エクソンモービル、2013年度第3四半期の業績速報を発表

プレスリリース発表元企業:Exxon Mobil Corporation

配信日時: 2013-11-04 20:50:00

エクソンモービル、2013年度第3四半期の業績速報を発表

(米テキサス州アービング)- (ビジネスワイヤ) -- エクソン モービル コーポレーション(NYSE:XOM):

      第3四半期     9カ月期   2013   2012 % 2013   2012 % 利益

百万米ドル 7,870 9,570 -18 24,230 34,930 -31 普通株式1株当たり米ドル 希薄化後 1.79 2.09 -14 5.46 7.50 -27   設備投資および探鉱 費用 - 百万米ドル 10,546 9,183 15 32,565 27,356 19   エクソンモービルのレックス・W・ティラーソン会長は、次のように述べています。

「エクソンモービルの第3四半期の業績は、利益性のある多様な成長機会にわたって当社が継続的に前進していることを反映しています。このことは、株主価値を提供する上でも有益です。当社は事業に長期的視点を維持し、優れた事業運営と規律ある投資を厳に追求しています。」

「第3四半期の利益は79億ドルで、2012年度第3四半期から18%減少しました。原油および天然ガスの生産は、新規プロジェクトの始動があったことと保守関連のダウンタイムが減少したことから前年同期比で増加しました。業界の設備余力が高まったことによる精製利益率の大幅な低下が、エクソンモービルの川下事業の利益に大きなマイナスの影響を与えました。」

「第3四半期の設備投資・探鉱費用は105億ドルで、2013年度9カ月期では326億ドルとなりました。これは予定されていた支出計画に沿ったものです。」

「第3四半期には、配当と自社株式購入による流通株式数削減を合わせ、58億ドル以上を株主に分配しました。」

第3四半期のハイライト

利益は78億7000万ドルで、2012年度第3四半期から17億ドル(18%)減少しました。 1株当たり利益(希薄化後)は1.79ドルで、2012年度第3四半期比で14%減少しました。 設備投資・探鉱費用は105億ドルで、2012年度第3四半期比15%の増加となりました。これは予定されていた支出計画に沿ったものです。 原油換算生産量は、2012年度第3四半期と比較して1.5%増加しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は2.7%増加し、液状製品の生産量は5.3%増加しました。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは、136億ドルでした(資産売却に伴う受取金2億ドルを含む)。 流通株式数を削減するための自社株式購入は、30億ドルでした。 1株当たりの配当金は0.63ドルで、2012年度第3四半期と比べて11%増加しました。 エッソ・オーストラリアが運営するキッパー・ツナ・タラムのプロジェクトがツナで天然ガスの生産を、タラムで原油の生産を開始しました。このプロジェクトはオーストラリア東岸沖で国内最大の原油・ガス開発であり、オーストラリアの将来的なエネルギー確保に貢献します。 2013年8月8日の発表のとおり、インペリアル・オイルとエクソンモービル・カナダはアルバータ州フォートマクマレーから約95マイル南にあるクライデンのオイルサンドの権益をコノコフィリップスから買い取りました。クライデンの権益は、22万6000エーカーの広さを持つ質の高い資産として、オイルサンドのin-situ回収機会に関するインペリアルの権利群に加わります。 2013年度第3四半期と2012年度第3四半期の比較

2013年度第3四半期の川上事業の利益は67億1300万ドルで、2012年度第3四半期から7億4000万ドル増加しました。液状製品と天然ガスの実現価格の上昇により利益は4億4000万ドル押し上げられました。生産量の改善と製品構成の効果が、利益を2000万ドル押し上げました。税金と為替の有利な影響を含むその他の項目は、営業費用の増加によって部分的に相殺されたものの、利益を2億8000万ドル押し上げました。

原油換算ベースでは、生産量は2012年度第3四半期と比較して1.5%増加しました。採掘権量、OPEC割当量、ダイベストメントの影響を除けば、生産量は2.7%増加しました。

液状製品の生産は合計2199 kbd(キロバレル/日)で、2012年度第3四半期と比較して83 kbdの増加となりました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、液状製品の生産量は5.3%増加しました。ダウンタイムの減少、カナダとナイジェリアでのプロジェクト稼働率の上昇が原因ですが、自然減退によって部分的に相殺されています。

