バンク・オブ・アメリカ、2013年第3四半期は収益217億ドルに対して純利益は25億ドル、希薄化後1株当たり0.20ドル(A)

プレスリリース発表元企業:Bank of America

配信日時: 2013-10-29 14:36:00

以前発表した項目の影響 中国建設銀行の残存株式の売却による税引き前8億ドルの利益はマイナスの評価調整額の4億ドルによって部分的に相殺され、1株当たり利益には0.02ドル貢献
英国での税率引き下げに関する費用が11億ドル(1株当たり0.10ドル)
事業の勢いの継続 総連結預金残高は2012年第3四半期比で4%増加し、過去最高の1兆1000億ドル
住宅ローンおよびホームエクイティローンには2013年第3四半期中に240億ドルを供給
新規クレジットカード発行は2013年第3四半期に100万枚を超える
グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門は17億ドルの記録的な資産運用手数料を計上、税引前利益率は25.5%
商業向け貸出金残高は2012年第3四半期比19%増の3950億ドル
バンクオブアメリカ・メリルリンチは、2013年第3四半期に投資銀行手数料収入で世界第2位を維持、米州では第1位にB
費用削減イニシアチブは順調に継続
信用の質は改善が継続し、純貸倒償却額は2012年第3四半期比で59%減少C
資本と流動性は依然として良好 バーゼル1のTier 1普通株主資本は1430億ドル、比率は11.08%で、前四半期の10.83%を上回る
バーゼル3の推定Tier 1普通株主資本比率は9.94%で、前四半期の9.60%を上回るD
銀行持株会社の推定補完比率は改善し、提案されている最低5%を超えるE
長期債務は、満期到来と負債管理活動により前年同期比で310億ドル減少
親会社の流動性は依然として良好で、所要資金確保期間(time-to-required funding)は35カ月


(米ノースカロライナ州シャーロット)- (ビジネスワイヤ) -- バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションは本日、2013年第3四半期の純利益が25億ドルに増加したと発表しました。前年同期は3億4000万ドルでした。希薄化後1株当たり利益は0.20ドルに増加しました(2012年第3四半期は0.00ドル)。2013年9月30日締め9カ月期の純利益は、前年同期の35億ドルから80億ドルに増加しました。

前年同期と比較して、2013年第3四半期の業績には、当社の信用スプレッドによるマイナスの信用評価調整額が減少したこと、およびエクイティ投資利益、純利息利益、投資および仲介利益が増加したことが主に影響を与えました。また、信用の質の改善と費用の減少も利益をもたらしました。これらの要因は、モーゲージ・バンキング利益が減少したこと、および2013年7月に制定された英国の法人所得税率引き下げに起因する特定の繰延税金資産の再計測がマイナスの影響を与えたことで部分的に相殺されました。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当四半期は良質なローンの増加、信用の質の改善、過去最高の預金残高を記録しました。お客さまやクライアントは、継続して当社と共にビジネスを増加させています。経済やビジネスの環境は、状況の正常化に伴って改善速度が一層速まっていき、当社はそこから利益を得る十分な態勢を持っています。」

「当社は引き続き費用イニシアチブを大きく前進させ、資本比率とレバレッジ比率を一層強化しました」と、ブルース・トンプソン最高財務責任者(CFO)は語っています。

  財務概要   四半期 (単位は百万ドル、ただし1株当たりデータを除く) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 純利息利益、FTEベース1 $ 10,479     $ 10,771     $ 10,167 利息外利益 11,264 12,178 10,490 支払利息控除後総収益、FTEベース 21,743 22,949 20,657 支払利息控除後総収益、FTEベース、DVAおよびFVOを除く2 22,187 22,900 22,529 貸倒引当金繰入額 296 1,211 1,774 利息外費用 16,389 16,018 17,544 純利益 $ 2,497 $ 4,012 $ 340 希薄化後普通株式1株当たり利益 $ 0.20       $ 0.32       $ 0.00 1 完全課税対象(FTE)ベースは、非GAAP財務指標です。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期のGAAPベースの純利息利益は、それぞれ103億ドル、105億ドル、99億ドルでした。2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期のGAAPベースの支払利息控除後総収益は、それぞれ215億ドル、227億ドル、204億ドルでした。

