関西初開催の「PV EXPO OSAKA 2013」に出展した Qセルズに多数の反響

プレスリリース発表元企業:ハンファQセルズジャパン株式会社

配信日時: 2013-10-15 10:24:47

環境先進国のドイツが生んだ、世界最高峰の太陽光発電技術、製品に触れる

ハンファQセルズジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役キム・ジョンソ、以下 Qセルズ)は、10月2日(水)から4日(金)の3日間、インテックス大阪で行われた「PV EXPO OSAKA 2013」へ出展いたしました。
Qセルズはドイツのマイスターシップ文化による厳しい品質管理と優れた技術を有し、世界中に販売網を持ち展開している、太陽光発電業界のワールドワイド・リーディング企業です。



今回の展示会において、海外モジュールメーカーの中では最大規模で参加したQセルズは、「German Engineering」、「Local Support」、「Worldwide Leadership」のコンセプトのもと、産業用、低圧用、住宅用それぞれ、世界最高峰の太陽電池セル技術や、モジュール製品を展示。住宅、低圧用太陽光発電市場が大きいと見込まれる関西圏のお客様に多数ご来場いただき、コミュニケーションを積極的に行うことができました。

また、Qセルズのドイツ本社から、製品管理モジュールディレクターのハンス・ユルゲンバッカー博士、R&Dプロジェクト担当ディレクターのクリストフ・ルートヴィヒ博士、R&Dシステム担当ディレクターのトラフル・ハーダー博士の3名が参加。Qセルズブースにてお客様やメディアの皆様と交流を図り、皆様からは「ドイツ人技術者のプレゼンテーションが良かった」や「ドイツのブランドということで興味をもった」といったお声や多数の反響をいただきました。
今回、頂戴した貴重なお声や反響をもとに、今後もQセルズは日本において引き続き、住宅/低圧用市場の拡大の
ために日本での営業、サービスなどの人材を拡充し、当社の太陽光発電技術、製品を日本のお客様に更に安心して
ご利用いただけるように努めてまいります。 


■ドイツ本社からの参加者へのインタビュー


Q1:今回の「PV EXPO OSAKA 2013」における製品および技術のセールスポイントについて

(ハンス博士)私どもがお客様に安全に高品質な製品をお届けするために、尽力しているポイントとして3つをご紹介します。一つ目は「耐PID技術」(特に湿度の高いところでモジュールの出力が想定より低くなってしまうことを防ぐ技術)、二つ目に「ホットスポットプロテクト」(通常の検査で発見しがたいごくわずかな欠損から、使用中にその部分が高熱になり最悪火災が起きる例もある現象に対して、わずかな傷も見逃さない高度な検査)三つ目は、「トレーサビリティ技術(TRA.Q:トラッキュー)」(太陽光業界で初の導入。セルに傷をつけずシリアル番号を付ける特許を取得。)です。これを我々は「トリプルプロテクション」と呼んで、お客様に信頼していただくための3つのお約束として、日々追求していることです。また、太陽電池モジュールに関しては、住宅用には「Q.PEAKシリーズ」に力を入れています。シリーズの中には日本の外観に合わせて黒のパネルを使った「Q.PEAK BLACK」という洗練されたデザインの製品もあります。

(トラルフ博士)Qセルズはシステム開発のエキスパートであり、今後も革新的なシステムの提案を計画しています。「Q.FLAT」は、特に低圧での設置をご検討されているお客様に、限られた面積を最大活用するシステムです。通常、南向き30度の角度でモジュールを並べて設置しますが、どうしても影ができる部分を避けて設置すると活用できない面積が出きてしまいます。「Q.FLAT」は、南ではなく、東西に10度の角度で設置をするもので、影の影響がなく、土地の面積を100%有効活用することができます。まだ日本では実験段階なのですが、みなさんのお役に立てるシステムになると考えています。この「Q.FLAT」システムには「Q.PRO」という薄くて堅牢且つ高発電なモジュールをご利用いただくことをお奨めしています。

Q2:ドイツの太陽光発電技術で優れている点について

(ハンス博士)太陽光発電先進国として早くから研究開発に取り組み、革新的な技術・製品を作り続けてきていることでしょうか。例えば、ドイツ車や時計などの精密機器のクオリティの高さに見られるように、そういった文化が太陽光発電の製造にも引き継がれています。手作業の部分がゼロではありませんが、今は工場をフルオートメーション化し、均一に高い技術をもって大量生産することを可能にしています。

(ハンス博士)ドイツは太陽電池の歴史や経験値が高く、製品の品質を追求するという文化は日本と似ています。そのノウハウと知識に基づいて、高性能と信頼性のある製品を求められ、それに応えるために、日々研究を重ねています。

(トラルフ博士)Qセルズの哲学でもありますが、QセルズのQは、クオリティのQです。何よりも品質を最優先します。Qセルズで生産するすべての製品に小さいQマークがついており、われわれのクオリティを表現しています。セルの生産は、ドイツとマレーシアに生産工場がありますが、すべてオートメーション化されており、新しいノウハウや知識はそのまますぐシステムに適用し、管理しています。また、弊社内だけではなく第三者による機関によって、セル、モジュール、最終的なシステムまで、品質を常にチェックしています。


(ハンス博士)日本、ヨーロッパ、アメリカなどの重要な市場には、そこで技術研究をできる組織を作り、彼らの技術的なノウハウと、各マーケットによって違う需要を両方見ながら、Qセルズが地域に合う提案を行うという点が他社との差別化になるのではないでしょうか。この点は特に強調したいのですが、技術的なベースはドイツでも、その技術を各マーケットに適応することが、外資系メーカーとの差別化になると思います。日本では国内に「つくば技術センター」をつくり、ドイツで生産しているもので不具合があった場合でも、日本で技術的迅速にサポートする体制を整え始めています。これは、外資系メーカーでも数少ない取り組みです。

Q3:今後、太陽光発電技術はどのように進化していくと思いますか?

