について、アドバイスをいただきました。

●講師  
久保 佳範  
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員、慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアムメンバー
博士(栄養学)
順天堂大学協力研究員
国際DOHaD学会組織日本代表、日本DOHaD学会分科会ASTRO共同代表

●概要  
レッスン1 初級編「大人も知っておくといいマイナス3歳からの食育」  
日時:6月16日(水)20:00〜21:15(食育・初心者向け)
レッスン1 中級編「大人も知っておくといいマイナス3歳からの食育」  
日時:6月19日(土)18:00〜19:15(食育・中級者向け)
費用:無料
会場:Zoom配信

(1)栄養素の種類と働きについて
第1回は栄養学の基礎をお話しました。食品を分解すると大きく分けて5つの栄養素のグループに分けることができ、さらにこれらの栄養素は体の中で大きく分けて3つのはたらきをします(図1)。
人は生きていくために必要となる適切な量の栄養素を食事から摂取しなければなりません。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NjAxMCMyNzU2MjQjNjYwMTBfdUpkQUlUS0Fvei5wbmc.png ]

(2)エネルギー摂取の過不足ってどう評価するの?
エネルギー摂取量の過不足は、BMI(ボディ・マス・インデックス)で評価できます。
BMIは国際的に使われている体格の評価指標ですが、日本ではエネルギーの過不足の評価などにも使われています。
あくまで参考値ではありますが、18歳から50歳未満の男女は、BMI18.5から25未満(kg/m2)の範囲を目指しましょう。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NjAxMCMyNzU2MjQjNjYwMTBfTWdaRkNna1dkRC5wbmc.png ]

(3)何をどれだけ食べればいいの?
簡単な方法としては、毎回の食事で「主食」・「主菜」・「副菜」の3つのお皿をそろえることを意識してみましょう。さらに余裕があれば「3つのお皿」に、「乳製品」や「果物」を追加してください(図3)。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM2NjAxMCMyNzU2MjQjNjYwMTBfcmZ2eGhmTGt3Qy5wbmc.png ]

(4)目安量について
・「主食」の目安量:1食 に1つ、ごはんは軽く握ったこぶし1個分を目安。
(BMIや活動量で増減してください)
・「主菜」の目安量:指を除いた片手のひら分。1日 の目安は、両手にのるくらい です。
三食に分けて摂りましょう。
肉や魚の厚みは、手のひらの厚み と同じくらいです。
・「副菜」の目安量:1食 あたり両手1杯分。1日 の目安は、両手3杯分です。
調理方法を工夫すると摂りやすくなります。
(茹でる、和える、汁物に入れるなど)

(5)食育上級編にチャレンジ!
主食を精製されていない穀類に変える、主菜を肉より魚にする、野菜と果物はたっぷりと摂取するようにするとより健康的な生活を送ることができます。まずは、出来るところからチャレンジしてみてください。

●レッスン1でご紹介した絵本
・はらぺこあおむし|エリック・カール(偕成社|児童書出版社)
・くいしんぼうのクジラ|谷口智則(あかね書房)

参加した幼児が保育士紹介の絵本を視聴する様子

●参加者アンケートの結果  
「セミナーの総合満足度」について、【初級】満足56.3% やや満足43.8%、【中級】満足66.7% やや満足33.3%と回答しました。
「長男が偏食なので参考になりました!」 「身近な栄養のお話から始まり、子供への食育まで幅広く、無理なく理解できました。」 「様々な分野の専門家からの眼線でのお話は参考になりました。」 などのご感想もいただいたセミナーになりました。
今後も、「にじいろの食育セミナー」に参加して、知ってよかったと言っていただけるような日々の健康に役立つ栄養のお話を分かりやすく説明していきますので、どうぞお気軽に参加していただきますようお願いします。

●総括
日本では国民の健康のために、生涯を通じた心身の健康を支える食育が推進されています。しかし、食育基本法が施行され、本格的に食育が始まったのは2005年からであり、20代の女性は食育を十分に受けられていません。逆に言えば今からでも栄養学の基礎や科学的根拠に基づいた情報を知っておけば、食事を楽しみつつ病気になる確率も下がるので、今後の人生がHAPPYになるはずです。今後も科学的根拠に基づいた栄養学を、にじいろの食育スクールで一緒に学んでいきましょう。

●今後のウェブセミナー :お申し込みはこちらから↓
https://forms.gle/cQdcHHoH1LYUCFFfA
●「にじいろの食育スクール」に関するプレスリリース
https://www.value-press.com/pressrelease/274592

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■主催:慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム 
              TeamROSE・産後ママSOSプロジェクト
■共催:産科婦人科舘出張 佐藤病院
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