2 デビット評価調整額(DVA)および公正価値オプション(FVO)調整額を除いたFTEベースの支払利息控除後総収益は、非GAAP財務指標です。2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期のDVA利益(損失)は、それぞれ(2億9200万ドル)、3900万ドル、(5億8300万ドル)でした。2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期のFVO関連評価益(損)は、それぞれ(1億5200万ドル)、1000万ドル、(13億ドル)でした。

支払利息を除いた収益(FTEベース)Aは2012年第3四半期比で11億ドル増加して217億ドルになりました。デビット評価調整額(DVA)および公正価値オプション(FVO)調整額の影響を除けば、2013年第3四半期の収益は222億ドルでした(2012年第3四半期は225億ドル)。

2013年第3四半期の純利息利益はFTEベースで総額105億ドルでした(2012年第3四半期は102億ドル)A。この改善は、長期債務残高の減少、市場関連プレミアム償却による悪影響の減少、預金に対する支払金利の低下、商業向け貸出金残高の増加が主な原因です。これらの要因は、個人向け貸出金残高の減少と資産利益率の低下によって部分的に相殺されました。2013年第3四半期の純利息利益率は2.44%でした(2012年第3四半期は2.32%)。

利息外利益は前年同期比で7億7400万ドル増加しました。マイナスのFVO調整額の減少、当四半期中に行われた中国建設銀行(CCB)の残存株式の売却益を中心としたエクイティ投資利益の増加、投資および仲介利益の改善がその中心でした。これらの改善は、モーゲージ・バンキング利益が2012年第3四半期比で14億ドル減少したことで部分的に相殺されました。

2013年第3四半期の貸倒引当金繰入額は2013年第2四半期比で9億1500万ドル減少、2012年第3四半期比で15億ドル減少し、2億9600万ドルになりました。この2013年第3四半期の貸倒引当金繰入額は純貸倒償却額よりも少なく、貸倒引当金は14億ドル減少しました。これに対して2013年第2四半期の引当金は9億ドルの減少、2012年第3四半期は23億ドルの減少でした。

利息外費用は前年同期の175億ドルに対して164億ドルになりました。その主要因は、訴訟費用の減少、レガシー・アセット・サービシング(LAS)での費用の減少、プロセスの合理化と費用節減の達成を当社が継続していることによる人件費の減少でした。2013年第3四半期の訴訟費用は11億ドルでした。これに対して2013年第2四半期は4億7100万ドル、2012年第3四半期は16億ドルでした。

2013年第3四半期の支払法人所得税は48億ドルの税引前利益に対して23億ドルでした。これには、2013年7月に制定された英国の法人所得税率の3%引き下げに起因する特定の繰延税金資産の再計測による11億ドルの費用が含まれます。前年同期には、当社は11億ドルの税引前利益に対して7億7000万ドルの支払法人所得税を計上していました。これには、制定された英国の法人所得税率の2%引き下げに起因する特定の繰延税金資産の再計測による8億ドルの費用が含まれていました。

2013年9月30日現在のフルタイム従業員は24万7943人で、2013年6月30日現在の25万7158人、2012年9月30日現在の27万2594人、ピーク時の2011年9月30日現在の約29万500人を下回っています。

事業部門別業績

当社の業績は、5つの事業部門別に報告しています。コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング(CBB)部門、コンシューマー・リアルエステート・サービシズ(CRES)部門、グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント(GWIM)部門、グローバル・バンキング部門、グローバル・マーケッツ部門です。これら以外の事業は「その他すべて」に計上しています。

