滅菌機器の市場規模、2021年から2028年にCAGR10.3%で拡大見込み

プレスリリース発表元企業:株式会社グローバルインフォメーション

配信日時: 2021-04-16 15:00:00

滅菌機器の市場規模、2021年から2028年にCAGR10.3%で拡大見込み


株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「滅菌装置の世界市場:製品別(熱滅菌器、低温滅菌器、滅菌膜フィルター、放射線滅菌装置)、地域別の市場規模、シェアおよび動向分析、セグメント別予測(2021年~2028年)」 (Grand View Research, Inc.) の販売を4月15日より開始いたしました。



滅菌機器の市場規模は、2020年に55億2,000万米ドルとなり、2021年から2028年にかけて年平均成長率(CAGR)10.3%で拡大すると予測されています。院内感染は、主に外科治療を中心とした長期治療を受けている患者に見られます。院内感染は、手術センター、診療所、病院、外来手術センター、老人ホームやリハビリテーションセンターなどの長期介護施設などで発生します。一般的に、高齢者、子供、免疫力の低い患者がHAIになりやすいと言われています。また、カテーテルの使用、医療現場での適切な衛生管理の欠如、抗生物質の過剰使用などの要因により、HAIの素因が増加する可能性があります。

衛生管理や予防措置の欠如によるHAIの流行の増加は、予測期間中の市場成長を促進すると予想される重要な要因です。2018年にCDCが発表した報告書によると、アメリカの病院では毎年、約170万件のHAIと約9万9,000件の関連死が報告されています。欧州疾病予防管理センター(ECDC)が発表した報告書によると、2018年、欧州諸国におけるHAIの有病率は約7.1%でした。また、欧州では毎年、約413万1,000人の患者がHAIに苦しんでいると報告されています。このようなケースは、滅菌機器の需要を増加させると予想されます。滅菌機器は、病院内で使用されるさまざまな機器の滅菌や洗浄に必要であり、感染症の予防や病気の蔓延を抑えるのに役立ちます。

また、糖尿病、がん、その他の自己免疫疾患などの慢性疾患の発生率の増加が、滅菌機器の需要を押し上げると予想されています。抗菌剤耐性 不健康で座りっぱなしのライフスタイルの増加、喫煙、アルコール摂取は、慢性疾患の蔓延を助長する主な要因のひとつです。CDCによる「National Diabetes Statistics Report 2017」によると、米国では1億人以上の人が糖尿病または糖尿病予備軍と暮らしていました。また、WHOの報告によると、2015年の世界の死亡者数のうち約160万人は糖尿病が直接の原因となっています。がんは世界的な医療負担となっています。WHOの推計によると、がんは世界的に死亡原因の第1位であり、死亡者のほぼ6人に1人がこの病気に起因しているとされています。また、がんによる死亡の70%以上が中・低所得国で発生していると報告されています。

慢性疾患の増加に伴い、病院への入院率も大幅に増加しています。病院や診療所では、毛布、滅菌液、器具などが必要不可欠なものとなっています。このような場合、殺菌装置は、患者の感染リスクを低減し、医療サービスを向上させるという目的に有効です。このように、慢性疾患の増加は、予測期間中の市場成長にプラスの影響を与えると考えられます。


【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/grvi996519-sterilization-equipment-market-size-share-trends.html

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