第3四半期の天然ガス生産量は1万914 mcfd(百万立方フィート/日)となり、2012年度から147 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は0.3%減少しました。自然減退がダウンタイムの減少とプロジェクト稼働率の上昇によってほぼ相殺されました。

米国の川上事業による利益は10億5000万ドルで、2012年度第3四半期と比べて4億1700万ドル増加しました。米国外の川上事業による利益は56億6300万ドルで、前年同期から3億2300万ドル増加しました。

川下事業による利益は5億9200万ドルで、2012年度第3四半期から25億9800万ドル減少しました。主に精製事業を中心とした利益率の低下により、利益は24億ドル押し下げられました。販売量の増加と製品構成の効果が、利益を1億5000万ドル押し上げました。資産売却利益の減少と為替の影響を含むその他の項目が、利益を3億8000万ドル押し下げました。石油製品の売り上げは6031 kbdで、前年度第3四半期と比べて74 kbd減少しました。ダイベストメント関連の影響が反映しています。

米国の川下事業による利益は3億1500万ドルで、2012年度第3四半期から11億2600万ドル減少しました。米国外の川下事業の利益は2億7700万ドルで、前年度と比べて14億7200万ドル減少しました。

ケミカル事業の利益は10億2500万ドルで、2012年度第3四半期と比べて2億3500万ドル増加しました。コモディティー利益率の上昇がその主な原因です。第3四半期のプライム製品の売り上げは6245 kt(千メートルトン)で、前年度第3四半期から298 kt増加しました。

2013年度第3四半期のコーポレート費用および財務費用は4億6000万ドルで、不利な税項目の影響を反映して2012年度第3四半期比で7700万ドル増加しました。

流通株式数を削減するため、エクソン モービル コーポレーションは2013年度第3四半期に自社の普通株式3400万株を総額30億ドルで購入し、自己株式としました。現時点において、2013年度第4四半期には、流通株式数の削減に向けて30億米ドルの株式購入が行われる見通しです。購入は公開市場と相対取引の両方で行われる可能性があります。また、事前の予告なく、株式数の増加、減少、あるいは購入の中止が行われる場合があります。

2013年度9カ月期と2012年度9カ月期の比較

利益は242億3000万ドルで、2012年度から107億ドル減少しました。1株当たり利益は27%減の5.46ドルでした。

9カ月期のハイライト

利益は242億3000万ドルで、2012年度9カ月期から107億ドル(31%)減少しました。ダイベストメントによる純利益が減少したことで、利益に90億ドルの影響がありました。 1株当たり利益は27%減の5.46ドルでした。ダイベストメントによる純利益を除けば、1株当たり利益は2%の減少となります。 原油換算生産量は2012年度から1.4%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は0.4%増加しました。 営業活動および資産売却によるキャッシュフローは、356億ドルでした(資産売却に伴う受取金9億ドルを含む)。 2013年度9カ月期には、配当と自社株購入による流通株式数の減少により、合計200億ドル以上を株主に分配しました。 設備投資・探鉱費用は326億ドルで、2012年度9カ月期比19%の増加となりました。これは予定されていた支出計画に沿ったものです。 2013年度9カ月期の川上事業の利益は200億5500万ドルで、2012年度9カ月期から20億7800万ドル減少しました。液状製品の実現価格の低下により一部相殺されたものの、ガスの実現価格の上昇が利益を3億5000万ドル押し上げました。販売量の減少により利益は4億ドル押し下げられました。その他の項目が、アンゴラを中心とする資産売却による純利益の減少と費用の増加などから利益を20億ドル押し下げました。

原油換算では、生産量は2012年同期比で1.4%減少しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、生産量は0.4%増加しました。

液状製品の生産量は2192 kbdで、2012年度と比べて13 kbd増加しました。採掘権量の影響、OPEC割当量の影響、ダイベストメントを除くと、液状製品の生産量は1.3%増加しました。プロジェクト稼働率の上昇とダウンタイムの減少が原因ですが、自然減退によって部分的に相殺されています。

天然ガスの生産量は1万1818 mcfdで、2012年度から431 mcfd減少しました。採掘権量とダイベストメントの影響を除けば、天然ガス生産量は0.8%減少しました。自然減退の一部は、ダウンタイムの減少、需要の拡大、プロジェクト稼働率の上昇により相殺されました。

2013年度の米国の川上事業の利益は30億500万ドルで、2012年度から6億8400万ドル増加しました。米国外での利益は170億5000万ドルで、前年度から27億6200万ドル減少しました。