特記されていない限り、FTEベースの事業部門別収益は支払利息控除後の数字です。

  コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門(CBB)1   四半期 (単位:百万ドル) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 支払利息控除後総収益、FTEベース $ 7,524     $ 7,434     $ 7,261 貸倒引当金繰入額 761 967 1,006 利息外費用 3,980 4,178 4,111 純利益 $ 1,779 $ 1,395 $ 1,351 平均配賦資本利益率2, 3 23.55 % 18.68 % — 平均経済資本利益率2, 3 — — 22.20 % 平均貸出金残高 $ 165,707 $ 163,593 $ 169,092 平均預金残高 522,023 522,259 478,142 期末 仲介資産 $ 89,517       $ 84,182       $ 75,852   1 個人向けディーラー金融サービス(DFS)の結果は以前はグローバル・バンキング部門で報告されていましたが、2013年第2四半期にCBBに移動され、当期間の表示に準拠させるために以前の期間についても分類変更されています。

2 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

事業概要

平均預金残高は5220億ドルとなり、前年同期比で439億ドル(9%)増加しました。この増加は、現状の低金利環境で流動性の高い商品が成長したことと、主としてグローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門からの預金の移動によって平均174億ドルの影響があったことが原因です。2013年第3四半期の預金に対する平均支払金利は、前年同期比で9ベーシスポイント低下して10ベーシスポイントになりました。これは規律ある価格設定と預金構成の変化によるものです。 モバイル・バンキングの顧客数は前年同期比で26%増加して1400万顧客となりました。 米国の消費者によるクレジットカードでの小売店支出額は、休眠口座を除く1口座当たりで2012年第3四半期から10.2%増加しました。 2013年第3四半期の米国の個人クレジットカードの純貸倒率は3.47%で、2006年第1四半期以来の最低となりました。 メリル・エッジ仲介資産は前年同期比で18%増加して895億ドルになりました。これは市場の成長と口座への資金流入が原因です。 小企業新規融資および融資確約は、前年同期比で31%増加して29億ドルになりました。 当社の金融ソリューション・アドバイザー、モーゲージローン担当者、小企業担当銀行員による専門営業チームは2013年第3四半期に拡大し、スペシャリストの人数は前年同期比18%増の6900人以上になりました。これは、「ワン・カンパニー」体験を届けることで顧客との関係の幅と深みを拡大する当社の継続的取り組みの結果です。 財務概要

コンシューマー・アンド・ビジネス・バンキング部門の純利益は18億ドルとなり、前年同期比で4億2800万ドル(32%)増加しました。その主要因は、収益の増加、貸倒引当金繰入額の減少、利息外費用の減少でした。

収益は前年同期比で2億6300万ドル増加して75億ドルになりました。純利息利益の増加がその主要因ですが、継続的低金利環境の預金スプレッドへの影響と平均貸出金残高の減少によって部分的に相殺されています。

貸倒引当金繰入額は、前年同期比で2億4500万ドル減少して7億6100万ドルになりました。延滞状況の継続的改善が原因です。利息外費用は前年同期比で1億3100万ドル減少して40億ドルとなりました。これは主として人件費の減少とFDIC費用の減少が原因です。

  コンシューマー・リアルエステート・サービシズ部門(CRES)   四半期 (単位:百万ドル) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 支払利息控除後総収益、FTEベース $ 1,577     $ 2,115     $ 3,083 貸倒引当金繰入額 (308 ) 291 263 利息外費用 3,419 3,394 4,180 純損失 $ (1,000 ) $ (937 ) $ (857 ) 平均貸出金およびリース金融 88,406 90,114 102,472 期末 貸出金およびリース金融 $ 87,586       $ 89,257       $ 98,642     事業概要

