アフリカで活動するスタートアップへの出資・成長支援を加速「Samurai Africa Fund 2号」の組成を20億円超えで完了

プレスリリース発表元企業:株式会社サムライインキュベート

配信日時: 2021-04-15 11:00:05

50名以上のスタートアップ起業・拡大経験やプロ投資家の方々がLPとして出資

 株式会社サムライインキュベート(本社:東京都港区、代表取締役:榊原 健太郎、以下 「当社」)は、当社が運営するSamurai Africa Fund 2号投資事業組合(以下「本ファンド」)につきまして、目標額20億円を上回る20億2,600万円にて組成を完了しましたことをお知らせいたします。



[画像: https://prtimes.jp/i/14738/163/resize/d14738-163-494874-0.png ]


 当社は、2018年から現在までアフリカ7カ国で事業を展開する26社のスタートアップへ出資・成長支援を行ってきました。その中で、社会のインフラとなりうる素晴らしいサービス展開をし、数々の困難に見舞われてもやりきろうとする強固な意志とハード面・ソフト面の両方を兼ね備えた高い能力を持つ多数の起業家に出会いました。アフリカのスタートアップには、サービスを通じて企業や人々の生活を便利にしようと奮闘し、既にユニコーン企業や高額M&Aされる企業など有望な企業が多数存在しています。アフリカは「未開の地」と思われがちですが、チャンスと可能性にあふれた十分にビジネスを展開しうる大陸です。
 
 そして今回、当社と思いを共有しビジョンを描く総勢54名の投資家の方々から本ファンドへ出資をいただきました。多様なセクターにおいてスタートアップ創業や組織拡大、事業成長を担い上場またはM&A成功まで導いた経験を有する方々、海外投資への長年の知見を有するプロ投資家の方々等のサポートのもと、アフリカの起業家支援を加速していきます。

 また、本ファンドでは組成当初に予定していたケニア、南アフリカ、ナイジェリアの3カ国に加え、エジプト・アラブ共和国の4カ国を中心に出資・成長支援を行います。また出資金額も最大8000万円程度と上限金額の幅を広げ、より多くのニーズに応えられるようにすることにいたしました。

 当社が2030年に向けて今後10年かけて実行するビジョン「SAMURAI VISION 2030」※1の一つとして、アフリカに住む起業家・技術者の支援をすることを掲げており、本取組みもその一環として取り組んでまいります。今後も当社は、「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」というミッションのもと、アフリカのスタートアップエコシステム形成に貢献してまいります。

※1:2021年3月15日付発表 プレスリリース参照
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000014738.html

■出資者(五十音順、一部掲載※2)
本ファンドの出資者(以下「LP」)は以下の通りです。
株式会社オールアバウト
株式会社ギフティ
株式会社クロス・マーケティンググループ
株式会社サイバー・バズ
シュバイツェルインベストメント株式会社
株式会社セプテーニ・ホールディングス
豊田通商株式会社
ハヤテインベストメント株式会社
株式会社PR TIMES
ビスポーク株式会社
株式会社ファンコミュニケーションズ
株式会社ベガコーポレーション
株式会社VOYAGE GROUP
株式会社マイネットユナイテッド株式会社
天野 治夫 氏(HENNGE株式会社 取締役副社長)
遠藤 健治 氏(ピクスタ株式会社 取締役)
大塩 啓行 氏(株式会社サーバーワークス 取締役)
大前 創希 氏(DRONE FUND 共同創業者 / 代表パートナー)
小原 崇幹 氏(and factory株式会社 取締役会長)
汾陽 祥太 氏(HENNGE株式会社 執行役員)
木村 直人 氏(株式会社Hajimari 代表取締役)
田中 祐介 氏(個人投資家)
田畑 正吾 氏(個人投資家)
富岡 圭 氏(Sansan株式会社 取締役/共同創業者)
中村 岳 氏(株式会社レアジョブ 代表取締役社長)
野口 浩孝 氏(株式会社プレート 代表取締役)
hirossy(山本 博士)氏(株式会社スマレジ 代表取締役)
深川 和己 氏(株式会社フカガワ 代表取締役)
藤田 利之 氏(株式会社レアジョブ 取締役副社長)
間下 直晃 氏(株式会社ブイキューブ 代表取締役社長 CEO)
松尾 豊 氏(東京大学 教授)
都 賢治 氏(アルタスグループ 代表)
村上 臣 氏(個人投資家)
森田 仁基 氏(個人投資家)
山本 正喜 氏(Chatwork株式会社 代表取締役CEO)
李 成一 氏(株式会社エル・ティー・エス 取締役副社長)
和田 瑞樹 氏(個人投資家)