川下事業の利益は25億3300万ドルで、2012年度から88億8900万ドル減少しました。日本での再編に関連した53億ドルの利益がなくなったことが主な原因です。精製利益率を中心とする利益率の低下が、利益を22億ドル押し下げました。生産量および製品構成の影響が利益を4億3000万ドル押し下げました。営業費用の増加、不利な為替の影響、ダイベストメントの減少などのその他の項目が、利益を9億7000万ドル押し下げました。石油製品の売り上げは5851 kbdで、2012年度から346 kbd減少しました。

米国の川下事業による利益は16億200万ドルで、2012年度から12億7600万ドル減少しました。米国外の川下事業の利益は9億3100万ドルで、前年度から76億1300万ドル減少しました。

ケミカル事業の利益は29億1800万ドルで、2012年度から2200万ドル減少しました。日本での再編に関連する利益がなくなったことで、利益は6億3000万ドル押し下げられました。利益は利益率の上昇によって5億2000万ドル押し上げられ、販売量と製品構成の影響で8000万ドル押し上げられました。その他の項目は、利益を1000万ドル押し上げました。プライム製品の売り上げは1万7986 ktで、2012年度から270 kt減少しました。

2013年度9カ月期のコーポレート費用および財務費用は12億7600万ドルで、2012年度から2億8900万ドル減少しました。税務上の利益の効果が日本での再編利益がなくなったことで部分的に相殺されています。

2013年度9カ月期における総額127億ドルの自社株式購入により、流通株式数は1億4100万株減少しました。

財務データおよび営業データの主な速報値を以下に示します。

エクソンモービルは、2013年10月31日午前10時(米国中部時間)より、ウェブキャストで決算、業績、その他の事項について説明します。この会議の生中継や記録版をお聴きになる場合は、当社のウェブサイトexxonmobil.comにアクセスしてください。

注意事項

将来の計画、予測、イベント、条件に関する記述は、将来の見通しに関する記述です。プロジェクトの計画・費用・タイミング・生産能力、設備投資および探鉱費用、資源採取、ならびに株式購入の水準などの実際の結果は、さまざまな要因によって大きく異なるものとなる可能性があります。このような要因としては、石油およびガス価格の変動や石油・ガス業界に影響を及ぼすその他の市場環境および経済状況(景気後退の範囲や期間を含む)、探鉱および開発努力の結果、税や環境要件などの法律および政府規制の変化、商業交渉の結果、技術環境または事業環境の変化、ならびにエクソンモービルのウェブサイトの「投資家(Investors)」セクションおよびエクソンモービルの2012年度フォーム10-Kの第1A項で「将来の結果に影響する要因」の見出しの下に取り上げられているその他の要因があります。エクソンモービルは、将来においてこのような記述を更新する義務を負いません。

一般的に使用される用語

本記者発表には、営業活動と資産売却によるキャッシュフローも含まれており、これは非GAAP財務指標です。エクソンモービルでは、資産管理とダイベストメント・プログラムを恒常的に行っているため、投資家の皆さまが事業投資活動と財務活動のために利用可能なキャッシュを評価する際に、子会社や有形固定資産の売却に伴う受取金、投資物の売却収入や利益を営業活動から得られるキャッシュと合わせて考えることが有益だと考えています。営業活動から得られるキャッシュとの調整は、添付資料IIで示されています。石油または天然ガスの量について言及する際には、エクソンモービルとしては最終的には生産すると考えているものの、SECの定義による「確認埋蔵量」として分類されていない量が含まれている場合があります。エクソンモービルで一般的に使用されている財務指標、営業指標、その他の用語に関する詳細情報は、エクソンモービルのウェブサイトexxonmobil.comの投資家向けセクションで「一般的に使用される用語(Frequently Used Terms)」の項目に記載されています。

利益への言及

企業利益は、連結損益計算書のエクソンモービルに関する純利益(米国GAAP)を指しています。特に記載されていない限り、利益、川上事業、川下事業、ケミカル事業、コーポレートおよび財務セグメントの利益、1株当たり利益は、非支配持分に帰属する額を除いたエクソンモービルの持分を指しています。

本リリースの中で使用されている「プロジェクト」という用語は、多様な活動を指し、何らかの政府支出透明性報告の中での意味と同一の意味を持っているとは限りません。

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連絡先
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Media Relations, 972-444-1107

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