2013年第3四半期にバンク・オブ・アメリカは住宅ローンおよびホームエクイティローンとして244億ドルの資金を供給し、当社のリテール販路を通じて9万7000人近い住宅所有者の既存モーゲージの借換や住宅の購入を支援しました。これには、5300件を超える初回住宅購入者モーゲージと3万2000件を超える中低所得者向けモーゲージが含まれます。 扱った第1順位モーゲージの約78%は借換目的のもので、22%は住宅購入でした。 LASがサービシングを行う第1順位モーゲージローンの60日以上の延滞件数は、2013年第3四半期中に19%減少して39万8000件になりました(2013年第2四半期末は49万2000件、2012年第3四半期末の93万6000件からは57%の減少)。 財務概要

2013年第3四半期のコンシューマー・リアルエステート・サービシズ部門は、10億ドルの純損失となりました。2012年の同期は8億5700万ドルの純損失でした。収益は、2012年第3四半期比で15億ドル減少して16億ドルになりました。利息外利益は8億4400万ドルとなり、前年同期比で15億ドル減少しました。サービシング利益の減少と中核的新規貸付収益の減少が主な原因です。2013年第3四半期の中核的新規貸付収益は4億6500万ドルとなり、前年同期の9億4400万ドルから減少しました。低金利でのロックの確約と利益率の低下が主な原因です。2013年第3四半期の表明・保証引当金は3億2300万ドルでした。これに対して2012年第3四半期は3億700万ドルでした。

貸倒引当金繰入額は、前年同期比で5億7100万ドル減少して3億800万ドルの戻入益となりました。住宅価格の上昇を含む事業資産の改善傾向が継続したことと、チャプター7破産によって免責されたローンの扱いに関する前年度の規制ガイダンスの影響があったことが原因です。2012年第3四半期の利息外費用は42億ドルから34億ドルに減少しました。LAS費用の減少が原因ですが、住宅ローンの費用の増加によって部分的に相殺されています。LAS費用の減少は、人員削減の継続と特定の付随的サービシング事業部門の売却などによる債務不履行関係のサービシング費用の減少が原因であり、住宅ローン費用の増加は主としてローン数量の増加が原因です。

  グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門(GWIM) 四半期 (単位:百万ドル)   2013年9月30日締め   2013年6月30日締め   2012年9月30日締め 支払利息控除後総収益、FTEベース $ 4,390   $ 4,499   $ 4,083 貸倒引当金繰入額 23 (15 ) 61 利息外費用 3,248 3,272 3,115 純利益 $ 719 $ 758 $ 571 平均配賦資本利益率1, 2 28.68 % 30.57 % — 平均経済資本利益率1, 2 — — 29.22 % 平均貸出金およびリース金融 $ 112,752 $ 109,589 $ 101,016 平均預金残高 239,663 235,344 241,411 期末(単位:十億ドル) 運用資産 $ 779.6 $ 743.6 $ 692.9 顧客預かり残高合計3   2,283.4     2,215.1     2,128.2   1 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

2 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 顧客預かり残高合計は、運用資産、受託資産、顧客仲介資産、顧客預金、およびローンとして定義されています(信用取引融資を含む)。

事業概要

税引前利益率は、前年同期の22.2%から25.5%に上昇しました。 資産運用手数料は17億ドルに増加し、前年同期を13%上回りました。 顧客預かり残高は過去最高の2兆2800億ドルに増加しました。その主要因は市場価格の上昇と流入超です。期末貸出金残高は過去最高の1142億ドルに増加し、前年同期を12%上回りました。 長期運用資産(AUM)のフローは前年同期比で2倍近く増加して103億ドルとなり、17四半期連続での流入超となりました。 財務概要

グローバル・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント部門の純利益は、2012年第3四半期比で26%増加して7億1900万ドルになりました。収益の堅調と信用コストの減少が原因です。

収益は前年同期比で8%増加して44億ドルとなりました。長期運用資産への流入に関係した資産運用手数料の増加と市場価格の上昇、さらには純利息利益が増加したことが主要因です。