※2:個人名記載の投資家は、個人による出資だけでなく、資産管理会社等を通じた出資を含みます。

■LPのコメント(五十音順、一部掲載)
株式会社オールアバウト 加藤 寛人 氏
解決されるべき課題が多く、大きな成長可能性もあるアフリカは、日本からうかがい知れないことが多いため、このファンドを通じて市場動向や先進的なスタートアップの取組みを教えていただけるのは魅力の1つです。オールアバウトでは、ヘルスケア、マネー、キャリアが主な投資領域ですが、リープフロッグも含めて日本と異なるアプローチ方法やスピード感に学びがあります。これからの榊原さんとチームのチャレンジから目が離せません。

株式会社ギフティ 代表取締役 鈴木 達哉 氏
2025年には25億人の人口を抱え巨大市場に成長するといわれるアフリカ大陸において、域内のスタートアップとのネットワーク強化が、ギフティが展開するeギフトプラットフォームの拡大に資すると考え、出資を決定させていただきました。投資先となるベンチャー企業との将来的な事業提携等も見据えながら、サムライインキュベートとの密な連携を図ってまいります。

株式会社クロス・マーケティンググループ 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹 氏
中国・イスラエル、そしてアフリカと、ポテンシャルの高い地域にいち早く進出し、ファーストムーバーとして地位を確立してきたサムライインキュベートには、投資リターンのみならず現地のリアルな情報やインサイトにも期待しています。当社はグループ企業を通じて、欧米・アジア7か国に拠点を持ちグローバルに市場調査業務を手掛けています。本ファンドの参画を通じて、次の新興市場であるアフリカ市場をより深く理解し、先進的なスタートアップとの連携を見据えた協業機会なども探っていきたいと思います。

ハヤテインベストメント株式会社
榊原さんとは、13年前のサムライ創業時に、練馬の一軒家のコタツで一緒に未来の話をしましたね。その時から既に世界を見据え、課題解決にチャレンジする挑戦者たちを、常にハンズオンどころか、’ハンズイン’で支援していらっしゃいましたね。ハヤテはその姿に共感し、創業から、国内、イスラエル、そしてアフリカとご一緒させて頂きました。我々も’プレ・ポストIPO’を一気通貫した企業支援が出来るVCを設立しました。共に挑戦者を応援することで、Samurai Visionが実現できればこれほど嬉しいことはありません。

株式会社マイネット 取締役 小出 孝雄 氏
アフリカの中長期的な成長は「確定未来」と捉えています。アフリカスタートアップやサムライアフリカがその確定未来にベットし、確定未来への到達の過程にある社会課題の解決を行っていく姿から、当社も大きく学びを得たいと考えています。彼らがアフリカ、そして世界を変えていく事にワクワクすると同時に今回出資という形で間接的にでも関われる事を非常に嬉しく思います。

株式会社PR TIMES 取締役 三島 映拓 氏
一部でキャッシュレスなど飛躍的に普及する一方で未整備のインフラが残るなど、先進諸国とは異なる環境のアフリカで、どうやって新たなサービスの情報が伝わり、人々に受け入れられていくのか。そこには、経済発展だけでない、社会課題と情報流通に対する挑戦があります。現地で産業を創り雇用を生もうとするサムライインキュベートさんの思想に共感し、当社もアフリカで"行動者"が生まれ成長する瞬間に立ち会うため参画いたします。

天野 治夫 氏
2012年夏、Samurai Venture Summit in Bangkok/HCMC/Jakartaに参加させてもらったことで、それまで仕事で日本国外に出たことがなかった私の人生が、アジアや世界の仲間たちと共に大きく変化するきっかけを得ることができました。2021年春、季節は巡って、こんどはサムライインキュベートの仲間たちと一緒になって、アフリカ大陸から世界を大きく変化させるような花々に水や光を差し出す機会をいただきました。できるできないでなく、やるかやらないで世界を変えましょう!