(トラルフ博士)再生エネルギーの研究をスタートしたころは、一か所で集中して電気を作り、どう送電するかが課題と考えていましたが、そのうち、作った電気はその周辺で使うというのが理想だというのがわかっていきました。また、今までは補助金制度に依存していた部分がありましたが、これからは投資コストの低下や電気エネルギーを貯めることのできる蓄電池技術の発展などにより、電気を発生させた場所の周辺の地域で電気を使用するという理想形に、より近づいていけると感じています。

Q4:今後研究し、実施していきたいことは何ですか?

(ハンス博士)ドイツでの研究開発で、いま一番集中しているのは、電気を発電させるものだけでなく、発電した電気をどう管理し蓄電していくか、また、モジュールだけでなく、システム的に高効率、高性能、高信頼性をどう確保できるかということです。さらに商品だけのアレンジではなく、総合的なサービス、新しいビジネスモデルのアレンジも考えています。

(トラルフ博士)今後はハードウエアだけでなく、ソフトも需要にあったシステム開発をしていきたいです。また、住宅なら住宅、産業なら産業、メガソーラーであればメガソーラーなど、それぞれの地域や、お客様の需要に合うようなシステムソリューションをご提案したいと考えています。

(ハンス博士)今まで太陽電池業界は、変換効率が何パーセントかが重視されてきましたが、実際は、このモジュールが何キロワットアワーの電力をトータルで生産できるかが重要です。モジュール1枚の単純変換効率ではなく、システムとして価格と、どれだけの電力を生んでいくのかが、お客様にとって大事になると思います。変換効率を高めることと、実発電量を多くすることに将来性があると考えています。

以上
<プロフィール>

ハンス・ユルゲンバッカー博士
・製品管理モジュールディレクター
・2011年7月よりハンファQセルズ。以前は製品査定部門長(システム&新技術)、
オランダのエネルギー研究センターでのポストドクター、ハーンマイトナー研究所(ベルリン)で
サイエンティストなどに従事。

トラルフ・ハーダー博士
・R&D システム担当ディレクター
・1968年、ドイツ マクデブルクで生まれ。
化学専攻で博士課程終了、博士号取得後、半導体メーカーに入社、2年間の勤務を経て、
ベルリンのサムスンSDI社に移り、10年間勤務、その後、Qセルズ社(現ハンファQセルズ)に移り
現在勤続7年目。サムスンでは、ベルリンのCPT製造拠点近くの化学技術事業部の責任者。
Qセルズでは、本社の技術事業部の責任者として3年間勤務後、3年間マレーシアに赴任、
業務・技術担当ディレクターならびに統括強化マネージャーとして、同国の3つの異なる文化圏の
現地従業員800名と共に、出力600 MW規模のソーラー・セル生産ラインを立ち上げた。
現在はハンファQセルズ社のソーラー・システム事業の技術開発グループ立ち上げに注力。


■「PV EXPO OSAKA 2013」

<開 催 日 時>  2013年10月2日(水)~4日(金) 10:00~18:00(最終日は17:00に終了)
<会     場>  インテックス大阪 大阪市住之江区南港北1-5-102
<内     容>  太陽電池/太陽光発電システムの研究開発・製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、       
装置などが一堂に出展する商談展。 
<来場者数>  13,856名


■展示されたQセルズブースの概要

1. Low-Voltage(低圧・産業用)
 Q.FLATシステムを中心に展示。
 ヨーロッパではすでに実証されている新しい概念の低圧・産業用システムで、
 主に日本の商業ビルの上に設置するのに適したシステム。既存システムに比べて
 発電量が高く、設置が容易であるという利点がある。
 同時にQ. ANTUM Cell技術(100%ドイツの技術で開発・製造された最高性能Cellの技術)も紹介。
2. Residential(住宅用)                                          Q.PEAKシリーズを中心に日本の外観や気候に合う製品群を展示。                       3.Commercial(産業用)                                          Q.PROという高発電・堅牢なモジュールの展示と、今までの日本での実績を紹介。               4.Service(サービス)                                            「つくば技術センター」を中心に、品質保証や総合災害補償などの充実のサービスラインナップを紹介。

ハンファQセルズジャパン株式会社                       マーケティング担当
東京都港区芝4丁目10番1号                           小林美砂
TEL 03-5441-5919     TEL 03-5441-5928
WEB http://www.q-cells.jp                      EMAIL kobayashi@hqj.co.jp


ハンファQセルズジャパン株式会社 広報担当:株式会社コミュニケーションデザイン
TEL:03-5545-1661/FAX:03-5545-1662 担当:玉木、中平

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