貸倒引当金繰入額は、前年同期比で3800万ドル減少して2300万ドルになりました。ホームエクイティ関連事業資産の改善が原因です。利息外費用は4%増の32億ドルでした。支援費用と取扱高に関連する費用が増加したことが原因です。

顧客預かり残高は前年同期比で7%増加して2兆2800億ドルとなりました。市場価格の上昇と長期運用資産、預金、貸出金における顧客の活動を主要因として流入超となったことが反映されています。運用資産は2012年第3四半期比で868億ドル(13%)増加して7796億ドルになりました。長期運用資産への流入と市場の影響が主要因です。

  グローバル・バンキング部門1   四半期 (単位:百万ドル) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 支払利息控除後総収益、FTEベース $ 4,009     $ 4,138     $ 3,786 貸倒引当金繰入額 322 163 23 利息外費用 1,928 1,856 1,936 純利益 $ 1,134 $ 1,292 $ 1,151 平均配賦資本利益率2, 3 19.57 % 22.55 % — 平均経済資本利益率2, 3 — — 23.33 % 平均貸出金およびリース金融 $ 260,085 $ 255,674 $ 221,185 平均預金残高 239,839       227,668       227,421   1 個人向けディーラー金融サービス(DFS)の結果は以前はグローバル・バンキング部門で報告されていましたが、2013年第2四半期にCBBに移動され、当期間の表示に準拠させるために以前の期間についても分類変更されています。

2 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

事業概要

バンクオブアメリカ・メリルリンチ(BAML)は、ザ・バンカー誌から2013年の最も革新的な投資銀行に選ばれました。 自社主導ディールを除く全社の投資銀行手数料は13億ドルで、前年同期比でほぼ横ばいとなりました。BAMLは純投資銀行手数料で世界第2位を維持し、市場シェアは7.7%でした。米州では第1位となり、2013年第3四半期の市場シェアは11.0%でしたB。第3四半期にBAMLは、発表済み合併・買収、ハイイールド社債、レバレッジド・ローン、投資適格社債、資産担保証券、シンジケート・ローンでも世界の金融機関の上位3位にランクされましたB。 平均貸出金およびリース金融残高は2013年第2四半期比で44億ドル(2%)増加して2601億ドルになりました。商業・工業向け事業資産と商業不動産関連事業資産を中心に成長が見られました。期末貸出金残高は2013年第2四半期比で87億ドル(3%)増加して2672億ドルになりました。貸出金の増加の勢いが継続していることが原因です。 平均預金残高は、前年同期比で124億ドル(5%)増加して2398億ドルになりました。 財務概要

2013年第3四半期のグローバル・バンキング部門の純利益は11億ドルとなり、前年同期比で若干減少しました。収益は増加しましたが、貸出金の増加に伴って引当金の増額を継続したことによる貸倒引当金繰入額の増加によって相殺されました。収益は2012年第3四半期比で2億2300万ドル(6%)増の40億ドルとなりました。貸出金の増加による純利息利益の増加が原因です。

第3四半期のグローバル・コーポレート・バンキング部門の収益は前年同期比で1億7200万ドル増加して16億ドルになり、グローバル・コマーシャル・バンキング部門の収益は4400万ドル増加して17億ドルになりました。この結果には、前年同期比で1億6300万ドル増加した企業向け貸出の収益18億ドルと前年同期比で5300万ドル増加したトレジャリー・サービシズの収益15億ドルが含まれています。グローバル・バンキング部門の自社主導ディールを除く投資銀行手数料は、前年同期比でほぼ横ばいでした。