大塩 啓行 氏
ダンスミュージック、砂漠、発展途上国、貧困・・・地理的にも心情的にも非常に遠くて接点がなさそうな国々。今回のお話を頂くまでどれだけ自分が無知で視野が狭かったかを思い知らされると同時に、アフリカ市場の無限の可能性に目を大きく見開かされました。遠い異国へ海を渡り、アフリカの未来創成へ挑戦するサムライインキュベートの今後の活躍を心から応援しています。

汾陽 祥太 氏
サムライインキュベートさんを通じてアフリカの国々、そして起業家の支援を行えることを嬉しく思います。

木村 直人 氏
個人的にアフリカの起業家支援にはずっと興味を持っており、今回サムライインキュベートさんを通じてそれが実現出来ることを本当に嬉しく思っています。Samurai Africa Fundが出資する起業家の方々が、世界をより良くしていってくれることを心から期待しています。

田中 祐介 氏
人口拡大、経済成長が見込まれるアフリカ大陸のベンチャー企業から新たなテクノロジーによるイノベーターが生まれてくること期待しております。米国や中国をはじめとする経済大国と異なる市場環境で、イノベーションのジレンマに陥ることなく、革新的かつ創造的なアフリカの起業家をサムライインキュベートのAfrica Fundを通じて支援させていただくことワクワクしております。

中村 岳 氏
私自身が6歳から2年間エジプトに住んでいたこともあり、サムライインキュベートさんのアフリカスタートアップ支援に共感し、これからのアフリカスタートアップの発展にとてもワクワクしています。

hirossy(山本 博士) 氏
本ファンドを通じて、世界中の社会課題がひとつでも多く解決されることを願っております。

藤田 利之 氏
フィリピン等新興国に関わってきて、様々な面でのポテンシャルの高さを見てきました。アフリカは、いきなり最先端の技術を活用でき、人口増加が予想される今、世界で最もポテンシャルが高い地域だと思っています。一方で、社会的な課題解決も必要な地域だと思っています。そんな地域での成長スタートアップの育成・支援にサムライアフリカを通じて間接的ながら関われることを嬉しく思っています。

間下 直晃 氏
まだ足を踏み入れたことのないアフリカ。経済発展のラストリゾートのアフリカ。そこに切り込んでいくサムライを通じて、その発展に少しでも寄与すると共に、多くの学びを得ることを楽しみにしています。

都 賢治 氏
長らく国内のスタートアップ企業の支援をさせていただいていますが、今回、海外の、しかも未知のアフリカのスタートアップ企業にサムライさんを通じて関わることができて、胸が高鳴るおもいです。これからも全力で応援させていただきます。

■本ファンドにおける出資・成長支援先(本日時点の投資契約締結完了企業 ※3)
・Eden Life Inc(ナイジェリア/ビジネスマン向け家事代行サービスを提供)
・EvolveMoney Inc.(ナイジェリア/金融商品のMarketplaceを展開)
・Shyft Power Solutions Inc.(ナイジェリア/複数電源の最適化ソリューションシステムを提供)
・株式会社FMG(タンザニア/アフリカで誰もが安心・安全に車のオーナーになれるサービスを提供)
・OnePort Inc.(ナイジェリア/デジタルフォワーディングプラットフォームを提供)
・Pricepally Inc.(ナイジェリア/グループ購入Eコマースサービスを提供)

※3: Samurai Africa Fund 1号投資事業組合における出資・成長支援先は除きます。

■アフリカ2号ファンド概要
名称:Samurai Africa Fund2号投資事業組合
投資対象国:ケニア共和国、南アフリカ共和国、ナイジェリア連邦共和国、エジプト・アラブ共和国の4カ国を中心とするアフリカ諸国
投資対象領域:金融・保険、物流、医療・ヘルスケア、小売・EC、エネルギー、農業、交通・モビリティ、エンターテインメント
投資ラウンド:プレシード~シリーズA
投資金額:1,000万円~8,000万円程度

■会社概要
社名:株式会社サムライインキュベート
住所:東京都港区六本木1-3-50
設立:2008年3月14日
代表:代表取締役 榊原 健太郎
URL:https://www.samurai-incubate.asia/

以上

PR TIMESプレスリリース詳細へ