  グローバル・マーケッツ部門   四半期 (単位:百万ドル) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 支払利息控除後総収益、FTEベース $ 3,376     $ 4,189     $ 3,278 支払利息控除後総収益、FTEベース、DVAを除く1 3,667 4,151 3,860 貸倒引当金繰入額 47 (16 ) 31 利息外費用 2,884 2,771 2,575 純利益(損失) $ (778 ) $ 958 $ (276 ) 純利益(損失)、DVAおよび英国の税金を除く1 531 934 872 平均配賦資本利益率、DVAおよび英国の税金を除く2, 3, 4 7.05 % 12.52 % — 平均経済資本利益率、DVAおよび英国の税金を除く2, 3, 4 — — 25.92 % 総平均資産 $ 602,632       $ 656,258       $ 602,095   1 支払利息控除後総収益(FTEベース、DVAを除く)と純利益(DVAおよび英国法人税率調整額を除く)は、非GAAP財務指標です。2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期のDVA利益(損失)は、それぞれ(2億9100万ドル)、3800万ドル、(5億8200万ドル)でした。2013年9月30日、2012年9月30日締め四半期の英国法人税率調整額は、11億ドル、8億ドルでした。

2 2013年1月1日付けで、当社は事業部門への資本配賦の方法を非遡及的に変更しました。この手法上の変更に関連して、以前の期間の報告での経済資本という用語を配賦資本に変更しました。配賦資本の差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

3 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率(DVAおよび英国法人税率調整額を除く)は非GAAP財務指標です。平均配賦資本利益率は、2013年9月30日締め四半期については少額、2013年6月30日締め四半期は12.84%、2012年9月30日締め四半期は少額でした。

4 平均配賦資本利益率と平均経済資本利益率は、非GAAP財務指標です。当社では、これら非GAAP財務指標の利用によって事業部門の業績の評価が一層明瞭なものとなると考えています。他の会社は、これらの指標を異なる形で定義、計算しているかもしれません。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

事業概要

エクイティ事業のセールスおよびトレーディング収益はDVAGを除けば2012年第3四半期比で36%増加しました。市場シェアの継続的拡大と市場の取引高の増加が原因です。 DVAFを除いた海外収益はグローバル・マーケッツ部門の収益の39%に増加しました(前年同期は36%)。 財務概要

2013年第3四半期のグローバル・マーケッツ部門は7億7800万ドルの純損失となりました(前年同期は2億7600万ドルの損失)。DVAと英国の税率変更の影響を除けばF、2013年第3四半期の純利益は5億3100万ドルでした(前年同期は8億7200万ドル)。

グローバル・マーケッツ部門の収益は、前年同期比で9800万ドル(3%)増加して34億ドルになりました。DVAFを除けば、収益は1億9300万ドル(5%)減少して37億ドルになりました。債券事業全体の収益の減少がエクイティの業績改善によって部分的に相殺されました。DVA損失は2億9100万ドルでした(前年同期は5億8200万ドル)。

2013年第3四半期の債券・通貨・コモディティー事業のセールスおよびトレーディング収益はDVAGを除けば20億ドルで、前年同期比で5億100万ドル減少しました。金融政策と国内外の政治的不確実性についての懸念から市場の取引高が減少したことが主要因です。

エクイティ事業のセールスおよびトレーディング収益はDVAGを除けば9億7000万ドルで、前年同期比2億5500万ドル(36%)の増加となりました。市場シェアの継続的拡大と市場の取引高の増加が原因です。

利息外費用は前年同期比で3億900万ドル増加して29億ドルとなりました。これは訴訟費用の増加が主要因ですが、営業費用の減少によって部分的に相殺されています。

  その他すべて1   四半期 (単位:百万ドル) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 支払利息控除後総収益、FTEベース2 $ 867     $ 574     $ (834 ) 貸倒引当金繰入額 (549 ) (179 ) 390 利息外費用 930 547 1,627 純利益(損失) $ 643 $ 546 $ (1,600 ) 総平均貸出金 232,538       238,910       256,130   1 その他すべてには、ALM活動、エクイティ投資、海外消費者カード事業、流動化事業などが含まれます。ALM活動は、ホールローン住宅モーゲージ事業資産および投資証券、金利および為替リスク管理活動を包括し、純利息利益配賦の残余、仕組み債関連債務の損益、特定の配賦手法および会計ヘッジの無効性の影響を含みます。エクイティ投資には、グローバル・プリンシパル・インベストメンツ(GPI)、戦略的投資、その他の特定の投資が含まれます。その他には、CRESのレガシー・アセット・サービシングが管理する特定の住宅モーゲージローンも含まれています。

2 収益には、2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期のエクイティ投資利益としてそれぞれ11億ドル、5億7600万ドル、1億7200万ドル、2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期の債券売却による利益としてそれぞれ3億4700万ドル、4億5200万ドル、3億2800万ドルが含まれています。

2013年第3四半期のその他すべての純利益は6億4300万ドルでした(前年同期は16億ドルの純損失)。この増加の主要因は、2013年第3四半期のマイナスのFVO調整額が1億5200万ドルに減少したこと(前年同期は13億ドル)、主として2013年第3四半期中のCCBの残存株式の売却による税引前利益7億5300万ドルに関係したエクイティ投資における9億4900万ドルの増加、貸倒引当金繰入額の減少、利息外費用の減少です。

貸倒引当金繰入額は前年同期比で9億3900万ドル減少して5億4900万ドルの戻入益となりました。これは、住宅モーゲージ関連事業資産での住宅価格の上昇を含む事業資産の動向の継続的改善と米国外のカードでの信用の質の改善が主要因です。利息外費用は、訴訟費用と人件費の減少により6億9700万ドル減少し、9億3000万ドルとなりました。

  信用の質   四半期 (単位:百万ドル) 2013年9月30日締め     2013年6月30日締め     2012年9月30日締め 貸倒引当金繰入額 $ 296     $ 1,211     $ 1,774 純貸倒償却額1 1,687 2,111 4,122 純貸倒償却比率1, 2 0.73 % 0.94 % 1.86 % 純貸倒償却比率、PCIローン事業資産を除く2 0.75 0.97 1.93 純貸倒償却比率、PCI除却を含む2 0.92 1.07 2.63 期末 貸出金・リース金融不良債権および清算不動産 $ 20,028 $ 21,280 $ 24,925 貸出金・リース金融不良債権および清算不動産比率3 2.17 % 2.33 % 2.81 % 貸出金およびリース金融貸倒引当金 $ 19,432 $ 21,235 $ 26,233 貸出金およびリース金融貸倒引当比率4 2.10 %     2.33 %     2.96 % 1 2013年9月30日、2013年6月30日、2012年9月30日締め四半期の4億4300万ドル、3億1300万ドル、17億ドルのPCIローン除却を除きます。

2 純貸倒償却比率は、純貸倒償却額を貸出金およびリース金融の期中平均残高で除して計算した割合です。四半期の結果は年間換算されています。

3 貸出金・リース金融不良債権および清算不動産比率は、貸出金・リース金融不良債権および清算不動産を期末貸出金・リース金融および清算不動産残高で除して計算しています。

4 貸出金およびリース金融貸倒引当比率は、貸出金およびリース金融貸倒引当金を期末貸出金およびリース金融残高で除して計算しています。

注:各比率には、公正価値オプションに基づいて計測した貸出金を含んでいません。

2013年第3四半期は信用の質の改善が継続し、前年同期比で純貸倒償却額はほぼすべての主要な事業資産にわたって減少し、貸倒引当金繰入額は、2013年第2四半期比でも前年同期比でも大きく減少しました。2013年第3四半期の純貸倒償却額は17億ドルで、2013年第2四半期比で21億ドル、2012年第3四半期比で41億ドルの減少となりました。延滞やその他の指標の改善傾向から、2013年第4四半期の純貸倒償却額は減少が継続すると予想しています。

貸倒引当金繰入額は2億9600万ドルとなり、2013年第2四半期を9億1500万ドル下回り、2012年第3四半期を15億ドル下回りました。この2013年第3四半期の貸倒引当金繰入額は純貸倒償却額よりも14億ドル少なく、貸倒引当金は減少しました。これには、住宅価格見通しの改善を主要因とする購入信用毀損(PCI)事業資産での2億4800万ドルの戻入が含まれています。その他の減少は、住宅価格の上昇と継続的な事業資産の改善を主要因とする非PCI個人不動産関連事業資産の改善が要因となっているほか、個人向け貸出事業資産全体で返済延滞の水準が低下していることも原因です。

完全保険対象ローンを除く30日以上の延滞貸出金の件数はすべての消費者関連事業資産で減少し、米国の個人クレジットカード関連事業資産では再び過去最低水準を記録しました。さらに、引当対象懸念残高と貸出金・リース金融不良債権および清算不動産も継続的に減少し、前年同期比で19%、20%の減少となりました。

2013年第3四半期の貸出金およびリース金融貸倒引当金の年間換算純貸倒償却カバレッジレシオは2.90倍でした。これに対して2013年第2四半期は2.51倍、2012年第3四半期は1.60倍でした。この上昇は、上述した純貸倒償却額の改善が原因です。引当金の年間換算純貸倒償却カバレッジレシオは、PCIを除けば、上述の各期間についてそれぞれ2.42倍、2.04倍、1.17倍でした。

2013年9月30日現在の貸出金・リース金融不良債権および清算不動産は200億ドルとなりました。これは、2013年6月30日現在の213億ドル、2012年9月30日現在の249億ドルと比較して減少しています。

        資本・流動性管理               (1株当たりデータを除き、金額は百万ドル) 2013年9月30日現在     2013年6月30日現在     2012年9月30日現在 株主資本合計 $ 232,282 $ 231,032 $ 238,606 Tier 1普通株主資本 142,825 139,519 136,406 Tier 1普通株主資本比率(市場リスク最終規則を含む)2 11.08 % 10.83 % n/a 有形普通株主資本比率1 7.08 6.98 6.95 普通株主資本比率 10.30 10.21 10.15 1株当たり有形純資産1 $ 13.62 $ 13.32 $ 13.48 1株当たり純資産 20.50       20.18       20.40 1 有形普通株主資本比率および1株当たり有形純資産は、非GAAP財務指標です。GAAP財務指標への差異調整については、本プレスリリースの22~24ページを参照してください。

2 2013年1月1日に、市場リスク最終規則がバーゼル1に基づいて発効しました。市場リスク最終規則は、ストレス下でのバリュー・アット・リスク(VaR)に関連した賦課、追加的リスク賦課、包括的リスク計測を含む市場リスクの新たな指標を導入し、その他の技術的修正も行われています。2012年9月30日現在のバーゼル1のTier 1普通株主資本は、市場リスク最終規則がこの期間に適用されないため表示していません。

n/a=該当なし

市場リスク最終規則を含めてTier 1普通株主資本比率は2013年9月30日現在で11.08%となり、2013年6月30日現在の10.83%を上回りました。

2013年9月30日現在、当社のバーゼル3の先進アプローチによる推定Tier 1普通株主資本比率(フェーズイン完了ベース)は9.94%で、2013年6月30日の9.60%、2012年9月30日の8.97%を上回っています。

バーゼル3の推定Tier 1普通株主資本比率の2013年第2四半期比での上昇は、主として利益、繰延税金資産の控除の減少、その他の包括利益累計額の増加が原因です。バーゼル3の推定リスクウェイト資産は、2013年第2四半期比でいくらか増加しました。

予定されている米国の補完的レバレッジ比率要件案に基づき、バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの補完的レバレッジ比率は最低要件の5%を上回り、主要銀行子会社2社(バンク・オブ・アメリカ・ナショナル・アソシエーションとFIAカード・サービシズ・ナショナル・アソシエーション)の補完的レバレッジ比率は最低要件の6%を上回ると予想しています。米国の補完的レバレッジ比率要件案は、2018年の開

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